男の情念?テイカカズラ
コンクリートの壁を隠すかのように一面のテイカカズラが垂れ下がって咲いている。大の字形の五弁花のなかに黄色くアクセントつけ雄しべ雌しべともに花の中にしまっている。
先に咲いていたスイカズラと共に、初夏の香りをただよわせている。ひとつひとつはそんなに強くないがやはりこれだけ集まれば数の力か。
テイカカズラは漢字で書くと定家蔓となり、小倉百人一首の作者で有名な藤原定家から取ったそうな。
そして、この名前の由来はやはり百人一首に名を連ねている式子内親王の墓に絡み付いていた蔓からつけられてと言う。つまり、好きな人に対する男の情念だと聞くと、私はあまり良い印象を持たない。
ただ平安末期から、鎌倉の変動の時代に生きた貴族であり、親子兄弟に分かれて相争う死闘を繰り広げた武士のうしろで、幾人もの公家が、皇族が権力闘争を繰り広げ栄枯盛衰を繰り返した中で、定家らがとった歌を詠み、恋をすることで、時流に巻き込まれないように穏便に流された貴族もいた。(私なりの想像で書いている)
ただ、時代に流されたとはいえ、鬱屈としたものを持っていたと見え、百人一首に選んだ歌人には彼の思い入れもあったと見え、時代に抹殺された宗徳院や順徳院、源実朝などを配し、歌の上手下手を越えて時の権力者の目に触れない小倉山荘の襖色紙で取り上げている。
そこで、定家が選んだ式子内親王の歌。
玉の緒よ 絶えなば絶えねながらえば
忍ぶることの よはりもぞする
おりしも、国民と意表法が成立し、このままで行くと憲法が変えられるか可能性がおおきくなってきた。今年の参院選の争点にすると与党が言っているが、詳しいことは他の懸案事項を含めて全て先送りにされている。
ただ、「新しいことはいいことだ」(実際は昭和初期をさしているらしいので復古調だが)、とばかりにムードの流されて、与党に多数議席を与えれば、消費税、教育関係など争点ぼかしにされている問題まで信任されたとして、暴走を始める可能性が強い友達内閣だけに気をつけねばならない。
時代の変革が迫っている中で、「政治のことなんかに興味がない」といってそっぽを向いていると、心配性と言われるかもしれないが徴兵制がしかれた美しい国になってから、思い入れの表現をしてみても、もはや遅い!
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今日の花。 左、栴檀(センダン)の花、”栴檀は双葉より芳し”はこの木ではないので匂いは薄い。右、レモンの花、蕾の色が淡い紫をして綺麗。
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