ひきどんは知らん顔
天候不順で予定変更の連続だった長野から帰った途端、むし暑い夏を思わせる天気が続いている。(最近あちこちの学校で体験田植えが流行っている。昔は否応なしに自分ちの手伝いをさせられたものだが、、)
この天気が逆だったら、と思うと、週末のどこかに雨女か雨男がいたに違いない。ひとこと文句を言いたい気分である。
しばらくぶり、という感じで普段の散歩道にもどったが、サンデー農家は律儀に働いたと見え、田んぼはどこも稲が植えられており、あぜ道には鴨がつがいで何羽も座っててくつろいでいる。
あぜ道で巣作りをしているわけじゃなし、いまが、抱卵の時期ではないのだろうか。人間に習って子育て放棄でもないだろうし、つがいでいる所を見ると体温で温めなくてもよい気候なんだろうか。疲れ安めにちょっとデートを楽しんでいるのかなど、いろいろな空想が頭の中をかけめぐる。
池のトンボも急速に数と種類を増やしていた。(写真、鮮やかな赤をみせびらかすナツアカネ)
ギンヤンマ、塩辛トンボ、コシアキトンボ、ナツアカネ、蝶トンボ、糸トンボ各種などが縄張り争いで、落ち着く暇も無く水面の上を飛び交っているため、カメラのフレームにはなかなか納まってくれない。
小さな池の縁に座り込んで、トンボの縄張り争いを気配を消して見ていると、すぐ傍にヒキガエルが戦争映画の兵士のように音もなく浮かび上がってきた。
普段から「ボーボー」と低い声で鳴いてはいるが、足音を察知すると鳴きやんで水底に潜ってしまうので波紋を見るのがせいぜいの生き物なのだが、、、
目が合ったので「ひきどんひきどん、きょうのご機嫌は?」と尋ねてみたが気づかぬ振りをしている。若いころ定年真近の人にこんな感じの人がいたのを思い出してしまった。(水底から池の長老、ひきどんが)
飛騨では、おおきな蛙のことを「どんびき」とか「どさい」と言っていた。子供の頃の話しになるが、釣り仕掛けの先に蝿などを縛りこれらの大型蛙の前でゆすって見せると、飛び上がって食いつき、竿の先にぶら下がって文字通り目を白黒させるのが面白くて、よくからかったものである。
またまた余談、「どさい」の腿肉は乾して食べると鶏肉に似ていて美味いものである。白川郷などではツト(藁束とでも言うか)に刺して軒下にぶら下げているのを見たことがあるから、以前はかなり食用になっていたと思う。
あちこち脱線してしまったが、天気の良いのも今日を限りになるらしい。いよいようっとうしい梅雨に入るとお天気ね~さんはのたわまっていた。
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コメント
もとび様
「ひくだ」ですか。
またなにかの機会にお知らせください。
久し振りに食べてみたいものです。最近ではわざわざ自分で捉まえてまで、、、という気にはなれませんので
投稿: オラケタル | 2007年6月20日 (水) 07時14分
たしか、「ひくだ」と言っていると思います。
ただ、ひくだ=ひきがえるでも使いますので、食用が実際ひくだかは定かではありません。
1度機会があったらきいておきます。
投稿: もとぴ | 2007年6月17日 (日) 19時56分
もとびさま。
そんな店がありましたか、一度寄ってみたいものです。といっても、最近飛騨に帰るのは松本回りが多くなりましたから、下呂はしばらく寄っていません。
中津川から舞台峠を越えて以前はよく通ったのですが、、、
ドサイ、(下呂ではどういいますか?)の足の腿肉だけですからわずかなものですが、皮を剥いで乾していますので一寸見には分かりせん。
雀の焼き鳥みたいに原形が分かりませんので、美味いですよ。
投稿: オラケタル | 2007年6月16日 (土) 16時38分
食用にして今も出しているお店が下呂にもあります。私は食べた事がないのですけど、やっぱり鶏肉と変わらないと聞いた事があります。知らずに食べるならまだしも判っていたら・・・食べれるかな?
投稿: もとぴ | 2007年6月16日 (土) 12時28分