マタタビも半化粧
今日は半夏生。昔は田植えが遅かったもののこの日までに植え終えておくと言う日だったそうで農家には重要な日のひとつだった。
また、植物にも半夏生と季節の名前を取ったものが二つあるが、葉がこの時期になると一部白くなる草花のほうが有名であり、そのまま名前にしたものと白くなった所を白粉を塗ったものに見立てて”半化粧”とも呼んでいるが、植物のほうに暦が合わせたという人もいてよく分からない。
よく分からないと言えば、この時期に何故白くなるのかも分からないそうだが、山でも丁度この時期に全然種類が違う”マタタビ”がやはり一部の葉が白くなってしまう。
”猫にマタタビ”と言われるようにライオンや虎など猫科の動物はこの蔓の匂いにはメロメロになってしまうのがよく知られているが、”マタタビ”の語源は歩き疲れた旅人がこの実を食べてまた歩き出せるように元気になった「又旅」からきているといわれている。
私も、この実はよく食べたものだが、今の時期白くなった葉を見つけて、目印に使った覚えがある。花も葉も写真のようにキウイによく似た花を咲かせているが、同じ仲間のキウイやサルナシは白くならないようだ。
先日は、アケビの小さいのを沢山見たし、今日の写真でもマタタビは沢山実をつけそうな感じがするので、山の生り物はかなり期待が出来そうだ。
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今日の花。左、車百合、途中の葉が一箇所から輪生状に開いている様子から車輪に見立てて名付けられた。他の草に負けそうでひ弱な感じ。右、山百合、こちらは背丈も高く、花びらの斑点が猛だけしいので、太陽越しに写してみた。何れも小田貫湿原で
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