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2007年7月27日 (金)

一筆啓上仕り候

Img_0051 梅雨明け宣言がようやく出された。朝からねっとりとした湿気を持つ暑さは山国育ちの私にはつらい季節の再来である。

生まれ育った飛騨は、”夏涼冬厳”の土地であり人は生まれて2~3年で汗線の大きさが決まり、その土地になじんだ身体になるときいたことがある。40歳間近で高温多湿の地に来た者にはこれからが忍び時となる。

10時すこしまえ、ゆっくりと麻機の山の農道を登ると、たちまち汗が全身から噴き出すのを感じる。上りきったところで蜜柑の消毒に来ていた人に「ここは、チョッとばかしだけんど風が上がってきていいね」といったら「木の間は風が通らないんでタマンナイッケヨ!」とのこと。

さらに少し行くと、木から伸びたクズの蔓に一羽のホオジロが「一筆啓上仕り候」といい声で鳴いていた。風に揺られて気持ちよさそうになく鳴くその声は、相当の声自慢か。「そういえば、暑中見舞いの出す時期になったんだ」と思いながら見上げると、カメラを構える自分にも声をひけらかすようにしてさらに囀りつづける。

写真を撮り終えて鳴き声に聞きほれていると、「もういいかい」とばかりに飛び去った。途端にまた熱波がじわっと上がってきた。

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昨日、須津川の帰りラジオを聴いていたら、小さな子どもたちが虫、草、動物などの疑問点を聞く番組をやっていた。聴いていると結構面白い質問もあったが、子供心にも回答者に気を使っているのか、大抵一回の回答で大人しく引き下がり、再質問はせず「ハイ分かりました、有難うございます」でしめくくっていた。

その中で、カラスの羽は何故黒いのか、という質問の回答に落ちているカラスの羽を透かしてみると決して黒くなく、茶色をしているというのがあり、人はカラスをただ黒い鳥と見ているが、カラスの目を通してみると青い色に見えるのではないか。という回答があり、これには質問した男の子どうように「ふう~ん、そうなんだ」と疑問をさしはさまずに素直に納得してしまった。

紋白蝶なども人間の目で見ると雄雌の区別がつかないが、紫外線を当てると色が全然違うと言うことを聞いたことがあるが、目の構造や色解力によって色が違ってくることはザラにあるようだ。

「事実はひとつでも真実はいくつもある」逆だったかもしれないがこんな言葉があった。そう、人柄もそうだが物事は見た目だけじゃないんだな。

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今日の花。左、唐楓(トウカエデ)みを鈴なりにつけて秋を待つ。右、木を多い尽くすかのように白い花を咲かせた櫨(ハゼ)の木につかまる揚羽蝶。

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