わしはサプリメントか
六年ぶりとかの月食も夕方からの厚い雲で見られないと思っていたが、八時過ぎ表を見たら、薄い雲の間から三日月形の月が出ていることに気がついた。ラッキーとばかりカメラで撮影したが,
何れもブレていて公開出きるものはなかった。
その昔、”草木も眠る丑満つ時”と言えば、今で言う午前二時ころを指し、街中の灯は消え人っ子一人いない夜の世界で、魔界の者の時間であった。( 霞に煙る静岡県庁付近。未(ヒツジ)刻にはもっと煙って、、、)
ところが、今では一晩中灯がともって人間の動かない時間がなくなって、魔物の出る余地はなくなった。かわって、この時期あまりの暑さに、我が家の近辺では午後に入ると、ほとんど街中にひとけがなく、草はしおれ”草木も眠る未(ヒツジ)満つ時”といい、魔物はこの時間に蠢きだしていると言ったほうが当たっているのではないかと思うほどになってしまった。
この暑さも、明日からは一段と下がると天気予報が言っているが、そうして欲しい反面、これで今年も、、、と思うとなんだか、、、ね~
昨夜は、世界陸上選手権大会の中継を見ていた。これを見ていて感じたのは、やはり、民放にこういう番組は向かないのかなということである。
その前にやった水泳でも感じたことだが、アナウンサーなどが大げさすぎることにある。1万メートルの決勝で周回遅れになったにも拘らず日本人選手が「16位になりましたまだまだいけるでしょう」とか、マラソンで後2kmになって、先頭を走っている選手が見えないのに大騒ぎをしているなど見ていられない。
視聴者よりマイクの前の人が興奮し喜んでいる。もっと視聴者が手に汗を握って応援できるような解説の仕方が出来ないものだろうか。
ただ、見ていて感心したのはハンマー投げのサークルから見た防護ネットのすき間の狭さ。よくあそこを通して鉄球を飛ばせるもの、とか、女子100m決勝のゴールした瞬間5人が一斉になだれ込んで写真判定でもなかなか結論が出ないほど実力伯仲の場面が見られたことなど、マイク前の人に関係なく映像だけで楽しめた。
,
天気予報は明日からしばらく雨が降りそうだというので、麻機の上の山を歩いてみた。やはりこの暑さで植物もおかしくなったと見えて、八重山吹やサフランモドキが狂い咲いていたうえ、ウラギンシジミが2羽(頭)つかず離れずついてくるので立ち止まってみると、そのうち足元にとまった、「はて、これも狂ったのかな」と思ったら、汗を吸いだした。
多分塩気にミネラルを感じたのだろうか「わしはサプリメントか?」
今日の狂い咲き。左、八重山吹 右サフランモドキ。何れも春に咲く花のはず
野葡萄が早くも色づきだしてきた青から白くなり、そして、濃い紫に艶まして来れば秋は深い
| 固定リンク
コメント