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2007年8月15日 (水)

敗戦の日に

Img_0179 山法師の実がいろん(熟す)で来た。

直径1,5cmほど、サッカーボールの縫い目のような模様をつけ赤黒い実は甘くて、子供のころの貴重なおやつであった。

いまのように実が熟して落ちても誰も手をつけないようなことはありえず、見つけしだい人に取られまいと食べてしまったものだった。

そして、そのころの名前は「イツキの実」と言っていたが、ひょっとするとごく近い仲間の水木(ミズキ)と混同して大人が教えてくれたのかもしれない。事実、水木とは花や葉がそっくりであるが、水木は黒い小さな実しか付けない。

そこで、じいじは懐かしく、またもったいなく思い、手の届くところにある実を小籠にいっぱいとってきたが、誰も1個以外手をつけるものがいない。

アケビのときもそうだったが種が面倒くさいのか、こんな味を楽しむものはいないようだ。じいじにしてみれば下手な菓子よりよっぽど美味いのだがな。

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62年前の今日もこんな風に暑い一日だったことを小さい子供心に憶えている。

谷あいの小さな集落でラジオを聞いたのだが、意外と騒ぎ立てる様子もなく、一様にホッとしてたような感じを大人に見たのは、どうしてだったのだろうか。

生活が疲弊しきっていたことも確かだが、「欲しがりません勝つまでは」の名のもと、あらゆるものが統制化におかれ、思っていることも”非国民”と言われないように口に出来なかったことに対する閉塞感もあったのではないだろうか。

戦後、「何から何までアメリカに売り渡して」と言った政治家がいたが、イラクやベトナムのように占領軍に対して抵抗運動が起きなかったのは、あまりにも戦争中の指導者が国民の意にそわない政治をしていたためとおもう。

その証拠に、A級戦犯が判決を受け処刑されたときにも、減刑運動などが起こったとは聞かなかったし、国民は平然としていたように感じた。(戦争責任を一部に押し付けて知らん顔をしたという意見も聞いた)

先日「A級戦犯は何を語ったか~」という番組で、天皇に戦犯容疑がかからないように努力したようだが、その人たちが靖国神社に合祀されたことに、天皇は不快感を示していたと側近のメモ帳などに見られる、ここにも何か深いわけがあったのではと推測される。

また、裁判を始めるに当たって「人道に対する罪」というものが作られ、それにのっとって裁かれた人もいたが、その伝で行くとアメリカの原爆投下も非戦闘員対称なので罰せられるべきではなかったかと思うし、いまのイラクを見てもアメリカが訴追されるような雰囲気ではない。つまり、裁判は公平ではないことに言いがかりをつける根拠を与えているのではないだろうか。(旧ユーゴやカンボジアではこれを元に裁判が、、、)

また、今日を「終戦の日」としているがはっきり言えば「敗戦の日」なのである。日本がボロボロになって無条件降伏した日なのである。変な言葉遊びで事実を覆い隠さず、戦争についてもっと真摯に向かってこなかったことが改憲などで混乱している原因なのではないかなど、いろいろと暑さボケの頭で妄想してみたが、

     如何!

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今日の蝶。左、ウラギンシジミ。羽根の裏が銀色?一色のしぶくて小粋な蝶。とまる時は大抵羽根を立てるので、派手な模様が見えにくい。右、ツマグロヒョウモンチョウの雄。この蝶はメスのほうが模様がしっかりときれいに見えるのだが、、、、豹柄の生地は高いいんだよ、って

Img_0183 Img_0189

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コメント

ナベショー様

そうですか。食べたことありませんでしたか。
私たちの小さいころは、秋はこの実から始まって、コクボウ(サルナシ)草葡萄、山梨(煮なければ食べられなかった)あけび、マタタビ、山葡萄と次から次へと採って歩いたものです。

投稿: オラケタル | 2007年8月16日 (木) 07時26分

ヤマボウシの実、、、食べられるのですね。
食したことありませんでした。
どんな味がするのでしょうか?

投稿: ナベショー | 2007年8月15日 (水) 23時16分

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