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2007年9月 6日 (木)

草ぼうぼうのアヤメ平

Img_0174 台風前触れの雨と風が激しくなり、歩くこともままならないので昨日の続きを書くことにする。(写真はアヤメ平の一角)

裸山を通らないコースでアヤメ平つくと一面草ぼうぼうの空き地と化していた。以前ここに来た時は、背丈の低い草原であったが今では草の中にかろうじてロープで歩く道が記されている状態である。アヤメも今では数がすくなりどうしようかと検討されているようだが、自然に任せるのであれば消え去り、元の原生林に帰るだけだし、手入れをすればただの観光地になる。山伏岳のヤナギラン同様、これから難しい選択が待っている。

アヤメ平をぐるッと一周するとどうした弾みか空が明るくなってきた。しめた、「これはひょっとしたら、、、」という期待もむなしくまた雲が厚くなる。

しばらく時間をつぶした後、元の道にとって帰し、裸山に向かってだらだらと登ると、裸山下の空き地に出る。この場所は、木の切り株は見当たらないものの、多分木を伐採する時にでも作られた場所のように見える。

現在は、ロープを張り立ち入り禁止にした場所に松虫草や母子蓬、矢車草などを中心にしたお花畑になっている。すぐ上に土むき出しの頂上があるのでここで今日初めての休憩をし、昼御飯にした。

霧に隠れて展望はないが食事を含めて約三十分、座っていると突然夕立のような雨。「それ来たッ」てんで合羽を出し下山の支度をする。

ふたたび、櫛形山頂にむかって急ぎ足で戻る。山頂からのくだりで小止みになったが、本当に今日の山行きは展墓もなく雨に追い立てられ、急ぎ足の連続だったので、きっと見落とした花もあったに違いないし、雨水を気にするあまり良い写真が取れなくて残念だった。

ちなみに、櫛形山で写した写真を、右に「櫛形山 九月として掲載してみた。

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今日の花。左、満開のカニコウモリ、小さな花だが大きくしてみると全てが揃った花である。右、フシグロセンノウ、どこ見ても同じ色合いの赤というのもチョット不気味で面白い。何処に咲いてても目立つ花

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コメント

高凛さまもそうですか。
あまり人出が多いと聞いただけで気が萎えてしまいます。ことに小母さんの集団にでも行きあったら最悪。(これもセクハラになりますか?)
自生の植物。本文にも書きましたが、なぜ、あそこだけに木がないのかから考えると、アヤメの消滅も仕方ないことかと思います。
しかし、観光の地元としてはそうは行かないのでしょうね。

投稿: オラケタル | 2007年9月12日 (水) 22時27分

櫛形山は混んでるアヤメの時季を外し、良く出かける山ですが、今年はアヤメは全くダメで恒例のアヤメ祭りも中止と聞きました。
昨年も裸山は、ハンゴンソウの増殖でヤナギラン、マツムシソウが大分痩せて元気がありませんでした。
温暖化による生態系の変化、シカの食害等々言われ、新聞によると「アヤメの保護」に取り組むとの事です。でも、自然の摂理としたら、無理に保護する必要もないのではなてかなと思います。また、どこかに歪がでてくること必定です。自然淘汰されるものはされる、また、新しい命の育みガあるのではないかとも思うこの頃です。

投稿: 高凛 | 2007年9月11日 (火) 19時50分

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