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2007年9月 1日 (土)

文明とは

Img_0037 藪枯らしが目立ってきた。繁殖力の強さから見る見るうちに木も草も包み込んで下の植物を枯らしてしまうことから付けられた名前というが、下の草もそんなことにめげずしぶとく生きている。

そのくらいでなきゃ雑草稼業やってられない。

この名前を聞くと、昔読んだ山本周五郎の時代短編小説「やぶからし」を思い出す。生まれついての放蕩がやまず勘当されされ、自らを「やぶからし」と自嘲する前夫の下に幸せな家庭を捨てていく女心、、、、

花の部分を大きくしてみると、丁度学校で習った化学の亀の甲のように枝分かれした先に小さな花がひとつひとつと咲いている。

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子供の頃の話。「アメリカさんは不器用やで、鉛筆もよう削れんのやって」「フーン、そしたらどうやって鉛筆削るんやろう」

こんな話をしていたころ、どの子どもたちも”肥後の守」という二つ折りの小さなナイフを持っていた。先日、関市のカミソリ会社の博物館に行ったとき見た”肥後の守”はこんなに小さかったかなとと思うほどチャチだった。

これで、鉛筆を削る以外に竹とんぼを作ったり、杉鉄砲を作ったりするため、学生服のポケットにいつも入れていたが、なんの問題も起きたとは聞いたことがなかった。

家に帰れば、のこぎりで薪を切って、ヨウキ(大きな斧)で薪を割り、草刈には鎌を持たされ、半人前でも貴重な労働力として働かされ、結果的に、機械化された国のアメリカさんよりは身体を動かした分だけ器用だった。

それから50年余、危ないからとて刃物を持たせられなかった子どもは背が高く小顔になって、アメリカさんの体形に似てきたうえ、鉛筆削りは勿論、釘打ちや鋸を使えなくなった大工やシャベルも使えない土方までつくりだし、胴長短足の我々が前昔笑ったアメリカさん並みになってしまった。文明とは、機械がなくなったら自活できなくない人間を作り出すことを言うのか。

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今日の花。左、マメアサガオと右、ホシアサガオ、よく似ているので判別しにくいが、マメアサガオは花柄に突起があり白から薄紫が多い。ホシアサガオは紫色の花ををしているという。

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