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2007年9月 5日 (水)

雨の櫛形山(2,052m)

Img_0235  甲府盆地の西側に鍋蓋のような山がどしんと居座っている。名前を櫛形山というが和櫛の背中(?)に見立ててつけた名前だと言うのがすぐ分かる。

富士山は勿論だが、この山をランドマークにすると甲府盆地では迷うことがない。台風が近づいてきたと言うので、山道が荒れる前に、夏の花が吹っ飛ぶ前に、その山に登ろうと思っていた。

昨日はよい天気で、静岡からでも一日中富士山が見えるほど天気が良かったが、用事があって出かけられず地団駄を踏んで過し、今朝早く富士山が見えるのを見澄まして櫛形町(今では南アルプス市という)に向かった。

しかし、富士山が見えたのは県境まで、地元の天気予報は、午後からかなりの雨が降るという。それでは、その前に登って来ようと自動車を一番高い駐車場、池の茶屋にもっていくことにした。

この駐車場は、アヤメの咲く時期は人で人で大変な賑わいを呈するというので人嫌いの私としては聞いただけできたくない気分になる。やはり山は静かに登りたいものだ。

Img_0116_2 池の茶屋林道を登り、駐車場に入れた時には霧雨まがいの水滴が落ちており、工事用の車が二台駐車しているだけだった。合羽を着るほどでもなしと登りだすと、丸葉岳蕗と更科ショウマを中心にして唐松林のなかで花を咲かせていた。

雨が大降りになる前に、せめて櫛形山頂上をピストンしたいと行ききらせながらの登りはあまり花を観賞するどころではない。それでも、タムラソウやバイケイソウを横目で見ながら、頂上へは50分足らずで到着。

曇り空ながら、私の熱気に押されてか雨はまだ降らない。それじゃ~、と嵩にかかってアヤメ平まで言ってみようと言う気になって歩き出す。

櫛形山山頂周辺はほとんど手が入っていないため原生林が多く、ツガの木や岳カンバの古木が異様な形で残っており、一本一本に趣のある木が沢山ある。

Img_0155 また、霧の発生が多いためサルオガセをまといつけた木などを眺めながら高低差の少ない山道を平地の散歩程度の早足で進む。

幹周り10m近いと思われる唐松の古木のところで、まずはアヤメ平へと向かうことにした。

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今日の花。

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