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2007年10月 5日 (金)

5球スーパーで

P1010091 久し振りに秋らしい天気になったが、夕方には一面の厚い雲の下夕焼けを見ることが出来なかった。秋に三日の晴れ間なしとは言うがあまりのも根性なしである。そして今日も、秋の夜長を思い出に浸ることとする。

私が育った鉱山の社宅は、いわゆるハモニカ長屋といわれるものだった。戦前の九尺二間の長屋はさすがになくなっていたが、それでも、八畳六畳の二間が最高で、風呂と便所は共同、流し(台所)は各家ごとに割り当ててあるものの共同であった。(写真、採鉱中止で荒れはてた社宅)

こうした中で、娯楽と言えば映画と演芸。戦後復帰の原動力として鉱山は景気がよかったので、周2回の映画と美空ひばり以外の芸能人がかなり来ていた。

しかし、秋から冬の夜は長く、一番の楽しみは当時全盛だった”5球スーパー”から流れてくる歌と落語、浪花節などを聞くこと。

”5球スーパー”と言っても今では何のこと?と言われるのが落ちだろうけど、真空管を5つも使った高級ラジオであった。ここから流れる落語や浪花節は最高だった。

耳で聞いて、場面を空想する楽しみ、巧みな話術でその世界に引き込んでくれる。先日、ご当地の新聞に「本を読むのは音読か黙読か」なんてのをやっていたが、私は、ラジオ同様、黙読し空想の世界に入っていくほうが好きだ。

先日も、浅草演芸場で落語を聞いたが、演者の質もあったかもしれないが、手振りや顔つきが気になって、目を瞑って聞いていたが、このほうがよほど臨場感があったのを憶えている。

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とつこつしている間に、長野の義弟から稲刈りの手伝い要請があった。「猫の手」程度しかならないけど、毎年100㌔ほども貰っているので明日出かけることにした。

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