鹿が教えた湯治場
そのむかし、鹿が教えた湯、つまり、鹿教湯温泉は傷に良い湯治場として世に知られている。
昨夜来の満月は煌煌として西の山に沈んで夜が明ける。朝早くから温泉街を散歩する。幾分寂れた感じは最近どこにでも見られる現象、観光客が少なくなったのか、大資本が客を吸引して小さな旅館が廃業していくのか、、、、
ここも朝市をやっているそうだが、私の自動車は米とリンゴなどで満杯、若干の余裕もなくなっているのでよらないことにした。
(鹿教湯温泉のシンボルマーク五台橋)川沿いに名所があるとのことで、町外れにあるつり橋、”紅葉橋”を渡り、右岸の遊歩道を下って鹿の化身だったと言われる文殊様をまつったお堂から屋根の付いた橋”五台橋”を渡って帰った。
(林の間にひっそりと立つ薬師堂)帰ってから、野天風呂に首まで沈み込む。この時季のため仕様がないかもしれないが、周りの木々からの落ち葉が沈み込んでいる。それを掻き揚げ尻を据える。
最近珍しいタイプなのか、ここは混浴になっていて女性が入っていた。そして、一部目隠しが切り取られているので道路から覗き見しようと思えば見られないことも無い。他にも五台橋の傍の風呂も同様であった所を見ると、これもこの温泉の特色なんだろうか。
さて、走行距離も500kmを越え、燃料も少し少なくなってきたのでどこかで追加しようと思っていた矢先。田舎道の小さなスタンドに「ガソリン143円」と書いた段ボールを見つけた。
「わぁ 今どきにしては安い」裏手にいた主人を確かめて満タンにしてもらった。出かけるとき静岡では151円という看板さえ見た。それが、山梨に入ると147円が普通になり長野で143円とくると何かおかしい気がする。
同じ原価なら、製油所や港から遠い内陸部のほうが高く、静岡が安くてもいいはずなのに、、、、、どういう仕組みになっているのだろう。
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今日の花。雪をかぶった一位の木。赤い実が映えてクリスマスツリーのよう。紅葉も大木の下の部分が霜や雪を逃れていまを盛りに映えている。
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