今朝はマイナス7℃、と
考えてみれば昨日は”勤労感謝の日”だった。長い間健康で働かせてもらったおかげで年金生活を送ることが出来るのに、つい仕事もせず、新聞もテレビもろくに見ていないので忘れて過ごしている。
もっとも、最近の祝日を世間では単なる休みとしか見ていない風潮があり、祝日の意義を強調しない風潮があり、それに乗っかってしまった。と言い訳しようか、、、、
さて、岐阜県平湯温泉の標高は1,300m前後。昨夜の月明かりを見て「冷え込むぞ」と予想をしていたが、思ったほどではなかった。
気温は、マイナス4℃、自動車は一面真っ白けは当然のことだが、風もなく放射冷却がきつければもっと下がっていることと思っていたので、、、
朝日が笠が岳に反射して赤くなるのではないかと思い、夜も明けきれないうちに宿を出て撮影スポットに出かけてみた。六時半過ぎようやく日が差し出す前まで時間の長いこと。耳まで帽子のひさしを下げて待った。
撮影の後、平湯大滝に行こうかとも思ったが、食事が七時半では行って来られない。仕方なく戻り朝風呂に冷えた身体を入れたが、しばらくは湯が熱すぎて身体を動かせなかった。
宿の支払いを済ませて、凍みも解けかけたと判断し、長野に向けて昨日と同じ車列をつくり安房トンネル~松本市~三才山~立科町へと路面氷結に注意しながら二時間半。知り合いのりんご園に到着する。
「今朝の気温はマイナス7℃だったよ」とりんご園の奥さんは言う。標高は平湯よりかなり低いのに浅間から菅平にかけての吹きおろし風がきつかったのだろう。我々のため小さいながらリンゴをつけた木を一本だけ残しておいてくれたが、リンゴが氷ってしまわないように管理が大変だったことが言外に分かった。
リンゴは”ふじ”収穫が一番遅いが、現在の所一番味も良く作られている種類である。今年は夏前の雹にやられて傷物が多かったが、その後の好天で蜜の入りも良く味はよかった。
そのため、商品にはなりにくい”はぶき”と言われる、安いほうをそれぞれに20kg~50kgをわけて貰い。贈答用といわれるものをそれぞれに買い込み宅急便で送るなどしたうえ、さらに大根白菜などの農産物で尻の重くなった自動車を鹿教湯温泉に向かわせた。
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今日の花。雪をかぶった小菊と薔薇。赤と白の取り合わせが際立っている菊。温暖化という言葉につい騙されて花をつけたところで不意打ちを食らった感じの薔薇、予想外の展開に戸惑っているように見える。
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