山に来た 里に来た 野にも来た
最近着込んでいた上着もはずして農道を歩けば、シジミチョウがあちこちで飛び回り、沼の中では杭に掴まっている鵜に監視を任せてカルガモやマガモが眠りこけている。
静岡市街地の北部、子ども病院がある一帯を漆山という、この後ろの山がいま紅葉の盛りである。
高さはせいぜい150m程度の低い山であるが、道が荒れていて登る所がない。今日もすこし登りかけてみたものの、栴檀草の種がズボンにくっつき毛が生えた状態になったので慌てて降りてきた。
この山の赤い色の葉は近寄って見ていないのではっきりしないが、昨日反対側を登ってみた限りでは櫨の木がほとんどだった所から、こちら側もそのように見える。
漆山とは、昔、漆の木を植えていたから名づけられた所が多いが、ここはどうなんだろう。漆の木の葉はくるみの木の葉に良く似ていて、櫨の木の葉よりひと回り大きく、産毛がついているような感じを除けばよく似ているので間違えたのかもしれない。
一方、目を下に向けると草むらの中の野苺なども赤くいる付いてきた。
まさに、紅葉が山に来た 里に来た 野にも来た。となる晩秋。
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