美味い物は教えるな
東南の空が真っ赤に焼けはじめているなか、明けの明星がたった一つ居残って輝いている。今日も良い天気になるだろう。
「朝は朝星 夜は夜星」とは昔の百姓の野良仕事を表した表現であるが、この朝星 夜星は天空高く輝く明星(金星)を指しての事。先祖代々百姓の血が流れているのか、就職した会社が何れも朝早かったためか夜が明けると起きだしてしまう。
今日の散歩は津金寺。信濃の談義所といわれる天台宗の古刹は、義弟の家から約2kmほどの所にあるが、朝の散歩には丁度良い距離にある。
いまに時季、花は絶え 紅葉は散って枯れ葉となっているが、空気は澄み遠目が利く。 浅間山はすっきりとしていないが其処此処の田んぼからは朝もやと見間違えるような煙が舞い上がり、のどかな田園風景をかもし出している。
途中の高台に上がって日の出を眺めた後津金寺の境内を一巡りし岐路に着く。此処からの帰りで楽しみにしているのは、近所の高校生との挨拶。
田舎では、往々にして朝の挨拶をしてくれる子どもがいるが、生意気盛りでシャイな高校生が「おはようございます」なんて挨拶はない。それも男の子までというのは、、、。
親や近所のしつけか、学校の指導か、、、いやいや、生徒の心根とと思おう。
朝の食事の後、近所の林檎農家に行って、前に頼んでおいた林檎を分けてもらった。この家の林檎は先々週、私が兄弟を連れて来たときに、私自身も60kgほど購入したが、全て頼まれ物。帰ってから私の口に入ったものはそのうち五個ほどしかなかった。
品種は「ふじ」というものだが蜜が良く入っていて評判がよく、頼まれ仕事をしなくてはならない。そのため我が家だけに通じる格言「美味い物は 人に教えるな」と、、、
今回も90kg購入、ワゴン車の後部は林檎で一杯。今日で、この農家の林檎はほぼ完売とにこと。
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