芹栄えて
今日は”小寒”。言葉どおり霜も降りたが日が差し出すと、ポカポカと暖かい一日になった。
天気予報では、桜の咲くころの気候と言っていたが、遠くに霞む富士はいつもの富士と違って優しく見えた。
正月に小遣いを使い果たし、なけなしの年金をと出かけてみると、私ばかりでないようで長い行列が自動支払機の前に出来ていた。
それを見て、我慢しきれないじいじは「また明日」とばかりにかえって来たが、腹が膨れているように貯金通帳も数字が膨れてくれるといいのだが、何時見てもダイエット中。
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24節季の小寒のほかに今日は 七十二候では”芹栄う”だとある、明日は七草粥。芹はその材料のひとつなので少しばかり採りに行く。今の時代七草もすべて栽培されスーパーにまとめて売ってあるが、自然のものでは芹ぐらいしか摘むものが無い。
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ」なんて情景は遠い昔のことになった。
そんなことを思いながら、歩いていたらあれほど用心深い青鷺が道端にゆったりと佇んでいる。別に怪我をした様子もないし、、、
間近で見る青鷺は、さながら蓑をつけた風格の有る老人といった雰囲気、眼光はするどく、あごひげの立派さ、背筋をまげて前を見据えて微動だにしない。
ひょっとして、御節料理の食べすぎで動くのも嫌といった状況なのか、、、、そうッと近よって記念写真を写させてもらった。
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今日の花。左、大犬ふぐり、小さな花ながら色合いのよさは園芸品種の花に負けない。 右、烏のえんどう、柔らかそうな蔓にマメ科の花山羊など草食動物が見たらよだれをたらすに違いない。
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コメント
慶さん
この青鷺、なぜか人を恐れるような雰囲気が無くていろいろポーズをとってくれたので何枚も写させて貰いました。
また、財布の中身の軽いこと、このくらいで正月を、、、と思っていたのにどこかへ吹っ飛んでいきました。
投稿: オラケタル | 2008年1月 7日 (月) 22時17分
本当!青鷺は仙人のような風格がありますね。ポーズも決まっています。オオイヌノフグリもカラスノエンドウももう咲いていましたか!慶ははこべは見つけました。
通帳の中は…。貧血状態です…。
投稿: 慶 | 2008年1月 6日 (日) 22時49分