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2008年1月12日 (土)

寒中の雨

Img_0112 昨夕から細かい雨が降り続いている。雲とも霧とも付かぬものが低く垂れ込めている。

”寒中の雨”正月用の花にされなかった蔓梅もどきも雨に打たれて少しは精気を取り戻すのだろうか。

寒中の雨は、寒い筈の飛騨でも良く降った。寒いさなかに突然南風が吹き込んで雨になるらしいが、けっして歓迎されるべきものではなかった。

雪の上に雨が降ると、濡れた雪がしまりその上に新雪でも積もろうものなら、その雪は泡(アワ)になって斜面を駆け下り平地にまで被害を及ぼす。

泡とは、表層雪崩のことを言い、先日、槍ヶ岳の槍平で遭難したのもこれであったようだ。

今日の雨はあちらのほうではどうなったかまだ分からないが、午後になって箱根も雪が降って車が動かないので約束をキャンセルして欲しいと連絡が入った。

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今週、NHKのBS放「奇跡の映像 よみがえる百年前の世界」という番組を見ていた。第一次大戦前後の状況を当時の大富豪アルベールカーンという人がカメラマンに撮影させていた記録を八回にわたって放送するものであるが、そのうちの七回を見た。

このなかで、驚いたのはすでにこの時期にカラー撮影をしていたことである。私が始めてカラーの映画を見たのは昭和26年くらいだったと思うし、自分がカラーフイルムを使ったのは昭和36年くらいだったと思う。

その映像からは、やっと百年前のヨーロッパでは、いまのように何処に行ってもネクタイとスーツと服装でなく、地域ごとに多様な民族衣装をまとい言語も方言以上にさまざまであったことなどが分かり、これが、戦争というものによってまとめられていく過程が写されていた。

次に、第一次世界大戦でフランスがドイツの侵攻に対抗するためフランス西部に塹壕を延々と掘ってこう着状態になった状況はレマルクの有名な小説「西部戦線異状なし」を反対側から写したもので、いくらかは知っていたつもりだったが、やはり映像は違うなぁという感じを持った。

もうひとつ、いま、中東で宗教間の対立が起こっているが、その遠因は大戦が終わった後イギリスとフランスが地図の上に線引きをしてシオニストやマロン派といわれる人に肩入れしたことにあるなど、、、、非常に面白く見せてもらった。

次回は、東洋が主題になるそうで見逃すわけにはいかないといまから手ぐすねを引いている。

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今日の花。左、田枯らし(タガラシ)田んぼでは厄介者扱いにされている草。 右、柾木(マサキ)赤いものの少ない季節に目立つ所から正月飾りに使われる。上のおおとともにニシキギ科に属する。

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