チョッキンチョッキン
蟹が店だし 床屋でござる
チョッキンチョッキンチョッキンな
北原白秋の作詞になる”あわて床屋”の出だしであるが、兎の耳を切り落とした蟹はあまり腕の良い床屋ではなかったようだ。いや、ど素人だったかもしれない。
写真は、30数年前、アンデスの4,000m近い高地で鉱石探しのボーリングしていたころの私である。
人里はなれた山奥では、近くに床屋なんてしゃれたものはない。しかし、髪の毛は伸びる。そこで”にわか床屋”の出番となる。
机の片隅から紙きり鋏を持ち出して、切れ味の良いのを選んで使う。その当時、日本では長髪が流行っていた。しかし、その限界も超えるとお互いに散髪しあったものだが、何せ紙を何度も切ったりして切れ味が悪く、挟み込むこと数知れず、そのたびに涙が出るほどの痛みが伴う。
何回か経験したあとに分かったことは、切りすぎるなどの失敗した時はそのままにしておくのが一番だということであった。
切りすぎた髪の周りを目立たなくしようと手を入れると、ますます被害が大きくなり、傍目からも髪型がでこぼこが分かるくらいならまだ良いほうで、髪の下だけ日焼けしていない頭の地肌の白さが目立ってくると、男所帯でも恥ずかしくて四六時中帽子が離せなくなったことさえあった。
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イージス艦”あたご”の航海長がその日の朝に、ヘリコプターを使い、偽って大臣に呼びつけられていたという。その席には他に偉い人4人が居たというが、これはどういうことだろうか。
偽ってまで連れだしたということは、事後対策、情報隠し 隠滅を図ったと見られても仕様のないことだろう。
大臣の責任は重い。隠そうとすると、さらに影響が大きくなるのは何も髪の毛ばかりではない。それとも国家機密に名を借りて隠滅しようとしているのだろうか。
早めにチョッキンと切りたかったか。
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今日の花。左、姫踊子草、髪に簪をあしらって花を付け出したが、まだ祭りには早いようで”そろうたそろうた 踊子がそろうた”とまでは行かない。右、西洋からし菜、種は辛子の原料になる野菜だが、蜜蜂の養蜂家が種を撒いたそうで、巴川近辺には、今では雑草並みの強さで繁殖している。
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