恋は盲目
「風が吹けば桶屋がもうかる」という話がある。
風が吹くと目に塵が入って盲人が増える。盲人が増えると三味線が売れる。三味線が売れれば皮になる猫が減る。猫が減れば鼠が増える。鼠が増えれば桶がかじられ、桶がなくなるので桶屋が繁盛する。という筋書きであり、荒唐無稽の話として残っているが、現在の世の中その荒唐無稽が起きている。
地球温暖化に始まって、バイオ燃料が必要となり、そのため穀物や飼料が減り、肉やパンなど食品が高騰し、と、、、下司の勘繰りでは何でもかんでも地球温暖化にかこつけているような気がしないでもない。
そして、その先どうなっていくのか、何処に飛び火するのかあんまり想像したくない。
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麻機沼北側の駐車場にある欅の木を中心にしたテリトリーを持つ百舌、このごろ彼女も得てその表情も穏やかになった。
そして、恋に熱中しているためか、人にたいする警戒心が薄れているようで、今日も手を伸ばせば届くくらいの距離まで私を近づけさせる。
一方、田んぼのケリはとみに縄張り意識を持ち出したようで、お役所の人同様、縄張りを守るために人間にもけたたましい警戒音を発するようになってきた。
いよいよ、春の足音が聞こえだしたが、沼の小白鳥は北帰行がまだなのか、中ほどで昼寝を決め込み、風に流され漂っている。
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