下見の安倍城址(435m)
霜で白くなった茶畑を横目で見ながら、この道で間違いないのだろうかと心配しながらすれ違いの出来ない狭い道に車を走らせた。
まもなく、案内の通りの駐車場らしきものがあり停車し様子を見る。どうやら目的の駐車場らしい。
今日は、昨年聞いたチャボホトトギスが咲くという安倍城址の登山道の確認を兼ねて登ってみようとやってきた。
荒らされるのが心配だと言う"hana"さんとの約束もあり登り口は書かないことにするが、登り道は意外と整備されしっかりとした道がついている。
「 結構利用している人がいるのだなぁ」と思いながら、しばらく上がると”花冥加”(ハナミョウガ)の赤い実が道の両側あちこちに見られるなか、ちょっと違った色が有ったのでよく見ると”蔓竜胆”の実があるではないか。
「おや、何で今頃まで?」といぶかってみたが林の中なので、霜にも鳥の目からも逃げられたのらしい。
そのうち、”白式部”や”野いちご”まで出てきた。「冬の山でこんなに見られるとは思わんかった」というのが感想。
尾根筋を登ったり下ったりということのないこのコース、案外早く頂上に到着してしまった。
何度かこの山頂に来た時、目にはしていた合流地点だったが、いままでは林業用の作業道としてしか見ていなかったので、意外な気がした。
山頂からの景色は、富士山から南東方向しか見えないが、晴れ渡った冬空は遠望が利き、眼下の静岡市内は、向かい城の賎機山を見下ろして一望に出来る。
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休憩の後、駐車場に戻ったのは登りだしてから二時間余のこと、あまり早すぎたので、洞慶院の梅園に立ち寄って見たが、日陰のせいかこちらの梅はまだ「つぼみ膨らむ」程度で咲いていたのは蝋梅のみ。
時期で契約でもしたのか、三軒ほど屋台を出していたが開店休業状態、3日の節分はちょっと無理かな。
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