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2008年3月21日 (金)

介護される心得

Img_0087 雪柳が今を盛りと咲いている。細い枝にびっしりと小さい花をつけている。

P1010075 少しはなれてみると、名前の通り雪をかぶったように見え、その小さい花に小さい虫がいくつも集まっている。

昨日から今朝に掛けて冷たくて強い風が吹き込んで、長野では白樺湖に到る道路に雪が積もり、前日に脱いだスタッドレスタイヤをまた履きなおした。と電話があった。

そういえば、「自分はまだ履いているよ」って言ったら笑われたので今日はタイヤ交換をした。気持ちのどこかで履き潰そうかとも思って履いていたのだが、いかんせん音が大きくて気が引けていたこともあったので、、、、。

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十七日だったと思うが、NHKを十一時ころ入れたら、上野千鶴子という人がでていて、「おひとり様の老後」というのをやっていた。

そのなかで、”介護される側の心得10ヶ条”というのをやっていた。今までは自分が介護される側になるというのは考えたことも無かったので、一寸興味を持って途中からだったが見ていると、やはり日本人の基本精神にある情緒にいきつくのかなあという気がした。

長くなるので端折るが、印象に残った言葉の中に「大変でしょうから一緒に住みませんか」という誘いは悪魔のささやきであるという。始めのうちこそニコニコ笑って過ごせるが、寝たきり介護などによるトラブルは後を絶たない。

介護を受けるようになると、自分のような役立たずにもったいないとか、申し訳ないという感情が先にたってしまい、「自分は介護を受ける権利がある」と主張することに日本人は馴れていない。

そして、10か条の中に、

○ 何が気持ちよくて、何が良くないとはっきり言う。

○ 「はい、ア~ンして」など子ども扱いを拒否する。

○ 介護してくれる人に、過剰な期待と異存はしないこと。

○ 正規な料金で決済し、チップや物をあげない。

○ ユーモアと感謝を忘れない。などがあった。

看護士をしている娘が以前、子育ての合間に出来る仕事として、訪問介護をしていたが、その時、断るんだけど物をくれたがる人がいて傷つけずに断るのが大変だった。と言っていたことがあった。

なるほど、日本人の感覚からすると、他人に介護されるという経験は今までなかったことである。他人に家の中を見られると言うことに対する不安と恥かしいところを見せたくないなど、、。

義理や人情の世界から言うとただお金だけというのも居心地が悪い。よく、「お前はクールだからな」と言われた自分でもそう思うのだから、今の老人たちには介護をするのも地獄かもしれないが、されるのも地獄ではないだろうか。

しかし、そろそろこんなことも考えなきゃならん年頃になってきたが、今までは「いいお爺ちゃん」「可愛いおじいちゃん」を演じないと、抓られたり、苛められたりするのではないかと思っていた。自分は性格が”意地悪爺さん”的な所があり、これを直すのは大変であり、困ったなと思っていたが、もう少し研究の余地がありそうだ。

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今日の花。左、詰草、物を梱包する際、すき間を埋めるために使われたと言うことからつけられた名前、味も素っ気もなし。右、しだれ柳の新芽。柳青める日、、という歌があったけ、、、そういえば、今日は初ツバメも見参。

P1010064 P1010066

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コメント

プライドで生きる。
確かいますね、先祖がどんなに偉くても、その人が偉いかどうか、、、そこに気がつかない人が。

私も静岡に来て、そんな人に会ったことがありました。明日(24日)のブログに早速使わせてもらいましょう。

投稿: オラケタル | 2008年3月23日 (日) 21時48分

介護する、介護されるってとっても難しいですね。今慶の伯母に当たる人に昔かたぎの人がいて、プライドが高いので、もう自分では食事も作れないのに、甘えること(?)というか「作って」といえずにもちろん、片付けもできず家の中がすごいことになっている人がいるんです。お風呂もたぶん入ってないから当然匂いもすごいのですが離れにこもったまま、息子に言わせると「プライド」だけで生きているそうです。糖尿で目も見えなくなっているのに、どうしても「下からもらった嫁」の世話になりたくない。ましてや「他人なんて」ということなんだとか。それこそ慶の母親もいじめられた相手なんですけど、そんな人なので友達もいないんですね。
介護だけでなく、何かしてもらうことに普通にありがとうという気持ちが持てないと自分が不幸ですね。もう、慶の同級生で脳梗塞で半身不随の人もいるんですけど、その人が始め寝たきりのときも前と全く変わらず、息子に着替えさせてもらう時も「ほら、それじゃだめよ。こうやって」とちゃんと言い、やってもらうと普通に「ありがとう。気持ちよくなったよ」と、言っていたんですけど、その姿に同級生にもその息子さんにも感動しました。普通に息子を叱ったりするんですよ。後日よくそんな風に普通にできたね?と聞くと、「だってあかんぼの時は何でもしてもらって当たり前でしょ。誰だってできないときはやってもらって当たり前だよ。やってもらったら素直にアリガト!それでいいんだよ」って言ったました。今?左足と左手が不自由ですけど、普通に暮らしています。

投稿: | 2008年3月23日 (日) 14時36分

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