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2008年3月 9日 (日)

流行で登る黒斑山

Img_0071 昨日は一日中雲ひとつない空のした浅間山は小暗いくらいの青空を背景に真っ白く輝いていた。

そのすぐ麓、軽井沢から見る山は落葉松の木の間に圧倒的な姿を見せ、結婚式と披露宴の間の時間焦れ焦れと眺めていた。

三月九日、日曜日で山登りをする人が沢山いて嫌だな。と思いながらも明日は天気が崩れると聞けば今日しかない。午前七時過ぎ零下6度の立科町を出発、長野と群馬の境、車坂峠へと向かう。

峠から見た景色は、眼下の佐久平にうっすらと靄がかかっているものの北アルプスから中央アルプス、乗鞍御岳、近くには蓼科八ヶ岳、富士山までが一望できる。

Img_0095 (籠の塔山越しの後立山)まるで、戦場の古武士のように「やあやあ 遠からんもは声にも聞け、近くば寄って目にも見よ、、、」と名山が名乗りを上げているような感じで居並ぶ。

支度をしていると、ホテルから出てきた重武装の一団が峠の登り口で最近流行らしい西洋かんじきのようなスノーシューとかゆうものをリーダーの指示の下、装着し始めていた。

それを横目にして、中コースを一人で登る。登り道はここ二~三日の好天で沢山の人が歩いたようでスノーシューで踏み固められており、夏場より歩きやすい。ただ、あまりの好天で雪が眩しくサングラスを持っていないことが残念だった。

Img_0062 積雪のため高くなった道筋で木の枝が低くなり、樹間を首曲げながら登り、尾根に上がれば目の前いっぱいに浅間山の前峰、立て筋模様が特徴の前掛山が雄姿を見せ付ける。

黒斑山と標高差にすればそんなに差がないのに、存在感がまるで違う。しばしの休憩の後、最後のひと登り黒斑山山頂(2,404m)を目指す。

Img_0087 (左側斜面を登っている人がいる)片側が切れ落ちている尾根伝いの道、先客がスノーシューで道普請するようにゆっくりと登っているのを追い越し、山頂に付いたのが上りだして一時間と少し、前回の七月に登った時と比べると案外簡単に着いてしまった。

頂上で写真撮り、休んでいると続々と人が集まってきて、あちこちを指差して話す、何れも私とどっこいの年齢と見た。そのうち一人が浅間山の後左を指差して「あれはホタカじゃない」というので、「穂高は後でしょう」というと「あれが男体山なら、あれが上州ホタカにならないですか」ときた。

半分引っ掛け気味に取ってしまった私は「そんな山、聞いたことない。」と返事したが、考えてみれば浅間山から北東の山は全然知らないのだ。

黒斑山山頂で三十分。次々と登ってくる人も増えたので、下山することにした。

Img_0091 (ダケガラスがのんびりと人間見物)帰りは、槍の鞘を経由して表コースを下ったが、途中で今朝ほどのスノーシュー軍団21人とすれ違った。この踏み固められた道をなぜリーダーはスノーシューを履かせるのか、”輪かんじき”しか経験がないが、素人では両足を拡げて歩くのは並大抵ではないと思う。

ただ流行に乗ってこんなものを装着したら疲れるだけと言うのが分からないのだろうか、輪かんじきがそうであるように、スノーシューは飛騨言葉で言う「ごぼる」(新雪などで足がめり込む)雪のための道具のはずなのだろうが、、、、、

お陰で、すれ違いはうろうろしている軍団の脇を私がごぼるりながら雪の中に足を入れて降った。

Img_0102 (佐久市から見た黒斑山と右浅間山)車坂峠に戻ってきたのはお昼少し前。傍によって来た人に山の状況をを聞かれたので、道はドンドンなので出きれば簡単なアイゼン程度がいいでしよう」と、、、

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