春のお裾分け
竹の落ち葉が降り敷いている中に、地表に出ようかどうかと迷っている感じの筍を見つけ出す。まだ小さい、長さは勿論だが太さも10センチに満たないが、今の時期のものはかなり高価だそうだ。
今年は、中国産が例の農薬入り餃子の影響もあって、輸入が少なくなる気配もあるようだと、テレビも言っていた。
たけのこ掘りは、人任せにし林の中を吹きぬける風に当たっていれば、枯葉の匂い、若芽の香りもそこはかとなく感じらて、竹の枯葉を尻に敷いて座ってみると、大の字になって眠りたい誘惑に駆られる。
そんななまくら者にも、春のお裾分け。焼いて二本、刺身に三本と春を味わってまた寿命が少し延びたかな、、、。
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山はいま、緋桜が咲きお七を気取ったヒヨドリがメジロを威嚇している。そして、木五倍子(キブシ)は暖簾を下げ、アケビもいまや遅しとばかり蕾を膨らませている。
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