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2008年3月18日 (火)

おぼろに霞む黄砂と花粉

Img_0016 少し前までは”おぼろに霞む春の野辺、、、”なんて今の季節をたのしんでいたが、今では”黄砂降り花粉舞い散り、、、、”マスクと眼鏡は手放せずと言うような人を多数見るようになってしまった。

今日も気温は20度を越し、四月の気候だと言っていた。久能街道から東照宮に上れば春の暖かい日差しの中、Img_0045 一見”春の海 ひねもす のたりのたりかな と言った風情があり、先日まで間近に見えていた伊豆半島どころかすぐ傍を通る貨物船まで薄らぼんやりとしているのが、霞でなく黄砂のせいだと思うと鬱陶しくなる。

Img_0038 麓の梅園は花が散ってしまい、道路わきには山桜が一本朝日を受けて疎らながら花さかせている。上の境内に咲いている緋寒桜の濃密さに比べると、これは清涼剤と言った感じがする。

Img_0006 東照宮は、昨年大修理を行なって本殿は綺麗に漆で塗り固められ、極彩色の建物は侘び寂びの世界の真反対を演出している。

前回行ったときはまだ工事中だったので、新装されてから始めてだったが、その装飾には漆塗りの高い技術が施されているのを素人目ながら感じさせられた。

ただ、歴史に現れてくる家康像から見てこの造りには、あの世からどう見ているだろうか。安土桃山時代の流れを汲む豪華絢爛、けばけばしいばかりの造りは、信長 秀吉に比べてずっと地味だったと言われる家康にとって、尻がこそばゆくなり落ち着いて座っていられない心境のような気がする。

ともあれ、死んだ者にとってはこの世のことは抗議する術がなく、生者に任せるしかない。

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今日の花。左、紫華蔓(ムラサキケマン)左、黄華蔓(キケマン)華蔓は仏具の一種でそれに似ているところから命名されたが、独特の匂いもあり子どもの頃は避けていた。

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