恋と傷 二重の傷み
久し振りに出かけた城北公園は雨の合間を縫って来ることにしたのか、小学生のグループと保育園のグループが来ていて賑やかだった。
紫陽花のみが目だっている昨今、片隅でツクバネウツギが独特の花を開かせて匂っている。
この花は、追羽根で撞く羽根の形に似て長く突き出した花びらの付根に十文字の鍔のような額があることから名付けられている。ひとつひとつの香りは薄いのかもしれないが、数が多い。
蝶も蜂も吸い寄せられるようにして集まってくるので、しばらく待ってみた。
また、西側にある花時計の文字盤に不審な行動をする猫がいるので、そっと近寄ってみると鼻の頭から顔面中にかけて血が出ていた。たぶん、昨夜当たり恋の争いで喧嘩になり猫パンチを受けての傷だと思う。
ここは、猫を捨てに来る人と、その猫に餌を与えている人がいて市役所が注意の札を立てても一向に効き目の無く、捨て猫の多いところ。
この猫もそのうちの一匹なのだろうが、恋に破れ、傷の痛みはいや増していることと思う。文字盤の上で片手(前足)をくるくるとまわしていたが、私に気がつくと面目なさそう(感情移入のしすぎ)?な顔をしたあとソッポを向いてしまった。
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今日は、飛騨牛の偽装問題でワイドショーはもちっきり。
昨年のミートホープと同様。船場吉兆、谷本医院、そして丸明と全て内部告発によるもので発覚した。いずれも経営の仕方がワンマンで人の意見を聞くということをしなかったうえ、いざことが起きると責任を従業員に押し付けて逃れようとしたことまで似ている。
内部告発をする社員の気質もむかしとは違ってきたかもしれないが、お金さえ儲かればという経営者の目先しか見ない姿勢が一番問題を大きくしている。
いずれこの会社もミートホープや船場吉兆と同じ道を歩むことになると思うが、他のワンマン経営者の参考にはならなくて、この轍を踏む経営者はこれからも出てくることだろうなぁ、、、、。
今回は「飛騨牛」というブランドそのものにも疑問点がある。(大垣の生産者のコメントというのがあったが、あそこは美濃の国であり飛騨ではない)買う人もブランド頼りの買い方をしないで、もっと自分の目や舌を鋭くする必要がありそうだ。
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今日の花。左、白山吹の実。四っつの実が艶々と光って並んでいたので、、、白山吹は花が似ているだけでまったくの別種 右、山吹の狂い咲き。何が原因か知らないが二つ三つと、、、。
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コメント
ナベショー様
じろじろ見るな!と言われればそんな雰囲気も無いではなかったような気がします。
猫の生態については何にも知らないのですが、野良猫の場合は食べもの心配もあるので、縄張り争いはやくざ並みでしょうね。
そうなると、向かい傷は勲章ですか。
投稿: オラケタル | 2008年6月25日 (水) 16時01分
猫ちゃん、、そうとう酷くやられてますね~
可愛い顔の正面をまともに引っかかれて、、、
ここまで酷いバトルの末、自分の縄張りを守ったのでしょうか、、それとも、こっぴどくやられて、すごすごと退散してきたのか、、、
恋敵とやりあったのか、、、
悔しい思いで、ぢっと耐えてるのだから、じろじろ見るな、、とでも言いたげな、、
投稿: ナベショー | 2008年6月25日 (水) 08時26分