コムラサキ~
花桃の木に5mほどの間隔を置いて二匹(頭)の小紫が争っていた。タテハ蝶の仲間である小紫は写真でもわかるように日の光の反射加減で茶色の羽が青紫の色に変わる特徴を持っている。
小紫の名前は、国蝶大紫(オオムラサキ)の向うを張って付けられたものだが、その綺麗さは引けをとらないと私は思う。
もっともこれは、雄にかぎっていて、雌は他の生物同様豹紋蝶ののように茶色いまま変わらない。活発に飛び回っている割合に遠くまで飛んでいかないそうだから、この二匹(頭)の蝶も兄弟なのかもしれないが、結構懸命に縄張り争いをし、何時までも争っていた。
~姉さの小袖は濃紫 こむらさき~はちょっと違うけど、、、
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「じいじ。13日の金曜日って怖い日なの?」と孫が聞いてきた。どうせ学校で誰かが言っていたんだろうと思いながら「キリストを信じている人にはそうかもしれないけど、じいじは仏教だから関係ないよ」「ふ~ん、怖くない人もいるんだ。それじゃ僕はどっちなの」
「う~んと、キリスト教徒じゃないから関係ないんじゃない」「関係ないんだね、分かった」
何事にも寛容なのか、いい加減なのか。なんでも取り込む日本人は日本古来の忌みごとは勿論、遣隋使以来中国の、、、文明開化してからヨーロッパの忌みごと習慣など全てを受け入れそれだも足りなくて、血液型など何の根拠もない占いや関係ののない行事をごっちゃ混ぜに受け入れて訳の分からない国にしてしまった。
いままで、何回も13日の金曜日を何事も無く過ごしてきた”じいじ”は今日幸運にも小紫を見てきた。
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今日の花。左、萩の花、右、額紫陽花の額。どちらも園芸種色鮮やかに花びらを綺麗にと遺伝子操作を繰り返した結果。
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