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2008年7月13日 (日)

岩積み上げて 蓼科山(2,530m)

Img_0084 (縞枯れ帯を隔てた向うに見える八ヶ岳)

下界に降るにしたがって気温はどんどん上昇した。

蓼科の鈴蘭峠で20度が山梨で35度、静岡に入ったら36度を車載の温度計は示していたこれでは身体がついていかない。

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昨日掘って収穫したじゃがいもを車の後ろに満載し、蓼科山の登り口である鈴蘭峠についたのが朝の六時だった。

すでに、先客らしい車が四台駐車しており、その脇に並べて止めた。支度しているのは一人だけ、後は出発して見えない。「しめしめ、この調子だと露払いをしてくれているだろうな」と思いながら横綱?は登りだすと、昨日の雷を伴った雨で笹の葉には露がいっぱい付いている、それをステッキで払いながら登っているのにズボンは腰から下が濡れてくる「露払いはどうした?」

少し登った所で、物音がしたので振り返ると、自分が着いたとき支度していた一人がゆっくりと付いてくる。「先客が露払いならこの男は太刀持ちか」と思いながらもぴったりと付かれるのは苦痛である。

この人、最後まで自分を追い越すことなくこちらが写真を撮ったり、休むと必ずその下のほうで一休みしていた)

道は、急斜面に加えて岩の表面が濡れているので滑りやすい。「慎重にあせらないで あせらないで」と自分に言い聞かせながら歩を運ぶ。

このルートは、巨岩が多く斜面が急。ほとんど登り一方なので足を動かした分だけ登っていくことになるのでそのへんは楽しみと言えばそうなるのだが、大小いろいろな岩のため歩きにくい。

2,100m付近で三人組に追いつく、若い連中ばかりだがかなりへばっている様子。聞けば、かなり早く上がったようで、さらに先客三人グループがいる。とのこと。

さらに、標高で2,300m付近の縞枯れ帯に入るとその三人グループがいて、雲間から見える八ヶ岳に見とれていた。この当たりでようやく周りに立ち込めていた霧も完全に拭い去られ、日の光が差し込んで、霧とともにの登りから開放された。

ここで長休憩に入り、最後の難関、岩を積み上げたような山頂直下のルートをペンキの目印を頼りに登る。この山、反対側の将軍平からもそうだが、山頂付近はどちらから来ても大きな岩だけで作られているのがわかる。

とくに、此方側は草木も無く何処でも登れそうなのだが、ペンキから外れた場合、岩の安定や穴ぼこなどからかなり危険な場所もあるように見受けられる。

矢印は山頂小屋に続き折れ曲がってすぐに三角点に到着する。時間は八時十五分。山頂は直径300mくらいのなだらかな岩の平原のような状態で中央が少し窪んでいて、ここが火口の中心部。そこに小さな鉄の鳥居を持つ祠がある。

ここで朝飯にする。山頂からの見晴らしは、上空は青く澄んでいるが、前回 大河原峠から登ったの時のようにはいかず、南北アルプスをはじめ富士、御岳、乗鞍、志賀高原など全てがそれぞれに巻きつけた雲の中、一番近い八ヶ岳さえときどきかすかに見える程度。

Img_0088_2 火口をへだてた反対側から三角点を見る)

今日は土曜日だけあって、人出が多い上、傍若無人なグループもいたので、反対側に移動していたがこれ以上晴れる気配もないので、あまり長居をすることなしに降ることにした。

花も、このルートは少なく写真もあまり写さなかったが、岩が多いせいか、かなり時間を要し、登りとあまり違わない時間を掛けての降りとなった。

Img_0117 ズボンの裾に掴まりミネラル?を獲る山黄斑日影

登山口近くまで下ってきたとき、”山黄斑ヒカゲ”と”黒ヒカゲモドキ”が、自分に纏わりついてはなれない、不思議の思って停まると手や帽子などに止まった。

丁度下から上がってきた若いペアに「蜜でもあるんでしょうか」と聞かれたんで「多分ミネラルと思っているんではないでしょうかね。それにしても種類が違うと喧嘩もしないのが面白いね」と答えてカメラで写して見たが、帰ってパソコンに入れて見たら身体についたのは全て焦点が合わず失敗だった。

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今日の出会い。左、山黄斑日影蝶、右、黒日影モドキ蝶。汗に含まれる塩分を求めての行動と思うが、妙に人懐っこい様子で振り払っても離れようとしなかった。

Img_0119 Img_0130

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