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2008年8月21日 (木)

古希 富士山に(3,776m)

Img_0012 昨日の晴天がここしばらく続きそうな予感もしたので、富士山へ登る支度をしていた。

朝八時に富士宮口の駐車場に自動車をいれ、登り出した。

前回は10年前だったが、数え年の60歳だったので、還暦登山などと大仰に銘を打って登ったが、まだ、現役で仕事もしていて歩き回ることが少ないため足腰が弱く、連れの二人も同様だったのでその日は標高が3,600m付近の山小屋までが精一杯。

翌日は、深い霧と富士登山駅伝のある日だったので、自衛隊を含めて登山者が多く道は渋滞して一寸刻みに進むという有様で、浅間神社奥宮と上の郵便局から葉書を出して早々に帰ってきた覚えがある。

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今回は、寂しく”古希単独富士登山”とでも命名しようか。

しかし、リタイヤしてから散歩三昧の日課などで、多少は足に自信も出来てきたし、自動車を降りてから山頂までの標高差は1,300m余ほどしかない。先日登った七面山はこれを上回る高低差だから前回のようなことにはなるまいと、幾分高をくくっていた面があった。

登りだして、標高3,000mの八合目までは比較的順調に登ったが、そこで、腰を下ろして休んでからが昔に戻ってしまった。抜きつ抜かれつしていた若い衆や外人に置いてけぼりを食わされ、九合目に着いたのが予定をずいぶん遅れた十一時を少し廻っていた。

Img_0088 前回泊まった、九合五勺の山小屋前で持参のおにぎりで食事をしたあと、石垣にもたれて目を瞑ったら一時時間くらい寝てしまうという大休みをしてしまった。

途端なんだか自信がなくなってしまい、ここに荷物を預けて、必要最小限の品物をナップザックに入れて登ることにした。

上空の天気も良いし、山小屋にはお鉢回りもしてきたいのでと言っては見たが実情はこうで、もし健脚の連れがいたら迷惑をかける所だったかもしれない。

約三十分で、浅間神社奥宮に到着。雲の量も少なく風もないので最高地点”剣ヶ峰”に向かう、平らな火口壁を進むと、元測候所へ荷揚げしたブルドーザ道になるが幅広く均してあるものの傾斜が25度くらいも有るか結構歩きにくい道であった。

この道を、中途まで上がった時、下のほうから若い運動選手らしい連中が男女六人で走り上がって来た。

「昔、私たちが北アルプスでやっていたようなことをするな」と思っていたらさすがにきつい坂、一気に上れず一休みした後、私を追い越して行った。その時の土ぼこりはまさに「後塵を拝する」をそのまま絵にしたような感じだった。

Img_0018 ようやく、山頂の標識に着き三方見わたせばかすかに雲があるものの快晴の空の下深い火口とお鉢めぐりの道を刻む火口壁が眺められるが、もう一方は錆びだらけの元測候所にはなんだか違和感が残る。

いま、富士山を世界遺産にしようとしているが、最高地点にこんなものを残しておく必要がるのだろうか。また、信仰の山という割には、昔の富士講というものの登山は皆無であり、富士山は難しいものと思われる。

しばらく、山頂にいたが山の気候は変わりやすい。東側から上がってきた霧で瞬く間に何処も見えなくなり、お鉢めぐりも断念せざるを得なくなった。

午後三時半、奥宮から下りだしたときにはポツリポツリと雨まで降り出し、山小屋で明日の天気予報を聞いたところ「何年もやっているが分からない」というので、雨の中を下るより「ええい ままよ」とばかり泊まることとし、天気が悪ければ朝そのまま下山し、良ければご来光を見てからにしようと決めた。

聞けば、今日の予約は二人しかいないとのこと、(結局最終的には六人だった)そして、この山小屋の今年の営業は25日までだとのこと、なんだか残務整理の様子に見えた。富士吉田口の山頂小屋は予約でいっぱいというのに比べると、山小屋の立地条件は大きな差があるのだなという気がした。

五時、何処の山小屋でも定番のカレーライスを食べるころには、富士山南東部に大雨警報が出たというニュースが入り、真っ黒な雲が湧き上がっている。その大分前から雷の音がそちらから響いて小屋のおかみさんらしい人が電気の心配をする。聞けば、最近三回も被害が出ているとのこと。

西の空には、夕日が見えるのに、、、、、、、

七時過ぎには布団に入るが、外の雷と雨らしき音、密着した両サイドの人が気になってか、目を瞑ってはいるものの寝付きにくい一夜は続く、、、。

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今日の花。富士宮口駐車場近くで

左、深山鳥兜。根の毒が有名であるが、花の大きさと派手さは人目を引く。  右、蕎麦菜、ツリガネニンジンと良く似ているが、花の付け方、花弁の先端が広がっている。

Img_0101 Img_0098

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コメント

慶さん

あまり褒めてくださるな。こんな年でも慢心してしまいます。
と、素直に有難うございますといえないのが、私のわるい性格。
しかし、ありがたい身体に産んで育ててくれた親と先祖に対していまさらながら感謝しています。
ご来光は、何度見ても気持ちよいものですし、最近までは他人事と思っていましたが、手を合わせるようになりましたよ。

投稿: オラケタル | 2008年8月23日 (土) 17時52分

古希、おめでとうございますsign03
すごいですね~。健脚でいらっしゃるし、文章からはとてももう古希を迎えられたなどとは思えません。
本当にびっくりしていますhappy01
これからも、若々しいでも、奥の深いブログを楽しみにしています。

投稿: | 2008年8月23日 (土) 15時38分

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