ホールドアップするしかないのか
ヤナギタデの群落に出会った。遠目には真っ白に花が咲いていて他の花と見間違えたが、近くによってようやく分かった。
この花は、ひとつひとつの花の径が2ミリほどと小さいため、離れての写真はどうにも形にならない。
しかし、近寄ってみれば、五枚の花弁に長いオシベを衝き立てて綺麗だろうと言わんばかり、表情豊かに咲いている。
タデ科の植物もいろいろとあるが、食用にされるのはこの柳蓼だけのためか、ただ単に蓼というとこの草を言い、名前の由来は葉が細く柳に似ているところかららしい。
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いま、アメリカでは証券会社が大変らしい。やっと先日まで「大丈夫、たいしたことない」といっていたが、丁度、日本でバブルがはじけた時のようになってきた可能性がある。もう少ししたら金融界そのものに火がつくのではないだろうか。
いまから十一年前、山一證券が破綻した時を思い出した。富士に向かう自動車のラジオから「社員は悪くありませんから、、、」という当時の社長の言葉は印象的だった。
ひるがえって、アメリカでは商習慣も違う所から外資系の企業は社員の首を切ることは随分と冷たいものだと聞いているがこの先どうなるのだろう。
また、今日の日本は祝日のため証券市場は休み、世界中の相場はこのニュースで4%ほど下落しているそうだが、ひとり日本だけが置いてけぼりを食らっているような感じで、投資家はやきもきしているに違いない。
それでなくても、「アメリカがくしゃみすれば日本は風邪を引く」と言われるほどアメリカ経済に頼り切っている日本としては、その影響が世界中に飛び火しドミノ倒しに倒れる可能性もあり、それを未然に防ぐ政策をどうするのか。
間近に迫っている次期大統領は前政権の残したイラクアフガン戦争、住宅金融などの重荷で相当困難な立場になるのだが、なんだか小泉政権の残した付けに苦しむ安倍、福田政権に似てくるのではないだろうか。
あちらでは、日本の首相とちがって、難しくなると簡単に「や~めた」って放り出せない仕組みになっているんだろうか。いままで、途中で放り出したのはニクソンがスキャンダルでやめざるを得なかったくらいしか記憶にない、、、、、。いずれ、日本の首相を羨ましく感じるときが来るのではないかと推察する。
おりしも、今年は台風の影響が少ないと言ってやさき、台湾まで行っていた台風13号が急旋回して日本を縦断しかねない形勢になってきた。
こればっかりは、まだ人の手でどうこう出来るものでないだけに、ホールドアップするしかない。
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