黄金色に染まった田んぼ
昨日、長野に着いて午後になって田んぼに入った。「天気が良いので」と、すでに義弟は一枚の田んぼの稲刈りをほぼ済ませていたので、稲の稲架の手伝いからになった。
黄金色に染まった田んぼの中を軽快に稲刈機は進み結束しては放り出していく、その後からキャタビラー運搬機で稲を集めて運び、稲架に架けるのだが、所変わればやり方も違う。
去年やったのをすっかり忘れて、また一から指導される。長野では稲束を片方は一握りしてまたがると言うより、鉄棒に足をかけたような格好にし交互に架けて、さらにその上にまた一段架けていくと言うのが普通のようで他の田もそんな架け方をしてあった。
仕事が済んだのは日没で五時だったから三時間弱だったが、その後の歓迎会で散々のお呼ばれで、布団に入ったらバタンキューでお終い。
そこで、本日は、朝八時からの作業開始。午前中は昨日の残りの稲架かけ。一つの穂に米が120粒以上付いていたとか、この調子なら反当り十表は軽いねという話で、上々の出来とかで気持ちよく作業が出来る。
また、田んぼの景色が静岡とは違う感じだったので、何かなと、思っていたら稲の穂だけで無しに葉も黄色く染まっているため田んぼ全体が黄金色になって陽の光が当たるとそれこそ綺麗に反射している光景だった。
朝夕の気温差が大きいため、暖かい静岡と違って葉が黄葉化し、文字通り黄金色の秋を迎えている。
そんなこんなでやっていたら、隣の田んぼには大型のコンバインが入りエンジンの音も勇ましく刈りだした。
その光景は、以前にNHKのテレビで見た「鉄と鎌」?という題名だったと思うが、中国の麦畑を鎌一丁であちこちの麦を刈り回る農民とコンバインを持ち込んで大量に刈り取る人が価格の競争をしている様が思い出された。
義弟によると、自分たちがやっている大きさの田んぼだと、刈り入れ、脱穀乾燥などで八万円程請求されるそうだ。今のところ自然乾燥、人手の脱穀という旧来の方法に比べれば品質に差があり、よほど忙しくなければ頼めないとのことであった。
午後になって、応援も来てくれたので大体のところ目途がついて日没終了となった。こんなに長時間働いたのは久し振り、疲れは足にはそれほど来なかったが、体全体、特に手首に来てしまった。
夜は、近くの日帰り温泉に出かけ、ポテトチップスを肴に生ビールにカツカレーでめでたく出来上がり、八時過ぎにこれまた寝床に潜る。
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今日の花。土手に咲く花
左、吾亦紅(ワレモコウ)細い茎の先に小さな花が密集して咲く。吾木香、我吾紅などいろいろな漢字が当てはめられるが、私も紅いという字が一番かな。 右、釣鐘人参、小さい雌しべをぶら下げて西洋の鐘のような形が面白い。
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