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2008年10月26日 (日)

砂上の楼閣

Img_0053 昨日に引き続き厚い雲に覆われ、ときどき冷たい風を載せた風が吹きすぎていく。

麻機の沼にもマガモやヒドリガモなどの冬鳥が渡ってきて年中ここにいるカルガモと一緒になって遊弋している。しかし、新参のかもたちは人間に対する警戒心が強く、垣間見ただけで飛び立ってしまい、それにつられてかカルガモも一緒になって飛び散ってしまう。

もう少しして、人馴れするか、餌を持ってくる小母さんに馴つけば側によっても怖がらず写真に入ることだろう。それまでの辛抱。

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Img_0076 道端の野の草も今年最後の顔見世と思ってか、露草、ミゾソバ、野紺菊、そして姫女苑、エノコログサ、背高泡立ち草とブーケのように集まって饗宴。蝶や蜜蜂、花虻などを誘っているが、今日の寒さは虫たちの防寒休みらしく見当たらない。

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Img_0050 前にも書いたが、昭和32年ころまだ建設中の東京タワーをバスの窓から見た。

その時は、なかなか天辺まで見えず、「どえらいものを建てている」とびっくりしたものだが、その高さは今でも日本一の高さを誇っているはずである。

一方人が入るビルデイングと言えばしばらくは十階を越えるものが無かったのは、浅草にあった通称十二階が関東大震災で崩壊してから、日本には高層建築は建てられないと言う神話が残り、このころの最高建築はニューヨークのエンパイアステートビルが世界一高いことで有名だった。

それが、経済復興を遂げた日本でも建築技術が進み高いものが立てられる自信が付いて現在ではサンシャイン60が240mの高さを誇っている。

そんな日本でも、90年代のバブル期には1,000mを超えるビルが計画されたそうだが、泡と消えてしまった。

先日新聞にサウジアラビアの王子が運営する会社が1,600mに及ぶビルを計画したと乗っていた。これは、同じ中東のクエートで1,000mをを越すビルを建てる計画に対向してのもののようだが、この記事が乗ってからまもなく、金融恐慌がはじまり、石油の値段が史上最高から半値にまで下がってしまった。

なんだかこんな話を聞くと、”バベルの塔”ではないが、神様が上から見ていて人間がこんな考えを持つと妨害しているように見えるのだがどうなんだろう。

ちなみに、”塔”という字の語源は、サンスクリット語のストウパーからきているそうで、日本で言うところの”卒塔婆”にあたるそうだ。

となると、1,000mの卒塔婆はいかにも人類の墓場みたいに聞えるのは、洋の東西を問わず、建てるべきものではないようだ。

それに、そんなところに住むなりオフイスがあっては、行き帰りも大変だがエレべーターが止まりでもしたらどうするの、、、、、。

広い砂漠という土地があるのだから文字通り”砂上の楼閣”になりかねないし、低層の集合住宅でよいような気がするんだけど、、、「えっ それでは阿房宮だって、、、どっちみち、そんなこと考えるようでは阿呆ですよ」

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