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2008年10月18日 (土)

蜜柑のにおい

Img_0039 朝からボンボンと花火が上がり、何か行事があるのかなと思っていたら、近所のヘリポートで恒例の祭りをやっているらしく、ヘリコプターがひっきりなしに飛び出した。

特に、自宅の上空が遊覧飛行のコースに当たるらしく、重低音で圧迫して行き来する。

昨日に引き続いて今日もよい天気、予定では岡部町の”龍勢花火”を見に行くつもりだったが、人ごみを考えたらつい億劫になって行きそびれ、麻機の山を一巡りして帰ってきた。

秋も一段と進み、アケビの実も口を開き、中身を小鳥などに食べられているのが多い。

自分たちが子どものころは口を開ける前に採ってこなくては他人に取られてしまう。そのため、早めに採って熟れるのを待ったので、こんな光景は見ることが無かった。

農道脇に停めてある軽自動車の荷台からは、早生の蜜柑の甘い香りが漂い"駿河路や 花たちばなも 茶のにおい”(芭蕉)でなく今の時期は、”蜜柑のにおい”と改めなければなんて考えながら降りてきた。

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麻機まわりの田んぼは九月の終わりから始まった稲刈りもいまが真っ盛り。

最近ではコンバイン(?)も入って、稲藁を細かく切断しながら籾だけを刈り取っていく。付近を歩くと、青草が乾燥始めたころのような匂いがあたり一面に漂い心地よい。

しかし、この農法はかなり荒っぽいためか、倒れた稲をそのまま踏みにじっていった場所や、籾をトラックに移す際だと思うが道路に籾がこぼれたままになっている。

戦争が終わってまもなくのころだが、鉱山へ物資を運ぶロコ(機関車)を追いかけたことがある。食糧難の時代、運送途中で米俵から米を抜かれた後、その傷口から僅かづつこぼしていく米を拾って食べ、茶碗や御釜に残った御飯粒はお茶や水でかき集め洗って食べた身にとってモッタイナイことに思えて仕様がない。

ロコの軌道を半道(一里の半分、約2km)も追いかけて軌道敷きのバラスの間から拾った米は子ども手で一握りしかならなかったが、それでも、手柄顔をして帰ってきたのを覚えている。

飽食の時代、米あまりの時代と言いながら、食料自給率40%に満たない、お金を持っていても食料の変えない時代が来ると聞けば、いつあの時代が再現しないでもない。

昔から「食べものを粗末にすると罰が当たる」と言われ、そう思っている世代にとってはおとましい事この上も無し、、。

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