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2008年11月30日 (日)

美男だらけに

Img_0078 暗い葉の影から実蔓の実が和菓子屋にある牡丹餅のように丸い粒を集め、真っ赤な顔をのぞかせている。

大きいものでは直径が5㌢位にも成るかというものがあるが、この時期になって急に目立ってきた。

今年は山の木の実が生り年でないため、山の動物が困って人里に下りて来る、といるという便りもあったが、こちらの実蔓の実は生り年になっているのか、あちこちでよく見かける。

食用になるかどうかは知らないが、先日、”厄除け地蔵”の縁日が開かれる朝市で焼酎付けにしてなんだかの薬にするといっていた。

昔は、この実を潰してねばねばの液体を髪に塗って鬢付け油の代用にしたところから、美男蔓とも言うとあった。

その伝でいくと、こんな年は艶々とした髪の男が多くなって、美男だらけになり女の子は目移りがして困る年だったのかも、、、

百人一首にも”名にしおはば 逢坂山のさねかずら、、”とあるように昔から”人に知られて、、、、”きた蔦の実であるが、花のほうはとんと目立たなくて、よほど気をつけなくては見つからない。

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2008年11月29日 (土)

飲んで騒いで、、、楽しかった

Img_0030 増えすぎて始末に困っているものの一つに竹林がある。

以前と違って、竹を素材にした加工品もプラスチックなどに取って代わられたこと、地主の高齢化によって放棄された孟宗竹などが原因と見られるが、地下を伝って這い回る根のスピードが速く、たちまち隣の山に移動して行き、成長の早さから、その地の木や草を圧倒して範囲を広げていく様は空恐ろしいものがある。

しかし、この強靭な竹にも弱点があるらしく、ところどころに立ち枯れを始めた竹林が出てきた。原因は、テングス病だという話もあるが、少し不気味なものがある反面、枯れ竹が雪をかぶったようにも見え、静寂さをかもしだし、なんだか美しくさえ感じてしまう。

いずれ、倒れるものと思うが、この始末もまた大変そう、、、、どうする どうする

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今日は、娘夫婦からお歳暮代わりとして、夕食を食べに連れて行ってもらった。じいじは嬉しさのあまり、自慢話や昔話などをごちゃごちゃと、、、飲んで騒いで、、、楽しかった。

が、じいじのひとり騒ぎでなかったのか、、、、まだ修行が出来ていない。

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2008年11月28日 (金)

ジョロウサン

Img_0056 今朝方まで降り続いた雨も十時ころには日差しが漏れるほど天気に回復し、午後には真っ青に澄み切った青空にない、暖かさが戻ってきた。

しかし、風が強く電線がうなり声を上げ、ちぎれ雲が飛んで走る。

そんな中軒先に巣をかけた女郎蜘蛛は巣ごと振り回されていたが、その中心部で同じ姿勢のまま微動だにせず獲物を待ち受けている。

実は、この蜘蛛はここ半月以上ここに巣を張っている。私はこの蜘蛛に”ジョロウサン”と名付けて見守っているので半同居人に近い存在なのである。もちろん向うはどう思っているか判らないが、そんなこと関係ない。

このジョロウサンは今どき巣を張っているくらいだし、身体の大きさから随分と成長が遅れているうえ、秋口のころの女郎蜘蛛には、傍に小さな雄が交尾をせんものと隙を窺がっているのだが、この巣にはそれらしきものはいないので子孫を残す可能性はないようだ。

食べた虫がつきすぎたり、破れが大きくなるとときどき木の棒で巣を払うのだが、翌朝には新しいものをまた張り直している。

世の中、虫嫌い蜘蛛嫌いの人はかなりいるようで、私の知り合いの中にも栗拾いに行く途中、道すがらの蜘蛛に殺虫剤を振り掛け殺して行くのがいる。私としては顔にかかるのが嫌といった程度なので山歩きには小枝で払う程度にしている。

これは、芥川龍之介の小説”蜘蛛の糸”のカンタダではないが、将来、蜘蛛の糸で助けられることを願ったものでなく、蚊や蝿などを取る動作が面白いのためであろう。

少し大きい蝶やカナブンを仕留めた時など、うれしくて舞い上がっている様は見ていたこちらまで嬉しくなる。

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今日は、散歩の途中三松の蓮永寺によって見た。四日前真っ黄色に染め上がっていた公孫樹(上の写真)の木の落ち葉がどうなっているのかと、、、、、

Img_0005mimatu この寺は、家康の愛妾お万の方が、駿府城の東北、鬼門に当たる位置にある寺として、再興した寺で、由緒ある寺として近隣に知られている。

(この線を更に延長した場所には今川義元の妻、寿桂尼も同じ理由で墓所にした竜雲寺がある)

行ってみると、何人かカメラヲもった人が来ていたが、思ったより、、、、といった感じ。

Img_0059 その訳は、南側にある沓ヶ谷の山が太陽を遮っているためで、先日見た長野の津金寺に比べようも無い輝きだったため。やはり、公孫樹の落ち葉には日の光が大切と言ったところか。

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2008年11月27日 (木)

玉ぞ散りける

Img_0052 冬の雨はことのほか寒く感じるようだ。暗い空からシトシトと降る雨は気分まで滅入ってくる。

三十一年前、寒い飛騨から出てきたのは誕生日を明日に控えた今日だった。以来、「静岡の寒さなんて物の数に入らない」と言ってきたし、実際そうだったが、今年の寒さは身体が慣れたのか、身体が弱くなったのか分からないが、例年に以上に寒く感じている。

長年使ったことの無い炬燵も、今年辺りには買わなきゃならないかと思案まっさかり。そんななか、いつの間にか根付いているカンナがまだ色鮮やかに花を咲かせ、葉の上にたまった雨粒を葉脈伝い並べている。

そのさまは、小さな水晶玉を並べたように見え、ある程度大きくなると移動して、隣の玉と合わさり、ツツツ~と流れ落ちる様を飽きず眺めている。

またしても百人一首の中にある、文屋朝康の

白露に 風の吹きしく 秋の野は 

      貫きとめぬ 玉ぞ散りける

という歌を思い出した。

Img_0019 カンナの花と言えば、その鮮やかな朱色から、お釈迦様の傷口から出た血の色とも言われるところから、もともとはこの色だったに違いない。そして、ヒマワリと共に”夏の花!”といった感じだが意外と耐寒性があるらしく、真冬を除いて静岡では咲くと聞いた。

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毎日がお休みのわが身としては、朝のワイドショーを見ていて、いろいろな思いに駆られるが、いつも書くようにどこを見ても同じような切り口の画面。

しばらく見ているうちに嫌になってテレビは切ってしまう。

先日来、騒がしているのは元厚生労働省の官僚殺人事件であるが、警察の小出し情報に振り回されているようで、最初のテロ疑惑から、異常者の事件に方向転換をしているようだ。

そして、今日は京都の女子高生殺人事件で、前もって情報を流していたらしくマスコミが待ち受けていたら弁護士の準抗告で家宅捜査が出来なくなったと報じている。

この家宅捜査も、カメラに映っていた男性と容疑者とされる人が似ていることと、現場近くに住んでいるというだけのことらしいが、もし、間違っていたらどうするのだろうか。

いままで、数々の冤罪事件は見込み捜査が元になっていただけに、もう少し確実な証拠を掴んでからでも遅くないような気がしないでもない。

このようにして、逮捕された人の裁判に、ちかく裁判員が加わることになるのだが、ワイドショーによる予備知識を持たされているとしたら、はたして、公正な裁判が出来るのか。また、日本に根付くことが出来るのか、こんな面からも心配になる。

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2008年11月26日 (水)

ピンクのカーテン

Img_0137 上の写真、姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)は水平に写したものではない。

Img_0040 裏の川のコンクリート法面のごく小さな土に根を下ろし、水面に向かって垂れ下がっているものである。金平糖のような小さくて丸い玉のような花をこれでもかというほどつけ、遠目にはピンクの模様をしたカーテンと言ったところか。

今年は、台風も上陸しなかったためもあって、大水の出る回数も少なく両岸の姫蔓蕎麦が水に浸かる回数が少なかったとはいえ、この繁り方はかなりしぶといものがある。

蔓姫蕎麦という人もいたが、蔓蕎麦というタデ科の野草に花が良く似ていることから付けられた名前とすれば、その小さなものという意味で姫蔓蕎麦のほうが本当なんだろうけど、「わらわはツル姫じゃ~」というならそれも面白かろうと思う。

もともとは、園芸品種として花の時季が長いことや地面を這って高くならないこと、その繁殖力からグランドカーペットとして植えられていたものらしいが、日本の気候があったのか、あちこちで群落を作ってしまっては雑草に格下げされてしまったのか?

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2008年11月25日 (火)

栴檀草分けて野蒜掘り

Img_0022nobiru 昨日の夕方から降っていた雨も上がって、日が差してくると気温も上がり暖かくなってきた。

今日は、散歩道の途中でみかける野蒜掘り。

君がため 春の野にいで 若菜つむ

  我が衣手に 雪は降りつつ   光孝天皇

百人一首にある歌で、若菜とは春の七草などを意味するのかもしれないが、いくら昔でも天皇みずから若菜摘みをするとは思われないので、、、、、

そして、今の時期には似つかわしくないかもしれないが、闘病中の知り合いが山菜。なかでもこんなのが好きだというので、先日来目を付けていた場所に行ってみた。

雪の降るような春の野ではないが、アメリカ栴檀草のひっつき虫がこの時期の難物。傍に落ちていた竹で掻き分けてはみたが、帰って見るとトレパンの裾は毛が生えたようになっていた。

野蒜は夏場にムカゴをつけて固くなっていたものと違いごく柔らかいが、思ったより細いものがおおく、茎の太い所にシャベルを入れて掘り上げたのがこれだけ、、、。

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さっそく、水で泥を洗い流して、ひげ根や表面の薄皮をはぎ、熱い湯をサッとかけたところで、塩で揉めば出来上がり、あまり良い香りに思わず試食してしまったこらえ性のない自分。(できばえをみるため、、、と自分に弁解をしながら)

野蒜はこのほかにもいろんな食べ方があると思われる。何しろ、刺激が好きな人は、皮を向いた後、味噌や酢味噌をつけただけで齧る人もいたり、球根の部分だけを醤油漬けにしたりすると酒のつまみに、、、、う う うっとよだれが出る。

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2008年11月24日 (月)

南京櫨の白い実は

Img_0003 静岡の平地で一番早く色づく木の一つに南京櫨(ナンキンハゼ)がある。

丸くて赤い葉の先端に三粒の真っ白い実を光らせているコントラストは見事である。

この木は名前のとおり中国から渡ってきたそうだが、日本の櫨(左下の写真)とは葉の形が全然違う。ただ、木の実に表面にある白いものから蝋が取れるため付けられた名前だという。

Img_0034 葉が青い間は、木の実も緑色をして目立たないが、赤い葉の後包んでいた皮が割れて中から白い実が出てくると”我ここにあり”とばかり名乗りを上げているようで面白い。

葉が落ちても、なかなか実が落ちないため、しばらくすると木の先端に白い花を咲かせたようになり、此方もまた綺麗なものである。

この実はすこぶるつきに固く、手でも見潰すことは出来ないが、先日見ていたら鳩が食べていた、こんな固いものをどうやって潰すのか、、、、、

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2008年11月23日 (日)

意外と可愛い浮草

Img_0089ukikusa Img_0092 麻機沼の一角、水面が暗赤色に染まり絨毯のようになっている。

夏場までは、水面がかなりの割合で見えていたが、オニハスが覆い、それが枯れたあと、変わって赤浮草がびっしりと覆いつくし、最近の寒さで紅葉したものらしく赤紫に変色した。

浮草も少ないうちは風のまにまに漂い流れているが、こうも繁殖すると水面が死んだように静まり返ってしまう。そんな景色にあまり良い印象もなく遠目だけで眺めているだけだったが、今日は岸近くに水面が見え模様も少し変わっていたので近寄り覗いてみた。

すると意外と可愛い様相をしているのに驚いた。葉の中に空気を含み、その浮力で浮んでいるが、丸く膨らんだ葉は瑞々しい。調べてみると水生の羊歯になるそうだが、薄べったくぺらぺらな羊歯を連想させるものはなく、とても仲間の植物という風には見えない。

浮草と言えば、歌の中では決まって”侘しい””悲しい"の代名詞のように考えられ、あまりお近づきになりたい草ではなかったが、この先行きの見えない世の中、いつ浮草人生にならんとも無いので、、、、。

そして、この草、以前は繁殖力が旺盛なので嫌われた雑草だったが、農薬に弱く最近では絶滅危惧種になった、と言われればなんとなく有り難味が増してくるから不思議である。

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今日は勤労感謝の日。もともとは新穀に感謝する宮廷の行事だったが、戦後、「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として定められたそうで、まことに由々しき日である。

西洋で言う「ハロウィン」の人良く似ているようだが、ハロウィンの日には大騒ぎをして真似する人も、日本の風習はうけつけず、今日はただの日曜日、、、

(そういえば、クリスマスの飾り付けにしても正月より、、、だ、ものなぁ)

近年、アメリカの圧力で小泉改革が行なわれ規制緩和のタガがはずされてから、実態経済とかけ離れた金儲けがはこびり貧富の差が拡大するにつれて、真面目にコツコツと仕事することが軽視された結果、ばくち打ちみたいな金儲けが賞賛され、勤労を尊ぶ精神は雲の彼方に消えつつある。

ましてや、国民が互いに感謝しあうなんて、、、と、

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2008年11月22日 (土)

紅葉と滝と富士山が

Img_0067 今日十一月二十二日は、いい夫婦の日だという。

いい夫婦とはどんな夫婦をいうのだろうか。若い人の夫婦感は一字の漢字にすると「絆」と書くが六十代は「忍」だという。

私もその字には納得するものがある。毎年のように配られてくる高島易断によると、我々の相性は十二支によっても九星によっても凶と出ていて最悪らしい。

これは、互いに忍耐を持って付き合うしかない相性のようだが、どんな理由で凶なのか書いてないところが納得しかねる。

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あまりの天気に誘われて、富士市の丸火自然公園に行ってきた。二~三日に紅葉が盛りと書いてあったので、、、、、どんなんかな~と

富士から十里木に向かう途中から車を入れてみたが、初めての公園なので何処がどうなのか分からなうえ、暗っぽい感じがする。このところの急な寒さのせいか青いまま干からびた葉っぱやクヌギなどの茶色い葉っぱばかり。   紅葉は何処~

そのうちに外にはじき出されるように外周の道路に出てしまった。ならばとばかりに白糸の滝へ久し振りに寄ることにした。

滝の上部から右岸側の駐車場に入れ、紅葉と滝と富士山が同じ画面に入っている三題話見たいなポスターを見たことがあるので写せそうな所を探したが上の写真が精一杯。多分クレーンか何かを使っての写真だったのだろうか、それにしても本滝の真上には富士が来ないところから合成?。

Img_0071 他にポイントはないかと川まで降りてみると、丁度太陽の加減で飛沫に虹が架かっている。

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おりから暦の上では”小雪”ふるさと飛騨では二日前からの初雪が20㌢あまり積もったと便りあり。

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2008年11月21日 (金)

子どもの声にぎやかに

Img_0029 ず~ッと下のほうからワイワイガヤガヤと言う声が湧き上がるようにして聞えてきた。

今日は月一回の歯の治療日。朝一番でやってもらった後あまりの天気の良さに誘われて、バイパスのトンネル近くから麻機の山に取り付いて富士山が綺麗に見える”お気に入り”の場所に向かった。

シュロの葉陰から見る富士山は、市内から見る富士としては五本の指に(自分なりの基準)入れている。ここにいたとき、その声が聞えてきた。

Img_0032 ここから下って、農道に出てみると小学校高学年の児童が切れ目無しに登ってくるのと遭遇した。多分近くの小学校の一学年全部らしく、百人ほどもつづく、帽子の色は違っているが皆元気な足取りで登っている。

中には挨拶をしていく子等もいて、こちらもズボンについた草の種を取りながら精一杯の声を出して返事する。

Img_0039 山に登りだしてからだが、風も収まり小春日和の暖かい陽気になる。一つ向うの蜜柑山の間の細くて急な小道には保育園の子どもが保母さんに連れられて「ガンバレ」と下の子どもを励ましながら登っているのが見受けられ、今日は幼い子どもの声が充満する麻機山となった。

Img_0042asahata 蜜柑もそろそろ取入れが近いようで、斜面は葉の緑と蜜柑の黄金色が半々くらいに見える斜面がつづき、小学生がそれぞれ地図を出して下に広がる町並みと見比べている脇を通り過ぎれば蜜柑越しの富士がすっきりと立っている。

まさに、静岡ならではの風景であろう。

ふるさとでは、昨日辺りが初雪で20㌢余が積もっていると言う便りがあったが、足元にはツリガネニンジンがまだ咲いていた。

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今日の花。

左、釣鐘人参。高い山では夏に咲く花だが、時期遅れというか、、、。右、コスモス。稲を刈り取った後に撒いた種だが、、。

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2008年11月20日 (木)

寒空に突き立つ

Img_0002 木立ダリアが半月を背に威風堂々といった感じで寒空に突き立って咲いている。

別名を皇帝ダリアとも言うそうだが、その高さは3メートルはあるかと思う。その大きな図体は直径5センチ以上はある茎に支えられて、その上に大きな紫の花を咲かせているさまは、草と言うより木といったほうが良いくらい。

最大で6メートルにもなると言われている所からこのダリアはまだまだと言った所か、、、。

原産地はメキシコだと言うが、他のダリアと違ってこの時期に咲き出すのはあまり人の手でいじくられなかった為だろうか、花の色の数が少ないようで、私はこの色しか見たことがない。また、途中で折れてもかまわずに花を咲かせると言う根性の強さが見られる。

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またまた麻生さんの話しになるが、連発で失言、すぐさま言い訳をしている。

一つは、「医師は社会常識がかなり欠落している人が多い」もう一つは「道路財源を地方が使えるなら何にでも良い」と言ったとのこと。

確かに変な医者はいる。しかし、首相が公の場で言うことではないはず、それも、自分自身がお坊ちゃんで社会常識からはずれた行動が多いのに、、、

道路財源にしても、納めている?(無理やり取られている)自動車所有者は、「ばら撒いても良い」と言っているのではないはずなんだけど。

むかし、大平正芳首相は「ア~ウ~、、、」という前置きが多くて、はっきりと物を言わない政治家だったが、側近によると話しをしながらいろいろと考えていたためだったと言う記事を読んだことがある。

それに比べると最近の首相は"言語明瞭 意味不明”といわれた竹下首相以来、はっきり言う割には中身が無く、軽率に思ったままを口にし、周りから苦情を言われるとすぐに訂正してなかったことにしたがる人が多くなった。

先日、静岡新聞の偉い人かと思うが、原田某という署名入りの論説文によると、「漢字を読み間違えたり、ホテルのバーで飲むなど小さなことの揚げ足取りをしている。自国の首相を貶めてどうする、、、」と首相弁護の論評を書いていたが、決断力、実行力、先の見通しの無さを含めて、、、、、そんな首相でもいいの?。と逆に聞きたいもんだ。

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2008年11月19日 (水)

風花のように

Img_0008 昨日に打って変わって冷たい風が北西から強く吹きだして道端に落ちた枯葉を舞い上げている。

そうしたなか、麻機沼に入ると薄がなびき、白くなった尾花から綿毛が飛び出し、まるで風花を思わせる感じで舞い、吹き飛ばされていく。

いずれ暑くなり汗をかくだろうといつものような服装で二時間余歩き回ったが、汗の出てくる気配が無いままの御帰館となった。

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2008年11月18日 (火)

酒 人を飲む

Img_000479 Img_0006 暖かい暖かいと言われながらも植物の紅葉は静岡にも下りてきた。

写真は近所にあった元コンビニのドアにからまる蔦。まるで、封書の封緘のようにノブの周りを這い回って廃墟侵入者を撃退しているようだ。

このコンビニは、昨年閉鎖したのだが、植物の繁殖力はすざましいものがある。

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酒に関することわざが沢山ある中で、”人酒を飲み、酒か酒を飲み、酒人を飲む”というのが最近の世相のようでもある。

自分も男だけの職業柄、最盛期には”一升酒も辞さず”というほど良く飲んだ。しかし、本来はあまり酒好きではなかったようで、晩酌はたまにという程度、したがって、二日酔いとか、「昨日は何をしたか分からない」といった経験をしたことがないので、酒飲みの心境については良く分からない面がある。

しかし、昨日逮捕された警視庁警視の飲酒当て逃げ事故は、酒飲みの”真骨頂?”なのでは無いだろうか。聞けば、飲酒運転撲滅運動にもたずわったこともある警察官幹部でもあり。警察の事情には疎い自分でも警視という位は、警察署署長くらいになるのではないかと思っていた。

逮捕された後、「自分が何をしたか分からなかった」と言ったそうだが、まさに、酒に飲まれて、、、、しかし、ハンドルを握った原因は翌日の仕事が、、、とも言っているようだから”分からなかった”というのは言い訳だったかも、、、

それにしても、自覚が足りない。紅葉のように赤くなった後、日影の紅葉のように青くしおれてしまったに違いない。

警察幹部でも、守れないようでは”道ははるかに遠い”ようだ。先日の引きづり殺人事件も飲酒運転が大きく影響していると言う。これだけ社会問題化し、その後の人生をまったく狂わせる酒。

二十世紀初頭アメリカで行なった禁酒法では、ギャングたちが密造酒の儲けをめぐって争い社会不安を起こしたように、法律でも取り締まれない酒。

どうしたもんだか。

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2008年11月16日 (日)

こっちの油は高いぞ

Img_0075 直径5mとは無い津金寺の小さな池。すぐ傍の紅葉の木から落ちた濃淡色とりどりの落ち葉が池に浮かんでいる。

青黒い虹鱒に混じって、いや、、、同じくらいの白い鱒らしき魚が泳いでいる。   アルビノだろうか。

大きな池と違って逃げ場が無いためか人怖じもせずに悠悠と旋回していた。

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「おはよ、ゆんべの月下美人酒には当たってないようだね」と言ったら「なんのなんの 大当たりさ、久し振りに、ヘッヘッヘッてとこよ、、、冗談冗談」って返事。「また作っておいてね」

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今日は静岡に帰る日。林檎農家にもう一度行って、自分たちが食べるための林檎。いわゆる”自家用”を90kg分けてもらって他の兄弟同様、自動車の前方を持ち上げて出発。

細かい雨が時おり降るなか山梨で1リットル123円の看板を見つけて給油所に車を入れる。セルフサービスながら久し振りの数字、操作に戸惑いながらも給油を済ませると「ルーレットボタンを押してください」と給油機はいう。

言われるまま押すとパチンコみたいに同じマークが並び更に割引してくれると言う。日ごろ、くじ運の悪い自分がなぜ?と思っていたら隣の人も当たっていた。

これはどうやら、初めっからの出来レース。と読んだね。リッター119円の看板を出せないので、、、、と思ってしまった。それにしても嬉しいサービス。

おまけ金額は141円。で、こんなに喜ばせてくれるなんて、、、

その金額が静岡に来て見れば、129円だという。運送費が安いはずなのにどうなっているんだろう。仕入れが高いのか? 競争原理がはたらかないのか?。

ホーホー 蛍来い こっちの油は高いぞ  って

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2008年11月15日 (土)

三寺めぐり

Img_0133 北向観音の朝は早い。まだ夜が明けぬ五時ころから窓越しに朝の勤行らしい鐘の音が聞えてきた。

枕が替わってか、それとも暖房が暑すぎるのかとにかく眼がさえて寝ていられない。外が明るくなるのを待って、他の連中を起こさないようにして着替えを済ませ、早朝散歩に出かけることにした。

Img_0111 北向観音、常楽寺、安楽寺と近場のお寺を巡る。まるで飛騨古川の正月行事”三寺まいり”のように。

少し青味の出てきた空と葉を落とした愛染かつらの北向観音(写真上)。藁屋根のこんもりとした常楽寺。八角三層、国宝の塔(写真左)を持つ安楽寺を巡り、朝風呂に浸かれば朝ご飯の時間。

別所には、古くからの寺が多く上記以外にも少し足を伸ばせばいくつもの由緒ある寺や神社、美術館、上田近辺の古戦場を含む観光拠点があるが、今回は林檎狩りが主点。

毎年恒例になっている立科町の林檎農家(ブログ、”果樹園の毎日”を見て~)に戻れば、林檎採りと選別に忙しそうな様子。そんななか、あれこれといいながら各自欲しいだけ分けてもらい、自動車に積み込めば、静岡からのもち米、長野の新米それぞれ30kgを前もって載せている車は後ろ荷になって上向き加減になってくる。

「暗くならないうちに帰らないと、ライトが眩しいと言って対向車に叱られるよ」なんて冗談も飛び出して大騒ぎ。

義弟の家でもう一泊する自分たち以外は、この後食事をし、またの約束をして帰途に着くすることになった。

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夕食は食材持ち寄りという名目で、近所の知り合いNさん宅でご馳走になることになった。持ち寄りと言う以上少しくらい持っていかねばと清水で買った魚は前前日に渡していたが、このほかに目玉として月下美人の焼酎漬けを持参した。

三年前から開ききった状態の花を漬け込んでいたものだが、密封した蓋を開けたら花の香りが強く匂い、焼酎にもトロミが出てきていたので、先日試し呑みをし味には自信を持っていたが、味とか好みは人それぞれに違うものですこしばかり気がかりだった、、、。

しかし、気がかりは最初の一杯で吹っ飛んだ。およそ、2リットル残っていたものがたちまち無くなった上、漬けていた花まで漬物のような食感がするといって平らげてしまった。

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2008年11月14日 (金)

出た出た月が

Img_0004 出た出た月が まぁるいまぁるい

    まん丸い 盆のような月が

まさに歌のような月が浅間の肩から昇ってきた。写真にするとそれほどでもないが、それはそれはでかいお月様だった。

昨日、夕日に映える浅間山を見ようと、外に出た。

この辺りの裏山に西日はすでに沈み、南東の蓼科山は影絵のように黒く、夕日を受けて、赤黒くなった浅間山は沢山の噴煙を上げ、笠雲のように横にたなびかせている。

帰ろうとした段になって、丸い雲が山ぎわから見える「それにしても完全に近い半円だな、、、」なんて思ったほど大きかった。

夜になって、戸倉上山田に行く用事があっての帰り道、辺りを煌煌と照らす月明かりは普段見える星たちを月の周りから消してしまうほど明るかった。

「こんなに明るいなら、姨捨のほうに行って田毎の月を見たいもんだな」と言っては見たがこの時期は稲刈りが済んで田の水があるはずも無く「姨捨なんかに行くとそのまま捨てられてしまうぞ」なんてからかわれてしまった。

もっとも、こちとらは男だから、新聞の見出しは何とか書かれるだろうか。

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Img_0023 そして、夜明け前、氷点下に下がった気温は自動車のフロントグラスを真っ白に凍りつかせている。その氷を溶かして箱畳公園に来て見た。

昨夜の満月は朝焼けで少し明るくなって靄が薄くよどんだように見えるようになった水面に己の分身を移してまだ西の空に残っている。

吐く息を白くなびかせながら、農業用の溜め池の周囲をめぐる。しかし、日の出の太陽を見るには良いポイントがないため、八重原に移動して日の出を待つことにした、、、、、、。

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別所のいで湯は、、

Img_0049 十四日の続き、いまは東御市という名になった元東部町の八重原でご来光は、いかにも日本の村という感じ、”どこかで見たことがる”という懐かしさを憶えるものがある。

朝霧が薄く漂い立ち上る中をゆっくりと上がる太陽を眺めていれば、寒さも感じない。

今晩は「信濃の鎌倉」といわれる別所温泉に兄弟で泊まることになっているため、ここで待ち合わせをすることになっている。

Img_0088 それまで、時間もあることから近所の林檎農家に行き、贈答用の林檎の発送手続きを済ませ、ついでに3kmほどはなれた津金寺に散歩と紅葉見物と兼ねて出かける。

紅葉は、見ごろをすこしはずしたというきらいがあるもののまだ紅く太陽の恵みを受けて本堂の軒裏まで紅く染め上げ、公孫樹は一面黄色い絨毯を広げたように足元を飾っていた。

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Img_0110 日が陰る時間は日を追って早くなり、四時過ぎに着いた別所はすでに暮色が迫っていた。

宿は中松屋。最近の流行か廊下もエレベーターも全て畳敷き。(これは、他の旅館も外から覗き見た感じではあちこちにあったので、、、)畳替えが大変なのだろうなとと思いながらも、そのまま部屋に入り布団に入るのは、ホテルで靴を履いたまま部屋に入るより抵抗感があるのは自分だけなのだろうか。やはり、廊下はスリッパで歩きたい。

ともあれ、部屋は最上階の温泉のすぐ下で見晴らしも良く、北向観音を有名な”愛染かつら”ごしに眺め、左手には温泉街からつづく上田方面の夜景を見るという最上?(他の部屋を見てないので、、、)を用意してもらい、この宿を選んだ面目を果たした。

夕食は、このシーズン最後ではないかと思えるマツタケもで、気の置けない兄弟夫婦だけに話の輪が広がり夜遅くまで過ごしてしまったが、こんなときを過ごせる幸せを再確認する場ともなった。

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2008年11月13日 (木)

真っ黒焦げの、、、、

Img_0084 桃色の花かと見がまうような木がある。周りの落葉樹が葉を落としているだけに余計に目立つ。

真弓(マユミ)である。角が取れているものの四角い感じの皮が割れて中から小さな実がはじけ飛んでいる。

真弓はその粘り強くて強靭な所から古代弓の材料として使われたところから名付けられたが、飛騨の枕言葉だともきいており、飛騨にはこの言葉を使った酒や江戸時代末期の相撲取りがいたことが知られている。

万葉集に

Img_0068 白真弓 斐太の細江の菅鳥の 

  妹に恋ふれか いを寝かねつる

意味は飛騨の細江にいる菅鳥のように 妻に恋するから 何時までも眠れない

というそうで、これだけ愛されれば妻も幸せなことだと思う。しかし、愛もこの辺までで、真っ黒焦げの焼き餅では美味くもなんとも無い。

ちなみに、来年の阪神の監督は真弓さんだが、ちょっと成績が悪くなればくそみそに罵倒することで有名な阪神ファンに忠告。真っ黒焦げの応援は、、、、、

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Img_0002 今日は、長野に向かって今年三回目の野辺山越え、空は朝から雲ひとつ無い上天気、上半分を真っ白に化粧した富士は半ばに白い雲を帯のようにまとわり付かせて微笑んでいる。長野に向かって今年3回目の野辺山越えは穏やかな日差しに満ちて。”真澄の空はほんがらかに晴れて、、、、”といったところ

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2008年11月12日 (水)

子どものおもちゃと一緒

Img_0024_2 日中ぱらついた雨の中、傘を差して近周りの散歩に行って来た。

北側の山の際が明るい青空を覗かせているのに、頭上は厚い雲の中強くは無いが止み間無しに雨が降る。きっと明日向かう山梨から長野にかけては快晴なんだろうな。「自分の頭の上が曇っていると全国全てが曇ったいるような気がする」左の脳ではそんなこと無いと思いながら、右の脳は空を見て考える。

右と左?、場所が違うってか?、、、まあどっちでもいいじゃない。

Img_0043 そんなこと思いながら帰ってきて、しばらくすると「綺麗な虹が出ているよ」って声に飛び出した。みると、綺麗な半円をくっきりとかけているが広角レンズでも捉えきれないほど大きい。

始めは、暗い空にくっきりと出ていたが、日が沈むに従って夕焼けの影響を受け雲が明るい橙色に染まってくる。副虹まで伴っての虹は本当に久し振りだった。

雲の移動が遅いのか日没過ぎてもまだ消えず、30分以上七色の帯を天空に架けていたのではなかっただろうか。   良い目の保養をさせてもらった。

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自民 公明の政府与党は、ようやく定額給付金の配布問題を決めた。思い付きから出発したためあちこちから横槍が入り、そのたびにふら付いていたが、この方法で行くと市町村に多大な迷惑をかけることになりそうだ。

税金を使って選挙対策費に似た二兆円。趣旨からして分からない。困った人に配るのなら所得制限をもっと低くするとか、介護の現場に配布出来なかったのか。そして、制限の判断を市町村に任せるとなると、窓口で職員が罵倒されるのが目に見えている。

橋の下にいるホームレスや何とかカフェなどにいる人はどうなるの?、日本で働いている在日外国人をどうするの?、、、、。首相は「迅速公平でよかった。支給方法は与党で検討してもらえばよい」と言っているそうだが、公明党に突付かれたにせよ、言いだしっぺが放り出してどうするの。

子どもみたいに、遊びに飽きたからと言って、おもちゃを放り出すようなやり方はゆるせない。この調子では折角”お金を配って支持率が下がる”となり、虻蜂取らずなのだが、、、、、。お坊ちゃんには分からないだろうね。

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2008年11月11日 (火)

パズルを解くように

Photo 近いうちに長野で林檎狩りを兼ねて兄弟会をすることになっているといったところ、手土産に「家の蓮田から好きなだけ掘って持って行ったらどうか」とのことだったので、生まれて初めての蓮根掘りに挑むことになった。

今年は、「何だかんだとあったので、肥料はもとより手入れをしていないから、細いかもしれないよ」といわれて、枯れた茎ばかりになっている、蓮田に入った。

散歩の途中あちこちで見かける蓮根掘りは、他人事と思っていたがその様子からとても志願してまでやりたいとは思っていなかっただけに、始める前から引け腰の作業。

静岡の蓮田は、水をなくしてから土を横に跳ね除けて掘るのがほとんどで、テレビでやるように胴付き長靴をはいてポンプで水底をかき回して掘るのではない。それだけに重労働かもしれない。

地表から3~40センチの深さの土を掘るということは、いくら土が軟らかいとはいえ大変なことである。その深さまで掘ると地下茎につづく蓮根が横たわっているのだが、水をたっぷり含んだ粘土は鍬にくっついて離れないし、足は泥に沈み込んで動かなくなるし、そのあげく掘りあげた土の置く場所にも困る。

ようやく、本体に近づくと傷をつけないように手が主体の作業になり遺跡発掘をしているような気分に成る。おまけに幾本もの蓮根が交差している中、どれを先に掘り出すか見極めて、先端に当たる部分まで掘り進めるのは、パズルをやっている感じに似ている。

蓮根掘りが好きだという人は、こんな所が気に入っているんだろうな、という気がしたが、自分のように気が短くてこらえ性の無いものには無理な仕事に見え、二時間ほど作業した所で「これで充分です」といってやめることにした。

おりから、日も差さない寒空の下だったが、下着の全てが汗まみれ、、、、。

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2008年11月10日 (月)

美味そうに見えても

Img_0011 薄日は差しているものの、あまり暖かくないので麻機山の農道で汗をかいて来ようと登り出した。

木の葉も落ちだして、ヒヨドリジョウゴが鮮やかな紅い実を光らせている。熟れきった実は柔らかそうで、ミニトマトをさらに小さくしたよう。名前だけ聞くと美味そうに思えるが、これが有毒でヒヨドリも食べないそうだ。

どうしてこんな名前をつけたやら、そして、草のほうも誰も食べないような実をどうして美味そうにぶら下げているのやら、、、

Img_0024innta 尾根に上がって北に向かう。建設中の第二東名の工事現場やそれに繋がる取り付け道路が着々と進行しつつあるのを見下ろしていると、小泉改革の時、道路公団を解体とまで叫んでいたのはなんだったのだろう。などと考えてしまった。

登り出した当初は、すぐ降りてくるつもりなのでカメラだけしか持って来なかったのだが、農道に下りる機会をなくして福成神社まで行ってしまい、桜峠へ下りる道が工事で通行止めという案内があったので、農道に戻り北地区に下る。

結局はお腹をすかして帰ってきたのが四時間後の午後一時過ぎ、約15kmの散歩になってしまった。

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2008年11月 9日 (日)

なびき伏しけん

Img_0001 から小雨が降り続く寒い一日になった。国1バイパス北側の田んぼは今では数少なくなった、まだ刈り入れが済んでいない田んぼだが、先日来風もないのに倒伏したまま、今日の雨に打たれいる。

思わずこんな歌詞が浮かんだ。

、、、高嶺おろしに草も木も なびき伏しけん 大御世を、、、

(こんな歌知っているのは戦前生まれぐらいだろう)

Img_0004 今日の気温は、まだ十一度と寒暖計は示すが、薄着で外出したためか体感温度はもっと低く、降る雨も”氷雨”と言った感じがするなか、川根の家山に行って特産市を見てきた。

十時少し廻ったばかりだが、すでに駐車場に車がかなり来ていて会場に仕立てられた学校のグラウンドにはテントが幾張りも張られて賑っていた。

その一番奥には、舞台がしつらえられて、壇上にスーツ姿の人が何人腰掛けていた。私が到着したときにマイクから「それではこれで開会式を終わります」と言っていたが壇上を遠巻きにして見ている人はほんの僅か、それもほとんどが子どもで、大半は立ち並ぶテントの出店に群がっていた

どんな開会式だったか分からないが、壇上にいた名士(?)は一般の人から無視され、さぞしらけていたことだと思う、、、、、。

ともあれ、折角来たのだからと、お茶や、山葵を含む農産物を買い、豚汁、焼き魚をたべて幾分かは協力してきた。

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アメリカでオバマ大統領候補者が選挙戦を戦っているときから、福井県の小浜市では大騒ぎし、当選が決まってからも大統領の就任式典に誰かを派遣するだの、フラダンスを踊るなど町(市?)ぐるみで興奮しているようだ。

オバマ氏がどんな人物でどんな政策をしようとするのか全然関係なく、ただカタカナにした文字が一緒だと言うだけでこんなに狂ってしまうのはいかがなものだろうか。

多分そう思っている人もいるのだろうが、表立ってそれを言う雰囲気でないことは分かる。とにかく時流に逆らっても無駄なのでみんなと一緒になびき伏しておこうか。

多分、就任して半年もすれば、クリントン時代の時のように、あれもこれもと負担を要求してくる可能性のある、アメリカ民主党の政策にガッカリして人気の潮が引くはず、すると「あの時はなんだったのだろう」と熱が冷めた風邪引きのように言い出す可能性が、、、。

彼は、あくまでもアメリカの利益を優先するアメリカの大統領なんだ。ということを忘れてはならない。

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帰りに寄ったスーパーではバナナが山のように積まれ、ダイエット食として売り切れが続いていているといわれた先月の話がうそのように見える。

結局は、効果が無かったか、毎日バナナ食では飽きが来たのか、、、いずれにしろ飽きっぽい国民性に輸入業者が慌てて輸入した在庫を抱え、頭を抱えている図が目に見えるようで、、、、、、。

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2008年11月 8日 (土)

しろばんばが飛んできた

Img_0028 井上靖の自伝的小説のひとつ、「しろばんば」の冒頭の部分に{、、前略、、、ゆうがたになると、決まって村の子どもたちは口々に”しろばんば しろばんば”と叫びながら、、、、くうかんを綿屑でも舞っているようにふゆうしている白い小さい生き物をおいかけてあそんだ、、、、}と書いているが、その後もこの虫は子どもの遊び相手をしていたようで、自分たちも同じようにして遊んだものだ。

Img_0029 ”しろばんば”とは、すぐ後に書いてあるが”白い老婆”のことだとある。しかし、自分たちの場合は”雪虫”と言った。これは、虫の腹にあたる部分に白い毛が生えていて、風の弱い夕方など無数に漂っているさまは雪がひらひらと舞い散るようにも見えるところからきていると思う。

空を飛ぶ能力が低いのかあまり移動することなくふわふわと空に浮かんでいるが、物にとまったりしたところを見たことが無い。おまけに、体長2ミリほどしかないので、飛んでいるとき写真にしようとしても焦点が合わないし、ごく柔らかい虫なので、無傷で捉まえるのは難しく、写しにくい生き物である。

昨日、家の庭で久し振りに見つけたので、捉まえ、目を回させてから指の上にのせたのが上の写真。でもすぐに飛び立って半ボケ写真しか出来なかった。

次の機会には、、、、

この虫の正式な名前は”トドノネオオワタムシ”というそうだ。漢字で書くと”椴根大綿虫”と書き、椴根とはトドマツの根をいう。そうなると、家の近所にはトドマツや、シラビソなど高冷地の樹木は見当たらないから、静岡では貴重な訪問者ということになるのだろうか。

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今朝の新聞に、筑紫哲也氏がなくなったと報じられていた。やっと先日まで元気なようだったが、、、73歳は今の時代ではまだ早いと言う気がする。

朝日新聞の記者からの出発だと言われるが、自分とは年も四歳ほどしか違わないためか、同世代意識を持つ面もあり、考え方に共鳴する部分がかなりあって、この世代の代弁者的存在で尊敬する人の一人だった。

人の思想には新聞の社説やコラムによって影響を受ける面もあるのかと思うが、親の代から朝日新聞を取っていて、その社説やコラムからの影響はかなりあったのではなかろうか。

日本では、朝日が左がかっているといわれるのに対して、読売系が右だと言われている昨今、朝日嫌いの人もかなり入るようで、”チャンネル2”や文春、新潮などからは批判がかなりある。しかし、どの新聞社もスキャンダル、誤報的勇み足はあるものの、マスコミは権力に対して妥協したり迎合せず、監視の目を怠ってはいけないものだと思っている。

そんな、姿勢を貫いての一生だった、と思っているだけに今日の早逝には惜しいものがある。

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2008年11月 7日 (金)

立冬と言うのに

Img_0004 今日は立冬。いよいよ冬がはじまる日とされ、風物が寒々と感じられるようになる。

テレビなどを見ると北海道辺りでは、雪も積もりだしたようで風が強い一日だそうだが、此方では、朝方少し濡れたものの十時頃から日差しも出てきてポカポカとした小春日和の一日になった。

”冬来たりなば 春遠からじ”とか、こんなに穏やかな日差しを受けていれると、季節感も狂ってきたのか、11月には入って咲き出した菊の花と、春の七草と言われる仏の座が同時に、いや、仏の座のほうが早く咲いていると言う光景が見られる。

この花、春の七草に使われる”仏の座”ではない。しかし、花の名前は仏の座で通用し春の花とされている。で、食べられるほうの仏の座は田平子という名前の草というややこしい関係だが、、、、、

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また政府が迷走している。先日首相は「全家庭に給付金を支払います。そして、三年後には消費税を上げます」とテレビを通じて大見得を切ったが、所得制限をどうするの、経済は全治三年だからそう言ったなどと、思いついたまま喋った可能性のあることが分かった。

十年ほど前の地域振興券もどう使ったか憶えてないが、今回のばら撒きも目くそほどの効果があるだろうか。いずれにしろ、こんな小さな海老で消費税と言う鯛を釣られたくないのだ。

しかし、実際はそんな深読みでなく、目先の選挙の人気取りのため、自分たちの金でなく税金からだせば懐が痛まないし、公職選挙法に引っかからないとでも思って、後先も考えず、口について出たのではないだろうかと勘ぐる。

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今日の花。

左、柿とカンナ、暖かい日より続きでカンナの花はまだ意気軒昂。右、薩摩芋の花、星朝顔に良く似た色の花だが大きさは直径3cmほどもあり、此方のほうがずん!と大きい

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2008年11月 6日 (木)

冬鳥も集まって

Img_0022 麻機沼にも冬鳥が集まって来はじめた。

沼を分断するような形で作られている通路の北側に特に多く、そのうち30羽程のヒドリガモ、コガモ、カイツブリなどが岸辺近くに集まっている。

先日まで人影を見ただけで、遠くに逃げていた鳥たちも人馴れしたのか、それともすぐ傍にアヒルにしては少し小さく、アイガモかなと思う灰色がかった水鳥がカルガモの雌と連れ添って昼寝をしているのに安心したのか、すぐ傍に来て、水葵の葉を啄ばんでいる。

それを立ち止まって眺めている人と少しばかり話しをする。

脳梗塞の治療中だとのことで、病院からの帰りにここで眺めているとのことだった。55歳まで病気らしいものは一回もしなかったそうだが、趣味もなく人付き合いも好きでないため、家で酒を飲んでテレビを見る生活を続けているうちに血圧が上がりこんな結果となった。と言っていた。

いまも、医者からは「一時間ぐらいの散歩をしなさい」と言われているんだが、太股のところが痛くて50mくらいしか歩けない。子どもも家には帰ってこないし、などといろいろ愚痴を聞く羽目になったが、内心、自分の幸せをかみ締めていることに気がつく、、、。

午後は、例によって農作業の手伝い、というか手出し(余計が付くかもしれないが、、、)

もともとは幅1,5mくらいの畝の間に水はけを兼ねて4~50センチ幅の作業通路があったのだが、掻き揚げが充分でないため徐々に埋まり一面平らになってきたので、固くなった通路の土をスコップで掘り、畝に戻すことを始めた。

一昨日に作業で、手首はすぐに痛くなったが、二の腕は一日遅れ、昨日起きた時に痛く感じたため、疲れ取りを兼ねて休んでいたのだが、疲れ取りの筈が竜爪山にのぼって”なんだかなぁ”状態。それでさらに半日遅らせ、午後の作業になった。

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今日の蝶。

何れもシジミチョウの仲間。 左、ウラナミシジミ。関東以南に住む、羽の後に小さな簪のような尻尾を付けているが、なにかの役目があるのだろうか、それともただの飾り羽? 右、ベニシジミ、シジミチョウの中では1~2を争う綺麗な模様と色合いをしている。数も多く目立つ。

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2008年11月 5日 (水)

狐かな? (竜爪山 1,051m)

Img_0009 先日麻機沼で出会ったSさんが、「竜爪山の中腹にあるセンブリノ花はいまが見ごろだ」と言ったのが頭のどこかに引っかかっていた。

それで、場所をはっきり聞かなかったにもかかわらず、話の前後からこの辺りと狙いを定めて行ってみる事にした。

Img_0001 場所は、平山の登山口の少し上。新道の付近と思い鳥居の傍の駐車場に車を入れて、林道を登っていくと道うえの竹林が崩壊して道路上に30mくらいに渡って、高さ4mの土砂がたまって完全に道をふさいでいた。

仕方ないので、引返してきたがここまで来たのなら穂積神社まで登ってみようかと支度して登り出した。

薄暗い木立の中、谷のせせらぎを聞きながら登る。少し前を中年の女性が単独で登っていたが、此方を警戒してか少し平らになると早足になり距離を拡げ急斜面で縮まるものの追いつかせない速さで歩く。   結構健脚家である。

穂積神社まで石段などで整備され、むかしの修験道だった趣を残している。ここで、水を飲んでいるうちに、ここまで来たらもう少しという気になって、頂上を目指そうという気になってしまったから困る。

再び気合を入れ直して、杉の巨木群を右左に縫い、鉄製階段を登っていくと先ほどの女性が急に木の間越しに見え隠れし始めた。「この人、狐で無いか知らん?騙されないように眉に唾つけて、、、、と」なんて考えながら、マイペースで登るうち、何人かの足弱なグループを追い抜くが距離が縮まったり遠くなったりを繰り返す。

ようやく、俵峰からの出会い、乗越で追いついて見ると無愛想な人だが狐かどうか尻尾が見えないので正体は分からない。しかし、気の強そうな人らしく、薬師岳からの降りで挨拶もなく小走りに横を追い越して文殊岳に向かっていった。

始めは登る気がなかったのに、「もうちょっと もうちょっと」と山を登りきったのはついぞなかったこと、、、、。驚いたね

さすがに竜爪山は人気のある山、連休の後のウイークディだというのに、下の駐車場に十台を上回る車が駐車し、頂上にも先客が六~七人、後から三人と賑ってくる。この後追い越した人が登ってくれば、と考えたら、、、汗の引くのを待って早々に引き上げてきた。

穂積神社からの降りは、センブリノ花探しを兼ねて新道を使うことにした。しかし、杉林で薄暗い道にはセンブリどころか他の花もない。そのうち、林道まで下りてしまい、崩壊した場所を乗り越えて駐車場に戻る。

朝九時に登りかけて着いたのが十二時半、時計も無く行程は分からず終いの山登りであった。

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アメリカ大統領選挙は、オバマしの圧倒的得票で決着した。日ごろ自分勝手なことしか言わないアメリカという国は好きではないが、親の代にアメリカに来た人。上院議員を一期しかしたことのない47歳の男を国の最高指導者に据えるということが出来るお国柄は羨ましい所がある。(ペルーのフジモリ大統領の時もそう思ったが、、)

対立候補マケイン上院議員も選挙中は相手をこき下ろしていたが、最後の挨拶は分からない英語ながら、淡々と綺麗な挨拶をしていた。その中で言っていたが、「どんな人でも選ばれるこの社会が未来を明るくする」「決まった以上相手に協力する用意がある」とも、、、

ひるがえって、日本の場合、親が、祖父が国会議員や大臣でなければ首相になれないような選択肢の狭い社会にしてしまっている。

これは、本人ばかりでなく選ぶ側の国民も悪い。いい加減”門閥 閨閥 学閥 役所閥”から脱却しないと何時までたっても日本の未来は明るくならないだろう。

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2008年11月 4日 (火)

ちょっと近くまで来たもんで、、

Img_0087 「ちょっと近くまで来たもんで寄らしてもらいました」とばかりに庭先に浅葱斑(アサギマダラ)が入ってきた。

羽の模様の感じから若い雄と見た、、、付根の白い部分が青みがかっているのが名前の由来だという。

Img_0084 ようやく咲き出した菊の蜜を吸ったり、山茶花に掴まったりでそんなに気ぜわしい様子でもなく、ゆったりとあちこちを見てから空高く舞い上がっていった。

今夏は、蓼科山で沢山見たこの蝶も、これから沖縄のほうに向けて山を下り、海を渡って行くそうで別名を”旅する蝶”とも言われている。

これからの長旅、無事に目的地に着くことを祈る。

世界的にはもっと移動する蝶もいるが、日本では、台風などで流されて飛来する以外では一番長距離を飛ぶ蝶である。

もちろん、一頭の蝶がするわけではなく、ひと夏に何回か代替わりをして戻るのだが、どんなことが条件で沖縄に行きたかったり、逆に本州のほうまで行く気になる本能と言うか 遺伝子というか知らないが不思議なものである。

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今日は、朝から農家の手伝い。酪農家が稲藁を取りに来るとのことなので、午前中は纏めてしばる作業を、午後は機械で耕す作業となれない仕事で、手首が痛くなる。

これも普段使わない部分の筋肉が弛んでいる為だが、どれだけと言うノルマも無く、好き放題に仕事をさせてくれるので心地よい疲れとなり、風呂に入ると老人の慣用句「極楽 極楽!」が思わず口について出てくる。

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今日の花。

左、じゃが芋の花、今どきこの花が咲くのは雪国では考えられない花だが、、、、右、ラッキョウ、濃い紫が雑草まみれの中でも映える。

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2008年11月 3日 (月)

大道芸を見に行く

Img_0073 今日は文化の日。「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として戦後定められた祝日であるが、抽象過ぎてなんだか目的が良く分からない。

もちろん駿府公園に行くまでの間、旗の上がっている家は見なかった。これはどの祝日においても同様なことであるが、、、、。橋下大阪知事らが躍起になっても難しい話である。

十月三十一日から四日間に渡って第17回静岡大道芸が行なわれ、今日がその最終日なので行ってきた。仕事を辞めてから昨年までは、連日のように通って見たのだが、今年はなんだか行きたいという感じになれなくて、明日行く、明日行くと延ばしてきたのだが、、、。

Img_0058 午後になって行って見ると、曇り空の下、時おり突風のような風が舞い、砂埃や枯葉を巻き上げ、例年より埃っぽい感じがする。

今日はどのくらいの人が来ているかまだ分からないが、昨日は70万人の人が来たと新聞に載っている。ほとんど静岡市の人口に匹敵するのだが、我が家の近所で行った人は聞いていない。どんな数え方をしているのか、、、主催者発表はいつもかなり多めなのでそこんところを割り引かないといけないが、公園の中の人をみただけで、風がなくても埃は立ちそうだった。

Img_0030 時間もそんなにないので、街中に行かず駿府公園内で見れるものだけ、と思っていたら、結局は人の後ろから見なければならないので、高い所でやっているものしか見れず、夕方のテレビで言っていたが、目当ての大道芸を良い所で見るため、二時間も前から席取りをするなんて辛抱強いことは、はなっから考えていない。

そして、毎年の事ながら外国人の芸のほうが見栄えが良い。この辺の差が何時までも埋まらないのはどういうことなんだろうと、毎年同じことを考えている。

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2008年11月 2日 (日)

風船唐綿は今日の誕生花

Img_0004 ”風船唐綿”が道端でポンポンな実を付けている。棘だらけだが触っても痛くないので指で挟んでみると空気の抜けるところが無いらしく、はじき返してくるので、さらに摘まむ力を入れるとポンッと音を立ててはじけ、中身は細い繊維だけが見えた。    まだ、熟していないようだ。

Img_0007 さらに、上のほうでは乳白色で毛の生えたガクと僅かに桃色がかったはなびらが艶かしい雰囲気を出していて、ガガイモの仲間だというのはなんとなく分かる。

今頃花をつけて、これから寒くなる前に種が出来るのだろうか。そして、誰が決めたか知らないが、この花は今日の誕生花だとあった。

花言葉は「かくされた能力」だって、今日生まれた人はまだ能力を出し切っていないと言うことか、いまに「出せ!出せっ」って攻められるに違いないだろう。

そして、実のほうには別の言葉があり「いっぱいの夢」だというが、今日の自分の行動は夢を潰してしまったことになるのか。それにしても、こんな言葉を考え付くのはどんな人だったのかな。

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今日は白秋忌。熊本県生まれのこの詩人は全国各地を廻ったが何処に行っても好かれたらしくあちこちに記念館があるようだ。先日行った沼津千本原でも暮らし、松原伐採に反対したことで有名で、瀟洒な記念館が建てられている。

この人が、昭和十七年の今日死去したと言う。そして、さきほどの報道によると歌手フランク永井も肺炎で亡くなったという。

この人も、不慮の事故以来二十数年前に表舞台から去った人だが、低音の魅力で我々を若い時代を楽しませてくれた人だった。   合掌

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今日の花。

左、実蔓も色づいてき始めた。右、集団で実を付ける臭木も一個だけ取り出してみれば猿ボボのようでかわいらしい。何れも麻機近辺の山で

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2008年11月 1日 (土)

猿梨は和製キウイ

Img_0127 昨日採って来たサルナシを孫たちが「美味いの 酸っぱいのと言いながら二日で食べてしまった。

漢字で書くと”猿梨”となるそうだが、子どものころはコクボウと言った。最近になって知ったのは地方ではコクワというと書いてあったので、この言葉から変化したものであろう。

猿梨は雄雌別な株なので、実を付ける株はごく少なく、あちこち探し廻らなければ見つからなかった。そして、山で実る果物の中では、一二を争う甘さで成る場所は人に教えない。見つかる前に未熟な実を取ってきて、粉糠などに埋めて熟すのを待ったものだった。

日本では、猿梨とマタタビは良く似た蔓をしているので仲間だと思ったが、昭和40年代になってキウイが入ってきたときにはビックリした。

大きさは勿論、表面の小さな棘のような毛羽が立っているのは違うが、二つに割ると猿梨そっくりな断面をしていたことだった。そのうえ、味までも良く似ている。

始めは、猿梨の改良種だと思ったが、此方の原種は中国でごく近い種類だと聞いた。

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今朝の新聞の一面に”田母神空幕長を更迭”と言う見出しの記事が乗っていた。中身を見てビックリ、今どきこんなことを考え持っている指導者が自衛隊にいるのか。ということ、、、。

新聞の記事だけしか見ていないが、「中国侵略や朝鮮半島の植民地支配を正当化し、太平洋戦争も米大統領の罠にはまって始めた」など他にもあきれた思想を展開しているようだ。

そして、こんな論文に最優秀賞を出す会社があると聞くと、どうなっているんだろうと言う気がする。

先の戦争を全て肯定し、イラクの空輸活動に名古屋高裁が違憲判決を出した際「そんなの関係ねぇ」と言った人だという。こんな常識の無い人が、航空自衛隊のトップにまで昇進したことの不思議さ。良く今まで、偶発を装って同じ間違いをしなかったものだ。

上の命令に従うしかない軍隊において、「私は貝になりたい」が再現しても不思議無いだろう。漁船と衝突した愛宕、15対1の訓練で死亡した隊員ほかにも良く似た事件を聞く。    これじゃ相撲部屋と一緒じゃないか

年を見るとこの人60歳だと言うから、戦後の民主主義教育を受けた人のはずだが、こういう歴史観を持つに到ったのは、自衛隊と言う狭い組織の中で甘やかされ、出世コースを突き進んできたせいだろうか。

自衛隊(軍隊)の指揮官はまず常識人であれと願う。自分の殻の中でしか物を考えられず独断で判断しては間違いを起こす、裁判官も同様な事件が多かったので裁判員制度が近く発足するのだが、自衛隊にも同様な制度が必要になって来はしないか。

それにしても、やっぱり自衛隊はおっかない団体だぁ

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今日の花。

左、刈払った笹の上に落ちた紅葉、地面ならすぐに茶色くなるのだが、、、右、特大の煙茸、直径5㌢ぐらいはあった、左側のものが普通の大きさ、ちなみにまだ煙は吹く所まで言っていない。

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