出た出た月が
まん丸い 盆のような月が
まさに歌のような月が浅間の肩から昇ってきた。写真にするとそれほどでもないが、それはそれはでかいお月様だった。
昨日、夕日に映える浅間山を見ようと、外に出た。
この辺りの裏山に西日はすでに沈み、南東の蓼科山は影絵のように黒く、夕日を受けて、赤黒くなった浅間山は沢山の噴煙を上げ、笠雲のように横にたなびかせている。
帰ろうとした段になって、丸い雲が山ぎわから見える「それにしても完全に近い半円だな、、、」なんて思ったほど大きかった。
夜になって、戸倉上山田に行く用事があっての帰り道、辺りを煌煌と照らす月明かりは普段見える星たちを月の周りから消してしまうほど明るかった。
「こんなに明るいなら、姨捨のほうに行って田毎の月を見たいもんだな」と言っては見たがこの時期は稲刈りが済んで田の水があるはずも無く「姨捨なんかに行くとそのまま捨てられてしまうぞ」なんてからかわれてしまった。
もっとも、こちとらは男だから、新聞の見出しは何とか書かれるだろうか。
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そして、夜明け前、氷点下に下がった気温は自動車のフロントグラスを真っ白に凍りつかせている。その氷を溶かして箱畳公園に来て見た。
昨夜の満月は朝焼けで少し明るくなって靄が薄くよどんだように見えるようになった水面に己の分身を移してまだ西の空に残っている。
吐く息を白くなびかせながら、農業用の溜め池の周囲をめぐる。しかし、日の出の太陽を見るには良いポイントがないため、八重原に移動して日の出を待つことにした、、、、、、。
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