南京櫨の白い実は
静岡の平地で一番早く色づく木の一つに南京櫨(ナンキンハゼ)がある。
丸くて赤い葉の先端に三粒の真っ白い実を光らせているコントラストは見事である。
この木は名前のとおり中国から渡ってきたそうだが、日本の櫨(左下の写真)とは葉の形が全然違う。ただ、木の実に表面にある白いものから蝋が取れるため付けられた名前だという。
葉が青い間は、木の実も緑色をして目立たないが、赤い葉の後包んでいた皮が割れて中から白い実が出てくると”我ここにあり”とばかり名乗りを上げているようで面白い。
葉が落ちても、なかなか実が落ちないため、しばらくすると木の先端に白い花を咲かせたようになり、此方もまた綺麗なものである。
この実はすこぶるつきに固く、手でも見潰すことは出来ないが、先日見ていたら鳩が食べていた、こんな固いものをどうやって潰すのか、、、、、
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