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2008年11月27日 (木)

玉ぞ散りける

Img_0052 冬の雨はことのほか寒く感じるようだ。暗い空からシトシトと降る雨は気分まで滅入ってくる。

三十一年前、寒い飛騨から出てきたのは誕生日を明日に控えた今日だった。以来、「静岡の寒さなんて物の数に入らない」と言ってきたし、実際そうだったが、今年の寒さは身体が慣れたのか、身体が弱くなったのか分からないが、例年に以上に寒く感じている。

長年使ったことの無い炬燵も、今年辺りには買わなきゃならないかと思案まっさかり。そんななか、いつの間にか根付いているカンナがまだ色鮮やかに花を咲かせ、葉の上にたまった雨粒を葉脈伝い並べている。

そのさまは、小さな水晶玉を並べたように見え、ある程度大きくなると移動して、隣の玉と合わさり、ツツツ~と流れ落ちる様を飽きず眺めている。

またしても百人一首の中にある、文屋朝康の

白露に 風の吹きしく 秋の野は 

      貫きとめぬ 玉ぞ散りける

という歌を思い出した。

Img_0019 カンナの花と言えば、その鮮やかな朱色から、お釈迦様の傷口から出た血の色とも言われるところから、もともとはこの色だったに違いない。そして、ヒマワリと共に”夏の花!”といった感じだが意外と耐寒性があるらしく、真冬を除いて静岡では咲くと聞いた。

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毎日がお休みのわが身としては、朝のワイドショーを見ていて、いろいろな思いに駆られるが、いつも書くようにどこを見ても同じような切り口の画面。

しばらく見ているうちに嫌になってテレビは切ってしまう。

先日来、騒がしているのは元厚生労働省の官僚殺人事件であるが、警察の小出し情報に振り回されているようで、最初のテロ疑惑から、異常者の事件に方向転換をしているようだ。

そして、今日は京都の女子高生殺人事件で、前もって情報を流していたらしくマスコミが待ち受けていたら弁護士の準抗告で家宅捜査が出来なくなったと報じている。

この家宅捜査も、カメラに映っていた男性と容疑者とされる人が似ていることと、現場近くに住んでいるというだけのことらしいが、もし、間違っていたらどうするのだろうか。

いままで、数々の冤罪事件は見込み捜査が元になっていただけに、もう少し確実な証拠を掴んでからでも遅くないような気がしないでもない。

このようにして、逮捕された人の裁判に、ちかく裁判員が加わることになるのだが、ワイドショーによる予備知識を持たされているとしたら、はたして、公正な裁判が出来るのか。また、日本に根付くことが出来るのか、こんな面からも心配になる。

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