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2008年12月24日 (水)

霜柱とシモバシラ 長者が岳(1,336m)

Img_0034 霜柱、漢字で書くと自然現象。カタカナで書くと生物になる。

「分かりやすくていいじゃん。」と言いそうになるが、先人が漢字で名付けた時は何か理由があったはずなのだが、カタカナにしてしまうと意味が分からなくなってしまうものが多い。

Img_0008 Img_0011simobasira 植物のシモバシラは草が枯れた後も水を吸い上げているため、気温が氷点下を割ると中の水分が凍って表面に押しだされるように出てくる。持っている水分の量でいろいろな形になり一日限りの面白い造形が出来る。

夜明け前の空には、下弦の月が冴え冴えとかかり上空は風が強いのか星が瞬いている。気温は静岡でも三度しかなく、八時に着いた田貫湖の駐車場では零下三度だった。(さすがに冷え込んでいる)

しかし、空模様はここに来て高曇り。富士山は正面に見えるものの日の光は弱く、ちょっと陰気臭い感じになってきた。

また、先日、満観峰から見たときは富士山西側の山なみは白く雪化粧をしていたし、昨日は安倍川筋の山も白くなっていたのに来る道すがらの観測ではその気配が無い。

この冬初めての雪が積もった山を、、、と意気込んで、簡易アイゼンまで用意してきたのに、という思いは、山を前にしていささかがっかりしながらも支度した。

Img_0016 ここから登る山は長者ヶ岳。登りかければ足元は霜柱でザクザクと音を立てる。30分ほどかけて杉や桧の暗い林を上ると葉を落とした広葉樹林帯に入り足元は明るくなり、代わって植物のシモバシラがあちこちに目立つ。

自然のものだけに、それぞれいろんな形をしていて、カメラでどの個体を写そうか、どんな角度からが良いのかと、あちこち這いずり廻って写す。

二時間ほどかけて山頂に到達すれば、頂上付近に厚い雲がかかっており、雪はかけらもない。富士は見えないはでは、今日は失敗だったなとベンチに腰掛けていたら急に雲が動き出し、掻き分けるように顔を出してきた。

ここから見る富士は大沢崩れを正面に見るところで、富士山の一番恥ずかしい部分なのかもしれない。白粉をどんなに塗っても隠せない深い皺、、、「長い仲だもの、そんな所ぐらい知っているよ」と言っても見せたくなかったのかな。

10分ほど遅れて賑やかな夫婦らしき男女が上がってきた。聞けば、埼玉県から来たとかで昨日は雨ヶ岳を登り、昨夜は麓で泊まったと言う。

昨日は朝まで雪が降って、展望が利かなかったとのこと、とすれば、午後の天気ですっかり消えたのだろうか。一休みの後毛無山のほうに向かい途中から下山すると言って分かれた。

自分は前に登った時と同じように、天子ヶ岳を廻って下山することも考えていたが、足の具合が今ひとつなのと雪踏みが出来そうもないので、ここから引き返すことにし、代わりに途中からまだ歩いたことの無い休暇村方向に向かい下山した。

花は山茶花ぐらいしか咲いていない湖畔を歩き、駐車上に戻る。

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