寒紅は無情の風に誘われて
バイパス脇の側道の植え込みに「寒椿」という立て札があり、小さい山茶花のような花が咲いていた。
江戸時代、飛騨の百姓一揆で扇動した罪に問われて沢山の犠牲者が出たがそのうちの一人、本郷村善九郎という十七歳の青年が打ち首になる前に歌った辞世の句に
”寒紅は 無常の風にさそわれて つぼみし花の いまぞ散りゆく”
の寒紅はこれだと聞いたことがある。
図鑑によると、花の散り方は椿と違って花全てがポロリと落ちることは無く、限りなく山茶花に近いとあった。特徴としては木丈が高くならないで50センチ程度で花も小さいとあるからこの花は”寒椿”そのものであるらしく、想像していた花とは大分違っていた。
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昨夜は日本の中でも暖かいところとして知られている静岡でも氷点下に下がったと見え沼や池など動かない水面が凍っていた。
プラスチックのバケツでは厚さが1センチ近くもあり、月下美人など寒さに弱い植物が気になる。症状が出てくるのは少し先になるが何とか無事であってほしいものだ。
この寒さをどこでやり過ごしたのか、百舌が朝から良く通る声で縄張りの宣言に急がしい。あっちの枝でないたかと思うと、こっちの葦の茎に掴まって尻尾を振りながら四方を睥睨している。
彼らには”師走”という定義が無いはずだが、、、、、、
そうそう、師走と言えば、静岡中央市場(流通センター)に隣接する店に行ってきたが、市内の小売店が正月向けの食料品を買い付けに来ていて、何台もの台車にいろいろな食料品が入った段ボールを積み、レジを通るのに時間をかけ、いかにも慌しい雰囲気をかもし、素人の自分たちが二~三品の買物をするのが気恥ずかしい感じだった。
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