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2008年12月15日 (月)

またどこかで、、と  花沢山&満観峰

Img_0063 (写真。中央に安倍川が流れ、市街地左の黒い山は谷津山、その右が八幡山、その後が浜石岳など庵原山塊)

南アルプスの3,000m級の山から幾筋もの尾根を延ばしているが、その一本が焼津と静岡の境に沈みこむ最後の山”花沢山”(450m)。    読みようによっては花が沢山ともとれる優雅な?面白い?名前を持っている。

この山は、2,000万年位前に海底火山として噴火し、隆起した山で山麓には枕上溶岩という海底火山独特の岩が、それを物語っている。そして、いま大崩海岸は急激な崖を持ち、崩壊しやすい地質をもっていることで知られている。

今日はこの山を目指して、東名日本坂トンネルの傍の小坂の駐車場に車を入れた。

朝八時過ぎ、空には十六夜の残り月が、青い空をバックにまだ浮かんでいる。気温は静岡の平地でも三度まで下がる程冷え込んでいる。

準備をしたところで、この山だけではもったいないと思い、先に満観峰(470m)に上ることにし、北側の谷に向かって歩く。

Img_0032 まだ。赤い楓が残っている農道の途中から東側の谷沿いの道を選び、茶畑の間の急斜面を昇ると尾根に、更に登ると放置された茶畑の向うに山頂の杉木立が見えてくる。芝生を引き整備された頂上からは静岡市街地越しにぽっかりと富士山が浮かんでいる。

しばらく休んでいると、別ルートから先に登っていた二人組と逆川から登ってきた女性と、、、賑やかになったので立ち上がり尾根沿いに南下し、花沢山を目指す。

Img_0058 小さな瘤をアップダウンしながら日本坂の峠に着いたのは十時。この峠は、平安時代まで東海道として使われたようで、志太と静岡を結ぶ一番古い峠と言われ、”日本武尊”が通った道である。

その脇の祠には、一体の石像が石の祠に鎮座しているが、どう見ても祠の石より苔の付き具合からいって新しいもののように見受けられる所から、どこかで壊れるなどして、、、、しかし、詮索しても仕様がないところから挨拶をして、花沢山に向って登る。

道はほぼ尾根沿いに直登する形で急斜面を登る。展望はほとんど利かず、富士山も満観峰も木の間越しにたまに見える程度。

三十分余で到着したものの、山頂は三角点でかろうじて分かる程度。元鉄塔が建っていたらしい場所にベンチとテーブルがあるものの日当たりも悪いので、場所を電波反射板のあるところに移しておにぎりを食べる事にした。

弁当を広がかけたところに、焼津側から上ってきた小柄な老婦人がひとり、、、、同じ場所で弁当を拡げたので、話してみたところ、七十八歳だとのこと「この年になってねぇ~」というが、足腰がしっかりしている様子に驚かされる。

「パチンコやテレビで時間を潰すより、安上がりだし健康にも良い。これからも、、、」と話して約一時間。

結構本も読んでいるようで、自分の故郷の本「下下の女」や「野麦峠」で話も弾んでくると最初見たときより若返ってくるような印象を受けるから不思議だ。

「またどこかでお会いしましょう」とお互い名前も聞かずそれぞれ登って来た方向に分かれて帰途に着く。

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コメント

慶さん

どこのどなたかは知りませんし、聞く気もしなかったので、また逢うということはまず無いでしょう。
しかし、そんなに有名でない作家の本を両方が読んでいたことで話が弾み、思いで深い人になりました。

今までに、山で話した人と再会したことが記憶に無い所から、まさに「一期一会」でしょう。もしどこかで再び会ったら、それこそ神様のおぼしめしでしょう、が、、、。

よく、スキー場で素敵な男に出会ったあと、街角で再会したらダサイ男で減滅したと言う話があったように、、

思い出だけのほうがよろしいかと、、、。

投稿: オラケタル | 2008年12月17日 (水) 22時00分

すばらしい景色ですね。富士が空に浮かび上がっていますね。(浮上がって)それに出会った方もオラケタルさんもそれに負けずに素晴らしいです。
慶も先日愛宕山に登った(?)時この冬苺に出会いました。けっこうたくさんなっていて写真も何枚も写したのにぶれてしまっていてがっかりでした。慶もちょっと食べてみましたが、さわやかな酸味でした。

投稿: | 2008年12月17日 (水) 17時28分

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