どえらい手間をかけたもんだ
ミモザの花が咲きだした。例年だと三月に入ってからなので、かなりの早咲きということになる。
木全体を黄色く染め上げるほど花を咲かせているが、そのひとつひとつを見ると直径2ミリほどの小さなボンボンのような小さな花の集まりでることが分かる。
となると、この木一本でいくつの花を咲かせているのだろうか。さらにこのひとつひとつに花としての機能である。花弁、雄しべ雌しべ。おそらく億 兆といっても想像がつかないが、神様もどえらい手間をかけたものと思う。
ミモザは、ラテン系スペイン語では、ミモサ(mimoza)と濁らないし、英語ではマイモウサ(mimosa)というのでどこの言葉かと思っていたが、ドイツ語だということなので驚いた。入ってきたときの国がドイツだったのだろうか。
また、この花を銀葉アカシアと房アカシアに分けているが、銀葉アカシアは葉が小さくて木が小ぶり、香りがほとんどしない。房アカシアはそうではないと聞くが素人でははっきり分からないと言うので”ミモザ”ひとくくりしておこう。
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先日のこと、知り合いの夫婦と話をしているうちに挨拶の話しになった。
静岡市街北部の麻機田んぼは最近散歩に出歩く同年輩の人が沢山いる。朝暗いうちから夜更けまで、集団で歩くのは麻機沼の植物や鳥の観察会の人たちだが、ほとんどは一人か夫婦らしき二人連ればかり。
その中で、何度も顔をあわせて遠くからでも手を上げたりして、かるく挨拶をしたり、立ち話に花が咲くこともあるが、初めて見る人も結構いる。
私はすれ違う際、その人の顔を見て向こうが顔を合わせないように余所見をしながら近づく人には無言ですれ違うことにしているが、知り合いはどんな人にも声をかける、そのほうが気持ちがよいからと言う。
挨拶をしても返事が出来ない人のほとんどは男の60代。「どうしてかね~、昔役所で偉かったのかね。」と奥さんは言う。役所のお偉いさんは不器用者が多いとその人は思っているらしい。
私は、「顔をそむけて来るということは、面倒な挨拶をしたくない人だから、無理にさせないようにしてあげるのが親切」というものと言うと、知り合いは「もしかしたら挨拶をしたいと思っているが自分から切り出せない人もいるかも知れない」と、、、。
さてどっちがどうなんだろう。山歩きでは少し減ったもののほとんどが挨拶をするし、長野県立科町では生意気盛りの高校生が先に声をかけてくるのに、六十歳前後になっても声が出せない人が居る。全てが公式どおり行かないのが人間社会。私はこれからも向うから来る人の顔を見ながら進むつもり、、、、。
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コメント
星さま
ニュージランドやオオストラリアの最大外来種は白人でしょうね。彼らの勝手な言い分には常にあきれています。しかも、これの駆除は絶望的ですね。
星さんも耳に障害がありますか。私も職業性難聴で高音域がかなり駄目です。家族に言わせるとヨテツンボ。(都合のいいことしか聞えない)
散歩のときの挨拶。したときに相手が軽く会釈するとか、何か反応があれば良いのですが完全無視されると腹が立ちますので、表情を見ながらすれ違うことにしています。
ニュージランドは行ったことがありません。行きたい所の一つでしたが、、、。
投稿: オラケタル | 2009年2月10日 (火) 16時49分
ニュージーランドのタイエリ渓谷鉄道の沿線で黄色いエニシダの花が咲き乱れていました 「これは外来植物で在来種を押しのけるので駆除するのにドエライ予算を使っています」(自分たちが外来人種であった事実を忘れて)
挨拶が出来ない老人の何%かは難聴。私は伝音性の難聴で音として聞こえても言葉としては理解できない状態になってから他人と話するのは苦痛を伴うので、距離を置いて軽く会釈してにっこり(80歳ではニヤリか)するのが精一杯 しかし 全く反応しない無愛想な人もかなり多いことは事実。
投稿: 星 | 2009年2月10日 (火) 09時28分