暖かさにつられてか
ここ数日三月並みといわれる暖かさにつられて緋寒桜が一斉に咲きだした。
緋寒桜。カタカナに直すと彼岸桜(ヒガンザクラ)と間違えるとかで、この桜をカンヒザクラと表現する向きもあるが、緋色の寒桜という意味から緋寒桜が正しいと偏屈じいさんは思い、頑として曲げないでいる。
桜にしてはくどいほどの赤さと花が開ききることがなくいつも下向きに密集して咲いている様は遠目からも目立つ。
この花を目掛けて、早速メジロとヒヨドリがやってきて蜜を啄ばむ。ヒヨドリは人間が怖いのか自分を見かけると甲高い声で抗議しながら逃げ去るくせに、メジロが蜜を吸うのが気に入らないらしく、人影を見計らって追い掛け回していた。
おかげで、桜の下でカメラを構えていれば半ば安心したように全身をさらして曲芸のような花から花へと渡り歩いている。
散歩道麻機周りには、このほかに、ミモザ(銀葉アカシア)や辛夷の花も咲きだしており、このまま春が来そうな雰囲気になっているが、はたしてこの先どうなるのやら。
雪国では、雪の降る量を予想してカマキリが卵を高くしたり低くすると言うが、植物にもこの能力があるのか。
つかの間の、暖かさに釣られての事だとしたら、、、、、ああ哀れなるかな。ということになりかねない。
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昨日、”円天”で話題をまいた波会長が逮捕され被害者という人たちが嘆いていた。
率直に言って、この被害者たちにあまり同情心をもてない。大体が、元本保証で年利36%ととかいう配当を示されたときに疑うのが常識であろう。
昨年、この問題が公にされたときに、インタビューを受けた人の中に、”円天”という商品券みたいなもので「こんなにも買えて天国みたい」といってた小母さんが映っていたが、あそこまで洗脳されてしまうと、何を言っても無駄という感じしかしない。
騙したほうも悪いが、一時の配当に騙されてなけなしの財産をつぎ込んで、泣き言を言うようでは、いままでどんな暮らしをしてきたのだろうか。
「自分の身は自分で守ろう」 同じ詐欺まがいでも富士ハウスの倒産による被害などとは訳が違うような気がする。
そんなこと言って、地震のとき対策をとらないで被害にあったときはどうする。といわれるとグーの音も出ないのだが、、、、。
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今日の花。
左、銀葉アカシア、通称ミモザ、黄色い花の塊でひとつひとつの花が分かりにくい。 右、辛夷、園芸用の木だろうがこんなに早く咲くのは珍しいのでは、、、。何れも、麻機遊水地まわりで
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