見えないところで
静岡では、山茶花や梅が終わり椿や緋寒桜も落花さかんとなり、桃やレンギョウ、サンシュウユと”百花斉放”の季節を迎えている。
道端の草もその例に漏れず、赤 青黄色と色とりどりに咲き出した。
植物は、種が舞い散った地点で何とか目を吹かせ花を咲かせて種を作り次世代につなぐのだが、種が舞い散った地点がコンクリートの隙間など環境が悪くても成長する努力をするため、時には”ど根性○○”なんて新聞種になったりする。
しかし、舞い散った地点が最良の場所だったりするとそこを中心に大繁殖をしようとするため、道脇の斜面などその花が島状に群落を作る。
しかし、一つの植物に良い場所は、ほかの植物にも良いらしく時には幾つかの花が同時に咲いて花束のように見られるところがあるが、翌年にはどちらかが消えている場合がある。
これは、地表の奇麗な花の下では、お互いの根が勢力争いをしているためであり、人間同様、顔は微笑んでいるが、テーブルの下では蹴りあっている状態と同じである。
上の写真、オオイヌフグリとホトケノザ、来年勝ち残るのはどっちだ。
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今日の花。左、ツクシとオオイヌフグリ 右、トウダイグサ、ハコベとオオイヌフグリ。可愛い顔して結構強いんだ。
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