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2009年3月 9日 (月)

”乙女のはにかみ”

Img_0052 杏の花が咲いていた。バラ科サクラ属には似た花が多く、花だけ見たのでは区別がつかない。

Img_0050 この花も、昨年黄色く熟れた杏を見ているので分かるものの、見ていなければ桜の仲間かな程度にしか思わなかっただろう。

花は、桜のように全開に花びらを広げるのではなく、柔らかな感じの花は幾分すぼんでいた。雲いっぱいにかかった空に透かして見れば、花びらの薄さから、透けて見える感じは、ボッチチェリ書くところのプリマ べェーラの春の女神の”薄衣”を想像させたが、思い込みが過ぎるのだろうか。

昨年の七月ころ黄色く熟れた実が草の上に落ちていたので、傷のないものを拾って食べてみたが、少し酢っぱ味のある果実は柔らかく美味かった。静岡では杏の木が少ないようで、ここのほかに咲いているのを見たことがないのは、寒い所のほうが良いのだろうか。長野県の北、須坂辺りが産地だと聞くとなんとなく納得してしまう。

杏は杏子とも書くが、別名を唐桃(カラモモ)とも言うそうだ。古いむかし中国からきた桃といった意味だろうか、花言葉に”乙女のはにかみ”というのがあるが、上の写真はそんな感じがしないだろうか。

更に聞き書き。むかし中国で貧乏人からは治療代を取らないと言う赤ひげ先生みたいな人がいたそうで、その医者は、治療代の変わりに杏を家の周りに五本植えるように言ったそうで、そのため医者の家の周りに杏の林が出来たことから杏林と呼ばれるようになり、杏林は医者の尊称になったそうだ。

しこうして、今の世に杏林はいるのだろうか。少し前まで長者番付の詳細が発表されると番付の上位にいたのは、、、、、

いるはずなんだけど、伊豆の清和病院のように、社会的弱者を食い物にしていた病院や手術の失敗をかくしていたり、感染症を多発させていた病院など不信感をつのらせる事件を聞くと、杏の木も肩身が狭いことと思う。

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