« 九十翁の蜜柑植え | トップページ | 竿振り上げて 浦島草 »

2009年3月14日 (土)

柳に風

Img_0102 昨夜来の雨風は午前いっぱいかなり激しく荒れ、午後になって雨も上げって青空も出てきたものの、風のほうは収まるのが遅かった。

”柳に風”という言葉がある。かなりきつい言葉に軽く受け流す意味を持つ。

芽が吹きだして、うす緑の柔らかな色合いで木全体がほんわかとしてきた、しだれ柳も、今日の突風には、「どこ吹く風?」というわけには行かなくなって、細い枝を真横に吹き流していた。そして、雀の群れにいたっては風下に向かって転がるように吹っ飛んでいった。

Img_0098 その風のためもあってか、麻機沼の土手に一羽の雉の雄がごく傍まで近寄らせてくれた。先に気づいたのは自分だが、野生の雉が餌を啄ばむのに夢中で気づかなかったのは、この風のためでないかと思う。

Img_0073 春、恋の季節をひかえて身体全体の色艶も奇麗に着飾るこの鳥は、更に目立とうと顔の周りの赤い鶏冠状の肉ひれを広げて若芽が葺きだした土手の裾を歩いている。

しばらくは、遠目で写してみたが、今までの例から言って拡大するあまり焦点が合わなくなってしまうので、そっと近づき10mほどの位置まで近づいて二~三枚写した、ところではじめて気づかれてしまった。

その後、この雉とことこと走って藪に潜んだものの飛び立つ気配がない。此方も持久戦とばかり座り込んで出て来るのを待つ、後ろを通りかけた夫婦連れが「何か見えますか?」と尋ねてきたので「いや、ちょっと」と柳に風の受け答え。

五分ほど待っていたら、全然違う方向から”のっそり”といった感じで現われ、十枚程モデルになった後また藪に入る。

これ以上、追求すれば雉もノイローゼになりかねないと思い腰をあげる。

|

« 九十翁の蜜柑植え | トップページ | 竿振り上げて 浦島草 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/44345945

この記事へのトラックバック一覧です: 柳に風:

« 九十翁の蜜柑植え | トップページ | 竿振り上げて 浦島草 »