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2009年4月13日 (月)

花籠に月いれて

Img_0028 随分むかしに買った本を引っ張り出して見ると、その当時と全然違った趣を感じることがある。中には、中身を全然忘れてしまって新しい本を読むような感じさえするものまであり、「閑吟集」という本などはどうしてこんな本を買っていたのか覚えがなかった。

出だしにこう書いてある。「ここに世捨て人あり、富士の遠望をたよりに庵を結んで十余歳 雪を積む、、」と、   この閑吟集は1518年というから室町時代の本であり解釈付きでなければ読めないが、色事の多い本で、生活は自分と同じ、、いや、もっと優雅な暮らしだった向きらしい。

幾つかあるうちにいまに時季にもっとも合っていると思うのは、”何せうぞ(しようぞ)くすんで 一期は夢よ ただ狂え”  真面目くさってなんになろう 人生は夢よ ただ面白おかしく遊んでいこう。というところは自分も同感である。

そして、こんなのがある。

花籠に月を入れて 漏らさじこれを 

        曇らさじと 持つが大事な

解釈では、月が男 花が女とし、 二人の間のことを外に漏らすまい、曇らすまいとしっかり女の愛で男をつつみ、大事に持つが肝要。と、まことに男にとって嬉しい状況が長持ちの秘訣。いうことで、最近簡単に破綻するのは、、、、

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まだ夜明けに間のある時間だったが、小の方の用事で目が覚めた。

Img_0020 外は霞みながらも18日、下弦の春の月。その光が隣の”イッペの花”越しに見える。この花はブラジルの国花と言われるほどの花で黄色い花がラッパ状に放射した派手な花だが、地球の反対側まで連れてこられて、この月をどう眺めているのだろうと想像してしまった。

そんなことを考えてしばらく見ているうちに眠気が取れてしまい寝床に入っても寝付かれなくなったので、白々と明け初めた外にカメラを持って自転車で出かけた。

Img_0023 行く先は、八重桜咲きだしている十二双川のほとり。ここから花越しの月を写そうと思って、、、。

犬連れで散歩している人からは、「いいのが撮れますか」なんて声かけられるが、朧月夜に三脚無しではなかなか難しい。でも、”下手な鉄砲数撃ちゃ当たる”で、こんなとこ。

月が呆けてるのは霞みのせいにし、一期の夢に狂って朝遊び。

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コメント

慶さん、ありがとうございます。
そう言ってもらえると朝っぱらからウロウロと徘徊した意義が出てきます。
ここしばらく、桜に狂っていましたからね。「ものども 狂えや狂え」と戦国武将は采配を振るったそうですが、後を見たら誰も居なかった。のように、ひとり狂いをしていたのかと思います。
昨夜(4/15)からの雨で、今年の桜は流すことにしましょう。

投稿: オラケタル | 2009年4月15日 (水) 05時56分

月と桜。
絵になりますね。
たぶんこういう感覚って日本人独特ではないかしら。夜桜とか姥桜とか葉桜まで絵にしてしまうんですから。

素敵です!

投稿: | 2009年4月15日 (水) 00時36分

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