蘇民将来の子孫を騙る
今年は見かけなかった亜麻鷺をやっと見ることが出来、本格的な夏の到来を感じることが出来た。相変わらずの用心深さは人を寄せ付けず、自分を見るや急ぎ足で遠ざかっていき、その間をツバメが縫うように低空飛行で行き交っていた。
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「みなつきの夏越の祓いする人は 千歳の命 延というなり」今日は夏越の払いをする日だというので、浅間神社に行ってきた。
実は前から行く積りでいたのだが、今日になって完全に失念していて、三時少し前になって気がついた。「確か三時からだったよな、後五分か、、、、」こんなときは駐車場に車を入れるのに手間取るより自転車のほうがよかろう。と、行って見るとまさに当たり!車は渋滞待ち、多分満杯なのではなかろうか。
そして、境内に入ってみると祝詞のほうが済んでいて、神主が笙を奏でながら茅の輪くぐりを始めていた。
二百人くらいの参詣者の最後尾につながって、茅の輪を∞型に二度くぐり、この半年の罪と穢れを祓い、ぶら下がっている人型にあづけると、なんだか気が楽になったような気がするから不思議だ。
この神事本来は旧暦の六月だから、一番暑い時期を通り越してからのものだったらしいが、これから梅雨時の黴やばい菌による病気、疫病を払いのけてもらうという意味ではよいのではないかと思う。
最後の輪くぐりの際、「蘇民将来の故事にちなんで、茅の葉をもらい厄除けにしてください」と言われもらってきた。
蘇民将来は、昨年だったか東北のほうで胸毛いっぱいのポスターが問題になって有名になったが、”蘇民将来”の子孫は災難(皆殺しの)から免れたと言う話から始まった祭りである。
小さな茅の輪をつくり、蘇民将来の子孫を騙ることで今年の災難を免れることが出来ればありがたいのだが、、、。
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今日の万歩計、6,353歩。午前中農作業をしていたが、歩数計には2,800歩ほどしか出ていなかった。案外出ないものだ。浅間神社にはこれまた自転車、どんな風に測っているのだか。
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