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2009年6月30日 (火)

蘇民将来の子孫を騙る

Photo 今年は見かけなかった亜麻鷺をやっと見ることが出来、本格的な夏の到来を感じることが出来た。相変わらずの用心深さは人を寄せ付けず、自分を見るや急ぎ足で遠ざかっていき、その間をツバメが縫うように低空飛行で行き交っていた。

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Img_0160tinowa

「みなつきの夏越の祓いする人は 千歳の命 延というなり」今日は夏越の払いをする日だというので、浅間神社に行ってきた。

実は前から行く積りでいたのだが、今日になって完全に失念していて、三時少し前になって気がついた。「確か三時からだったよな、後五分か、、、、」こんなときは駐車場に車を入れるのに手間取るより自転車のほうがよかろう。と、行って見るとまさに当たり!車は渋滞待ち、多分満杯なのではなかろうか。

Img_0165tinowa2 そして、境内に入ってみると祝詞のほうが済んでいて、神主が笙を奏でながら茅の輪くぐりを始めていた。

二百人くらいの参詣者の最後尾につながって、茅の輪を∞型に二度くぐり、この半年の罪と穢れを祓い、ぶら下がっている人型にあづけると、なんだか気が楽になったような気がするから不思議だ。

この神事本来は旧暦の六月だから、一番暑い時期を通り越してからのものだったらしいが、これから梅雨時の黴やばい菌による病気、疫病を払いのけてもらうという意味ではよいのではないかと思う。

最後の輪くぐりの際、「蘇民将来の故事にちなんで、茅の葉をもらい厄除けにしてください」と言われもらってきた。

蘇民将来は、昨年だったか東北のほうで胸毛いっぱいのポスターが問題になって有名になったが、”蘇民将来”の子孫は災難(皆殺しの)から免れたと言う話から始まった祭りである。

小さな茅の輪をつくり、蘇民将来の子孫を騙ることで今年の災難を免れることが出来ればありがたいのだが、、、。

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今日の万歩計、6,353歩。午前中農作業をしていたが、歩数計には2,800歩ほどしか出ていなかった。案外出ないものだ。浅間神社にはこれまた自転車、どんな風に測っているのだか。

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2009年6月29日 (月)

ジリジリと背中を焼く

042 柏葉紫陽花が重たげに長い花穂をぶら下げている。名前の由来は、葉の形が柏に似ているところからというが、花の格好もユニークで、紫陽花の仲間とは見えない。

043 この花かなり前から咲いていて、咲き始めは純白であったと思っていたが、このごろ花穂の元の部分から少し紫がかったくすんだ色に変色し、この色が妙に気に入った。

花はたくさんの額の下に隠されていたなかなか顔を見せない。そして、八重の額は何段にも重なって、それこそ十二単みたいに、めくってもめくってもといった状態になっている。

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午前中、風も無く暑い日差しの中、畑の草取りと野菜の種まきをした。

今朝ほどの新聞によると、紫外線の害を説き、日よけの帽子はつばの大きいもの、サングラスをかけて外に出ようとあったが、”そんなの関係ない!”とばかりのいでたちで畑に入る。

久しぶりに入った畑は、雑草がはびこり根が深く地面をつかんでいて、一気に抜こうとすると茎で折れてくるため、根元をつかみ少しづつ力を入れて時間をかけて引き抜く。

昨日の雨で、土が軟らかくなった反面、ぬかるんでいるため根には土がいっぱい付いてくる。Tシャツの作業衣を通して太陽光線がジリジリと浸み込んでくるのが分かり、子供のころ、冷え切った身体を川原の大きな焼けた石に腹を押し付け、背中を焼いたことが思い出された。

いったい日本人はというか、人間はいつからそんなに弱虫になったのだろうか。現人類が地球上に誕生して20万年とか言われているが、進化論のとおりだとすると何億年ものあいだ太陽光を浴びて生物は生き延びてきたはずではないか。それが、ここ10年ほどの間に有害光線になるとは、、、、

子供のころは、夏休みに入ると一番早く背中の皮がむけるのが自慢であり、小麦色の肌は健康のシンボルではなかったか。

この調子でいくと、いまに海水浴はスキューバダイビングのような水着を着、色つきゴーグルを着けて泳ぐようになるだろう。

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2009年6月28日 (日)

AEDの講習を終へて

038 040 ノウゼンカズラが小雨ぱらつく空のもとハッとするような鮮やかな色合いを見せていた。

中国が原産だそうだが、古い時期に入ってきているためすっかり同化していて、蒸し暑い夏の花というイメージがある。

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今日は午後になって、救命講習を行うというので参加した。

講習は”AEDを含めた心肺蘇生法”ということで、どこかの機会にやり方ぐらい見ておきたいと思っていたので、一時間くらいですむつもりだったが、予想をうらぎって三時間みっちりと行われた。

参加者三十人ほどを三班に分け、各班2体のモニターの人形をあてがわれているため何度も人形の胸を押し、口対口の人工呼吸を繰り返させらた。

おかげで、大体のやり方を覚えたつもりだが、気になることがいくつかあり、その疑問は解消することなく帰ってきた。

そのひとつに、感染防止よし、というのがあったが、エイズやウイルス性肝炎などをどう見分けるのか。人工呼吸に逆流防止の管や、消毒済みガーゼを使用したが、いざという場合そんなものをどう用意するのか。

心肺停止の患者がどんな理由で倒れているのかの判断基準。たとえば、脳出血などの場合は動かさないことが大事と習ったことがあった。

また、何十年も前に習った救急法で、自分は相方になった人の胸を押さえつけすぎて病院送りにしたことがあるが、今回のように「両手に体重をかけて、胸が5cmほど下がるまで押さえなさい」といわれると75kgの体重が心配になる。

そして、治療方法判断が間違った。といわれた場合はどうなるのだろうか。講師のほうでは「肋骨が折れても助かれば、、、」という返事だったが、助からなかった場合は、、、?

とにかく、誰かが人工呼吸をしていて「疲れたから変わって」というとき以外は手出しが出来ないかなと、、というのが結論になる。

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この人工呼吸があって身体を揺らしたためか、万歩計は7,563歩を示していた。

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2009年6月27日 (土)

亀もおだてりゃ木に登る

Img_0052 流通センター北側の遊水地。亀が柴の上に上って日向ぼっこ。

023 最初は5~6匹いたのだが、足を止めてカメラを構えただけでするすると水に沈んでしまう。

一見目の悪そうな亀だが、気配を感じるようだ。これでなくては生きていけないのかもしれない。

ほかの場所では、石の上に上がって日向ぼっこに状態をよく見るのだが、よくあんな手足で木の枝に登るもので”豚もおだてりゃ木に登る”にちなんで”亀もおだてりゃ木に登る”でござい、、、。

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静岡の県知事選も中盤に入って今日はじめて街宣車を見た。広い県内を候補者四人しかいないのでなかなかお目にかかれないのだが、この知事選の元になった静岡空港の搭乗者保障がこの調子で行くと三億数千万円になるという予測があるそうだ。

空港が出来て一っ月足らず、ご祝儀相場で試しにとばかり搭乗して良い時期にこんな調子では先が思いやられる。もっともこれは反対した人にとっては「ほれ、見たことか」なので、当初から予測が甘すぎた結果でしかない。

そして、空港経費が初年度三億円半ばの赤字だと空港長がテレビインタビューで答えていたことがあったので、あわせて七億円を税金で見なければならないことになり、エコパスタジアムやグランパス、AOIの赤字などをあわせると、辞めた知事は箱物などで大赤字を作ったことになる。

そして、いま立候補しているうち二人はそれを評価しているので、当選してほしくない。できれば、、、、もう一人にと思うがこの人はどうなのだろうか。

見込みが無いのなら、次善の人になるのだが、多分投票箱の前まで迷ってしまうような気がする。

それにしても、空港を評価している候補者。おだてられて木に登ったのではないだろうね。

.万歩歩く

041 今年はよく物が故障する年らしく、今度は携帯電話がおかしくなって相談に行ったら、可愛いお姉さんにうまく言いくるめられて、買い換える羽目に、、、、。

六年前に買った携帯は近いうちに使えなくなるし、料金もこうすればいまのままですませられるし、、、と。何しろ説明が右から左へと筒抜けに流れ、それでも750円の出費で交換できた。

そして、機能の一つに万歩計が付いているというので、久々に胸ポケットに入れて出かけてみた結果がこれこのとおり11,916歩だって。

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2009年6月26日 (金)

幸せ?それとも

Img_0118kamo 梅雨の晴れ間、じっとしていても蒸し暑さを感じる中、カルガモの雄らしい鳥があぜ道にたむろして昼寝をしているらしく、身じろぎもせずうずくまっている。

ほかの田んぼでは、母親らしいカルガモが雛を一個連帯引き連れて、あたりを警戒しながら移動していくのを見ると、カルガモの雄は子育てにどの程度関与しているのだろうか。

卵を暖める時までは一緒なのだろうか。それにしてもこの所在無さそうな様子は幸せというべきか、雌や雛に無視され、行き場の無い粗大ごみ亭主というべきか。

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2009年6月25日 (木)

青筋揚羽がゆく

029 青筋揚羽というから揚羽蝶の仲間なのだろうが極めて小さい。

黒地の羽に蛍光色というか青白く光った羽が特徴で、遠目でもよく判断が出来る。一箇所にとどまるのは給水のときだけで、後はせわしなく飛び移ったているため写真にするには難しい蝶で、さしづめ、スポーツカータイプといったらよいのだろうか。

この蝶は南方系ということで、静岡に来てはじめてみた蝶だが、長崎揚羽同様、地球温暖化で北のほうに繁殖区域を広げているのだろうか。

雨上がりの一日、腹が減っていたのか。それとも、ほかの虫が蜜吸いに集まっているので野次馬根性で近寄ったのか、赤目柏の花をあちこちと突つっくようにして飛び回っていた。

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2009年6月24日 (水)

さながら水菓子

009 昨夜の風も無く、湿り気のある蒸し暑い夜を何とかして寝付いたと思ったら、激しい雨の音で夜明けを迎えていた。

013 雨は咲き出したばかりの百日紅の花にしがみつき、まるでぜりーにつつまれた水菓子を思わせる。

よく見ると、中央の雄しべを囲むようにして縮れた花びらがいくつも取り巻いているため、水滴が滞留しやすいのだろう。

木の肌がつるつると滑ることから「猿すべり」というそうで、前にテレビで飼っている猿が滑って昇れなかったのを見たことがあるが、昔の人もそんなところを見たのだろうか、それにしても二つ名ならぬ読み違いとは難しい花である。

咲けば散り 咲けば散りして 百日紅 たしか、加賀の千代女の句だったと思うが、これからの暑い夏を毎日咲きつづけていくことだろう。

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雨に閉じ込められた午前中は、テレビの子守。今日のメインは東国原宮崎県知事に自民党の古賀選挙対策委員長がいいようにあしらわれた話題でいっぱい。

人間同様、落ち目になるとすることなすこと上手くいかないもので、もがけばもがくほど蟻地獄に嵌まってしまうものか。

それにしても、知事も大人気ないというか、、、

しかし、バラエティ-をふくめて、あの人のテレビ出演回数を見ていると知事というものはあの程度のことで勤まるものかと不思議に思ってしまうのだが、、、、

なんだか最近、あま~い水菓子を食べ過ぎて、世の中をなめているのではないだろうか。

 

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2009年6月23日 (火)

顔とツラ

020nadesiko 撫子の花が点々と草むらの中に咲いている。

自生の花だが、河原撫子ではないようだ。しかし、あまりくどくも無く密集していないところが可愛い。

石竹が唐からきたのに対して、従来から日本にあった撫子を大和撫子といったようで、最近では”撫子ジャパン”の名でサッカーやソフトボールの選手団をいうようになった。

撫子が、女性をあらわすことになったのは、撫で撫でする子、つまり、可愛いを意味するところかららしいが、スポーツ選手はテレビの中でこそ可愛いものの、実際に傍によると筋骨たくましく、大柄な人が多く、撫で撫でするにはこちらの身長が足りなくてちょっと、、、、というところか。

しかし、マラソン選手にしてもレスリングなどでもそうだが、真剣に闘っているときの顔のチャーミングなこと、試合が終わって平服姿になったときとは格段の差がある。

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麻生首相が東京都議選の自民党候補のところへ軒並み応援に行っているそうだが、そのときの決まり文句が「生で麻生の面(ツラ)を見た人」というそうだとテレビは報じていた。

べらんめい口調でものを言えば親しみを増すとでも思っているのだろうか。自分の顔を自分でツラ呼ばわりをするとはどういう神経なのだろうか。

そんなことだから支持率が下がり、麻生下ろしが湧き出てくるのだろうが、彼の神経は特別仕立てのようで、そんな声も”蛙のツラにしょんべん”状態。

つまり首相の顔は蛙並みなのかと思うとそんな風に見えてくるから奇妙だ。

その首相が、「定額給付金のこと忘れていませんか!」とも言っていたが、まるで、自分の懐から出したとでも思っているような口ぶりに、「さすが、世離れしている」と感じてしまったのは、、、、。

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2009年6月22日 (月)

小糠雨降る

010kumonosu 朝起きたら小糠雨が降っていた。

015 音も無く、、、いや、音を吸い込むかのようにしっとりとした気配に、傘も持たず周りを見れば蜘蛛の巣に連なって付いている水滴はさながらレースのカーテンかガラスのシャンデリアにと言ったところか。

こんな光景は雨の粒の大きさもさることながら、蜘蛛の巣を揺らして雨粒を落とそうとする風も無いことであり、静けさをあらわしている。

003kanna_2 その傍らでは、対照的にビロードを思わせる真っ赤なカンナの花がまさに”動””情熱”といった感じで立っていた。

写真にしようと思ったが、明るいところがバックでは蜘蛛の糸が浮かび上がらない。ようやく、出来たのがこの程度だ。しかし、午後になって降った大粒の雨ではこんなふうになりっこない、と思うと、、、、。

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今日は血液の検査のため病院に行って来た。血圧の薬を飲むようになってから「三ヶ月に一度しましょうね」と言う医者の方針でしているのだが、最初のときと違って異常が出るのではないかと言う不安感はなくなった。

診察では、「このごろ血圧のほうはどうですか」ときかれたが測ったことが無いので「まあまです」と返事する。

結果は、上122 下66、医者はこれぐらいが一番良いというが、少し低すぎるのではの感を持つ

そして採血、小柄で子供のような手の看護婦(師)さんがお上手を言って針を刺す。いわく「立派な血管で針がさしやすいですね。何か運動をしていましたか?」  「今は散歩だけど、器用じゃないのでただひたすら走るだけだったよ」

「長い距離ですか」    「はい」

「辛抱強いんでしょう」   「そんなことも無いけどね」

こんな他愛も無いことで、つい嬉しくなってしまったが、看護婦さん顔は見ていなかった?、、、記憶にない。ただ、可愛らしい指先が印象的だった。

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2009年6月21日 (日)

な~んもない

Img_0071 今日は”夏至”一年で一番日照時間が長い日だという。「夏至のお祝いって何かある?」「たとえばバレンタインならチョコでしょ、桃の節句なら雛飾りでしょ。ね~なんかないの」

「う~ん、な~んもないね」

疲れが”どんっ!”といった感じででてきた。朝からの雨で湿気が強いせいかもしれないが半テレビごろ寝は孫の声にも反応せず。

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午後になって雨も上がったので近回りの散歩に出た。以前から蓮の陰などにちらちらと見えていたカルガモの親子も、次第に数が増えたか露出度が多くなってきた。

写真の親子も、水路に出ていたが自分を見てあわてて逃げ出した。多分ここ二~三日に孵化したての群れではないだろうか。

「これが人間というものよ、遊び半分で石などぶっつける生き物だから近寄らないでね」と教育したかどうか、親を先頭にちょこまかとしながらも懸命に追いすがる。

街中の、人を怖がらない鴨に比べれば、よほど自然でよい。

また今日は「父の日」だともいう。”母の日”同様に重大な日だと思うが、世間が騒がないので夏至同様”な~んもない”。

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2009年6月20日 (土)

蓮華つつじは、、、

034 (写真上、遠く霞の中に垣間見える北アルプス)

寝間の気温は低いほうが良い。

昨夜は弟夫婦と温泉宿の一室で遅くまで語り、少し窓を開けて寝たが外気の寒さで布団をしっかりと体に巻きつけていたため朝の目覚めはさわやかだった。

021 いつものように目覚めは五時。早速露天風呂につかる。これも目覚めたばかりの朝日が、松ノ木越しに覗き込み風呂の湯気を染めて心地よく、まさに”おはら庄助さん”気分。

昨日の農作業の疲れは感じないが、年寄りの疲れは二~三日後に出ると聞けば帰ってからなのだろうな。

宿の支払いも済ませ、残りの作業も終わらせた後、武石峠の先の蓮華つつじが素晴らしいと聞けば放っておく手はない。

道筋を聞いてそちらに向かう。予定では、美ヶ原の”王の頭(2,043m)”傍の駐車場間で行った後戻って、ビーナスラインの八島ガ原湿原~車山なんて考えてもいたがかなり回り道になることから、そのまま松本に下るように変更した。

083 行ってみると、「こは如何」山頂部が蓮華つつじで赤いじゅうたんを敷いたようになるはずが、まばらにしかない。

車を降りてみればまだつぼみの多い木ばかり、ただ、この季節にしては珍しく遠望が利き北アルプスから御岳までが一望に出来、寒いくらいの風が吹上って来て心地よい。

しばらくあたりを散策すれば、鶯の声もあちこちに蓮華つつじの不満を慰めてくれる。

長い下り坂を下って松本インターの近くの蕎麦屋さんに入れば、これが近来に無く”当たり~”ともいうべき美味しさ。ただ量が多すぎて静岡に帰ってきてなをお腹がくちくて食欲が無いほど、、、

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2009年6月19日 (金)

じゃが芋の土寄せ

Img_0115 赤芽柏の花がほのかに甘い香りを出している。

一つ一つはごく小さいのだが、これだけ密集すると集団の力といえるか。

最近少なくなったいわれる蜜蜂も、この花のにおいに誘われてかあちこちに群がっている。

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今日も暑い一日を予感させる空模様の中、甲府盆地を抜け野辺山に上り千曲川沿いに下る。

目的地、立科町に着いたのがお昼時だった。

標高600m余のこの地でも蒸し暑さは厳しい。早速四月に植えたじゃが芋を見に行き、その成長振りを確かめた後、一休みし気が落ち着いてから畑に向かい、草むしりと土寄せを行う。

二時間ほど過ぎたころから、立ちくらみのような症状を感じたので、直ちに作業を中止する。水は取ったつもりだが日射病?なまくら病?

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2009年6月18日 (木)

化粧刷毛のように

006 合歓の木の花が今年も咲き出した。薄いピンクの針のような花は化粧の刷毛に見えないこともない、、、。

近寄ってつぶさにみるとその一つ一つは頼りなげに見えるが、遠くからは木の先端を染めて葉の緑が引き立ててくれる。

オジギソウに良く似ているが、触っても葉を閉じることがない。ただ、夕方になると少しづつ葉を閉じるようで、朝早くにはまだ葉を閉じていることが多い。

ネムの花を酒に混ぜて夫に飲ませると機嫌が良くなってベットを共にする意味から”合歓”と当て字をしたという話が中国にあるそうで、花言葉も歓喜だと念が入っている。

花は、一日花なのか写す場所を良く選ばないと、萎れたものが良く入ってくる。

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今日、衆議院で臓器移植法案が可決した。テレビなどの予想を裏切って最初に提出された A 案がすんなりと過半数獲得しての成立となった。(もっとも参院での結果待ちだが、、)

臓器移植は  国際的には臓器売買などの問題から、最近では渡航移植禁止が国際学会で問題になりWHOでもこれを認めたことから、日本でも対処しなければならなくなって審議されていた。

この採決を前にして、議案説明のとき議員のかなりの人が居眠りをしたり立ち話をしたりして報道は問題にしていたが、「脳死は人の死」「移植には家族の同意があれば年齢制限撤廃」と結局は一番緩やかな基準になったが、人の死はこれでいいのだろうか。という気がしないでもない。

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流通北側の東屋で休んでいる人に声かけられ、しばらく話しをした。

はじめは、自分よりかなり年長者だと思っていたが、話が進む中でほぼ同じ年であることがわかった。年長者だと思ったのは、頭髪が白髪でありほとんど無いことが理由だったが、がんの治療のためと言うことが分かってから話はガラッと変わった。

前立腺がんから骨に転移しているそうで、ここまで時間をかけて歩いて体力づくりをしているのは、「もう半年、もう一年と欲が出るものですよ」と朗らかに話をする。

こんなときにはただ聞き役に徹するほうが良いそうだが、病気で入院という経験も無く、人間が出来ていない自分としては、、、、。

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2009年6月17日 (水)

鳩の友愛

009 鳩のつがいが、人目も気にしないでいちゃついているのは、最近の若い衆と一緒か。

若いときにこんなことが出来なかった世代としては、うらやましさとはしたないと思う気持ちがないまぜにある。

大きいほうが雄らしいが、この雌の顔つき、目を瞑ってうっとりとした仕草は人間顔負け。

鳩もこんな表情をするとは知らなかった。

こういうのを”鳩の友愛”とでも言うのだろうか。

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今日行われた麻生総理と鳩山民主党党首の討論で、母子手当てを削減したことを取り上げ、緊急性のない漫画館に予算をつけたことに対する意見がもっとも興味のあることだった。

鳩の本領発揮かと思うが、政権をとった後にも友愛を貫いてほしいものだ、、。

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2009年6月16日 (火)

ええじゃないか

Img_0032 梅雨時の代表的な花といえば紫陽花に止めを刺すことと思うが、空梅雨のように入梅宣言が出されてからここしばらく雨が降っていない。

そうなると、オトギリソウ科の未央柳(ビヨウヤナギ)が目立つ花になる。美央柳、別の書き方で美容柳とも書くが、自分は未央柳のほうが好きなので勝手にさせてもらおう。

真夏の太陽の光を跳ね返すかのような真っ黄色の花びら、その花びらからこぼれるほどの雄しべを突き出して、まるで一昔前、、、もっと前だったかに流行った付け睫毛のように噴出している。

Img_0008_2 そして、同じオトギリソウの仲間になる金糸梅(キンシバイ)とはあまり区別のつかない咲きっぷりをしている。そして、昨年暮れに間違えてブログに乗せたのが赤い実が綺麗なヒベリカムアンドロサエマム。とにかく園芸種は難しい。

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いま日本各地でおたまじゃくしや小魚が天から降ってくるそうな。

そのむかし、幕末には天から伊勢神宮の御札が舞ってきて”ええじゃないか ええじゃないか”の掛け声の下何もかも放り出し、人々が伊勢参りに大挙して出かけたと言う話を思い出した。

いま、自民党が末期症状をしめし、政権交代が起きようとしている状況と重ね合わせられるような気がしないでもない。

所得格差が広がり、一億総中流社会といわれたあのときからほぼ十年。先の展望が暗いこの時代は第二の”ええじゃないか”はどんな格好で起きるのだろうか。

できれば早く起きて、自分もその輪の中で踊ってみたいものだ。

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十二日、突然パソコンの調子が悪くなり、キーボードが動かなくなってしまい、次の日はインターネットがつながらなくなってしまったが、土日は岐阜に行って来なくてはならない用事あり、そのままにしておいた。

帰ってきていろいろと手を尽くした。プロバイダーやメーカーに電話してなんとかインターネット接続が出来たものの、調子が悪いので購入した電気屋さんに来てもらい、臨終宣言を出されてしまった。

そして、格安のパソコンと交代になったが、このパソコン、ビスターで前のより性能は格段に良いとのことだが、、、、、勝手が違って分からなくて、、、、、

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2009年6月11日 (木)

はかない夢 一夜花

Img_0149 今年はじめて、月下美人の花が咲いた。昨年10月が最後だったと思うから八ヶ月ぶりになるか。

まずは小手調べとばかりに一輪。一夜の花を開かせて萎んでいく、花言葉は”はかない夢””淡い恋”などと花の命の短さを表している。

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石油の値段がこのところじわじわと上がっている。株価もダウ平均で一万円を越したとか、ほとぼりが醒めたと見てかまたぞろ何か大きなお金が動き始めたようだ。

もっとも各国とも緊急出動とかで、大量のお金を予算に組み、大企業や銀行につぎ込んでいるため使い道のない金が再び市場をかき回し始めているのだろうか。

どれだけ失敗しても政府が助けてくれるところは懲りることがない。そのうち消費税を12%に引き上げたいとの構想をうちあげたが、選挙目当ての定額支給金や国営の漫画喫茶のつけには乗りたくない。

どうせ、九月の選挙に負けるのが分かっていての言いたい放題仕放題だとしたら”はかない夢”というのもおこまがしい。

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2009年6月10日 (水)

ルーレットの玉のように

Img_0139_2 風にあおられた蓮の葉が動くと中にたまった水玉がルーレットの玉のように勢いよくクルックルッと回り弾き飛ばされるようにして蓮田に落ちていく。

今日は、午前中は持つだろうと思って傘を持たずに流通センター北側の遊水地を回ってきたが、梅雨入り情報に背いては悪いと思ったのか、天は律儀に雨粒を落とし始めた。

はじめは遠慮気味だった雨もかなり強くなり、雨の勢いに伴って風も出てきた。

仕方なく、雨の中を2kmほど歩かざるを得ない状況になってしまった。しかし、今どきの雨は濡れても肌身を冷たくさせることもないので、”雨に歌えば”の気分で胸を張って田んぼ道をもどってくれば、勢いを増した蛙があちこちで合唱を始めている。

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Img_0140 「いま、政界に二羽の鳩が麻生総理を内外からえぐっている」とは民主党の鳩山党首の演説のさわりだそうでテレビが報じていたが、弟の総務大臣のほうはなんだか個人の感情が先立っているようで、、、、。

もっとも、西川社長の方も本当に適任かと問われれば、どうかなという面がありどっちもどっちと言った所か。ならば、喧嘩両成敗として両方の首を切れば、、と野次馬は思うが、どうもそうはイカのキン○○で、田中外務大臣と事務次官の時の小泉元首相のように麻生総理も困っているようだ。

それを見習ってか、雨降る道の真ん中にキジバトが一羽寝転んでいた、近寄っても動かないので、怪我でもしたか、死んでいるのかと思っているといきなり片羽根を高々と持ち上げて、人間なら腋の下を見せるようなそぶりをした。

その時点では、どこか怪我をしていると思った。が、そうではなかったらしく、今度は向きを変えて反対側を見せる。

鳩の習性を知らないが、濡れた道路の感触でも確かめているのだろうか。それとも寄生虫の追い出し中なのだろうか。

いよいよ、手が届きそうになると少し動き、同じ動作をしたあと、飛び立って行った。

「平和の鳩」などと弱くて大人しい鳥などというイメージからはかけ離れ、ふてぶてしさの増した鳩だった。

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2009年6月 9日 (火)

誓願寺のモリアオガエル

P1010038 Photo どんよりとした曇り空のもと、東海地方が梅雨入りをしたようだとテレビは報じていた。しかし、雨の降る気配はまだ先のようなので、散歩をかねて千代の公園に行って見たが小さな池にカナダ藻の花が咲いているのみでこれといった花は見当たらない。

ここまで来たら丸子の誓願寺のモリアオガエルの卵でも、と出かけてみた。

誓願寺のモリアオガエルは、自分の家から一番近い位置にある生息場所ではないかと思う。以前には何回も「モリアオガエルの卵が、、」と報道されてきたが、最近では聞かなくなった。

もしかして、池を改装したりして寄り付かなくなったのではと思っていたが、行って見ると、池ノ上に差し出した柿の葉っぱにからめるようにして黄色い泡状のものがあそこの木陰にここの枝先にとぶらさがり、孵化間近らしい卵がポツポツと見えている。

よどんだ水面を通して覗いてみたが、親ではない別の蛙と大き目の御玉じゃくしが見えるものの、天敵のイモリは見ることが出来ないので多分、ここはモリアオガエルのパラダイスでは、、、なんて思ったりしてしまった。

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Img_0031 Img_0033 昨日、自分のブログの英語版(trans late)を見た。

以前から、英文の投稿があり自分の英語能力を超えているので、いたずらかスパムメールかと思っていたのだが、ひょっとしてこんなのを見ての投稿だったのだろうか。そうだとすると、すぐに削除してしまい悪いころをしたなという感じがしてならない。

どこで、英語に翻訳しているのだろうか。言語検索としてほかに中国、スペイン、ドイツなどがあるようだが、まだそちらは確認していない。何しろ英語版もたまたま行き当たったに過ぎないのだから、、、、。

とにかく中味を見て感じたのは、当然であろうが、機械で自動的に翻訳しているようでときどき翻訳でききれなかった分が、漢字のままだったり、ローマ字になっていたりして面白い。

翻訳内容が適切かどうかは自分の英語能力では判然としないが、これからこんなのが進歩すると、世界が身近なものになると言うのが肌身で感じるとともに、コメントも充分に検討する必用が出てきそうで、これまた怖い。

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2009年6月 8日 (月)

九年でなりかねる

Img_0010 「桃栗三年柿八年 枇杷は九年で成りかねる(成り下がる)」というのがあって、屋敷内に枇杷を植えるものではない。と聞いたことがある。

しかし、今の時期枇杷は美味い。少し酸味があったほうが甘さを引きたてるようで好きである。枝から取立てをへたの方から皮を向けば三~四回でつるんとした中身が出てきて一口に頬張れば汁の多い中から大きな種がポロンとこぼれ出てくる。

この味を知ってか、雀までが集まって賑やかに啄ばんでいた。木の上にはたくさんの実があるのに何か言って争っているふうだが、同じ枇杷の実でも味が違うのだろうか。

ちなみに、桃栗3年の続きは「梅は酸いとて十三年 梨の馬鹿っちょ十八年」となるそうだが、人間同様、九年の義務教育ではなりかねるのだろうか。

そういえば、十八年かけて出来た馬鹿っちょは何処へ行く。

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2009年6月 7日 (日)

胡桃割人形があれば

Img_0029kurumi 早いもので長尾川上流に鬼胡桃が実を熟れさせていた。

直径4㌢くらいの楕円形の実をいくつも、葡萄のように一つの房にして重たげにぶら下げている。

子どものころの小間口(おやつ)は自給自足だったので山に行ってこのくらいの実を、下から棒を入れて叩き落したり、木に登って揺さぶり落としたりして持って帰り、土に埋めて皮を腐らせてから、中身を取り出したものだった。(同じようなことは銀杏もそうだった)

時期を間違えると実が熟していなかったり、ほかの子どもに先を越されたりするため採りに行く時は内緒だった。

皮を剥いたくるみは、笊などに入れて囲炉裏の上などに片付け、折を見ては勝栗などとともに幾つかづつ食べたのだが、鬼胡桃は固くて実を取り出すのが一苦労。

石などの上において指で支え金槌で叩き割るのだが、何度失敗して指を金槌で叩き、血豆を作ったことか。

おかげで、遊びの中で金槌や鋸、鉋などの使い方を憶えたもので、今の子どもたちのように道具の使い方を知らないものはいなかった。

後になって、バレーの組曲に”胡桃割り人形”というものがあり、西洋ではこんな器械があることを知った。子どものころこんな器械があればあんな痛い思いをしなくても良かったのにと思ったが、そこはそれ「日本人は手先が器用だから」と言われて終わったが、痛みと器用は相反するものか。

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Img_0081 今日は、孫の学校の運動会。昨日やる予定だったのが天気の具合が悪いため予備日の今日になった。

いまの所一番下の孫も小学校五年生になり、来年一年で運動会も見納めになりそうな気配。この後入っていけば不審者扱いにされかねないし、知らない子ばかりになれば、、、、、。

そのことはさておいて、やはり、年年成長を確かめる場にもなり、今年は応援団の旗振り役で、旗を持って赤組生徒の前で走りウエーブを起こさせるのは快感だったことと思う。

100m走にソーラン踊りにと小気味良く動き回る姿を見るにつけ、”じいじ馬鹿”といわれようが写真のファインダーの中に孫を入れ続ける事をやめられない。

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2009年6月 6日 (土)

年年歳歳花相似たり

Img_0084 Img_0097 近くにある下水処理場で今年も花菖蒲が咲き、四日から構内を開放している。

構内は、下水を処理した水で作られた池の周りに、タチアオイと花菖蒲、それに少しの紫陽花が咲いており、例年とほとんど変わりない状況で、なんだか「年年歳歳花相似たり」を思わせる風景が広げられている。

朝からの曇り空は、ときおり小粒の雨を降らせているのが、田んぼなどの水面を見ていると分かる程度で、用意して持って出た折りたたみの傘を広げることもなかった。

Img_0107 この空模様のせいか、人出もかなり少な目と言った感じ、それでも、タチアオイの蜜を求めて蜜蜂がオシベの根元に頭を突っ込み蜜を吸っている。

それを待っていたオシベは蜜蜂に花粉をまといつかせているのだが、豊富な花粉は蜜蜂の身体に着け切れなくて、花びらの下側を白く化粧したように粉を撒いている。

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同じく四日から開港した静岡空港も当日はどのテレビを入れても現地中継を含めて歓迎ムードの放送で溢れていた。

しかし、ご祝儀放送にもかかわらず、搭乗率は70%とかで満席の飛行機はほとんどなかったようで先行きは予想したとおりか以下になりそう。

現に、初年度は3億円以上が赤字だと、空港当局が言っている。大体神奈川、山梨、愛知の人までが利用するとした予想がいい加減だったことは誰が見ても分かるはず。

さらに、開港間近まで立ち木問題を隠しておいて、希望的観測で開港までに解決すると思って建設を進め、工事費を無駄遣いしたことなど、知事個人に当然追及されてしかるべき問題である。

そして、立ち木と引き換えに形だけの切腹をした知事の後釜選挙だが、これも混迷、右往左往で候補者選び、、、、、さて、どうしようか。

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2009年6月 5日 (金)

田んぼもみどりに霞む

Img_0043tannbo 今日は芒種。稲を植えつける時期だと言う。

比較的遅く植える静岡でもかなりの部分で田植えが済み、池のようだった田んぼも終日の細かい雨に、ぼうっと緑色に霞んで見えるようになった。

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十七年ぶりに釈放になった栃木県足利事件の菅谷さんには、「警察 検察を絶対に赦さない」といった。それもそうだろうなと思う。間違った証拠をもとに無期の懲役刑を受けたとしたら当然のことだろう。

刑事事件の警察官が状況証拠や長年の勘で犯人を追い詰めていくのはテレビだけにしてもらいたい。思い込み捜査でこれまでどれだけ失敗してきたのか、今回の事件もこの人が、、、と思った時点で、ほかの捜査は停まってしまい結局、真犯人は時効の壁に隠れてしまった。

状況証拠、怪しいとにらんでから犯人に仕立て上げるこの捜査の仕方を見ていると、自称”怪しいお爺さん”の自分も何時この罠に嵌ってしまうか分かったものでなくうそ寒いものを感じてしまう。

昨年死刑になった飯塚女児殺害事件の久間三千年は菅谷さん同様のDNAが決めてだったというし、状況証拠だけの和歌山カレー事件など最近でもはっきりしない死刑判決がある。

自分が子どもころ”帝銀事件”というものがあり、平沢貞道という人が犯人として死刑判決が出たのになかなか死刑にならず、結局は95歳で獄死まで30年余執行されなかったのは証拠がしっかりなかったことだと聞いたことがある。

もしこれが、無実であり、冤罪でであった場合、この人たちの一生をだいなしにしてしまった国というものはなんだったのだろう。むかし、”私は貝になりたい”と言って戦争責任を問われ刑場にひかれていった映画があったが、、、、、、

結局のところ、足利事件もこのままでいけば、昔習った”天網恢恢 疎にして漏らさず”(ちなみに老子は”天網恢恢 疎而不失”と言った)は嘘になってしまう。

また、日本では「お天道様が見通しだよ」と言って人の見えないところでも悪いことをしてはいけない。と言って教えた言葉も死語になってしまったいま、警察にはもっとしっかりしてもらわないと、、、、、(警察官が飲酒運転で捕まるなよ)

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2009年6月 4日 (木)

波に揺られてゆらゆらと

Img_0024 城北公園の池に咲く睡蓮。お昼にはまだ時間のあるのだから朝寝の好きなヒツジ草ではなかろうと思う、しかし、区別がつかないので睡蓮としておこう。

Img_0022 曇り空の下風もなく静かに咲いていたが、鯉が餌欲しさからか池の縁に立つ自分を目掛けて寄って来た波に揺られてゆらゆらと、、、。

水面に映る逆さ睡蓮も横に伸びたり縮んだり、、、、、、

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最近になって、売り場の店員が変な挨拶をするようになった。

お腹の所に両手を当て、肘を張った格好で「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」苦情を言うと同じ動作で「どうもすみません」という。

何時からこの動作を始めたのか知らないが、何処の店員も同じ格好をされると、口先だけで感情がこもっていないのが見え見えではらがたってくる。

多分、社員教育で「挨拶はこうしなさい」と言われたのだろうな。それにしてもあっちもこっちもとなるとよほど影響力のあるコンサルタント会社だったのだろうか。

少し前には「千円からいただきます」というのがおかしいと言われ聞かなくなったと思ったら今度はこの格好。流行り廃れは世につれて。

社員教育といえば、昭和三十二年に自分も受けた覚えがある。もう五十年以上も前のことだが、いまだに憶えていることが幾つかあるが、そのなかで、「より」と「から」の使い方というのがあった。

「より」というのは比較して使うこと、「から」というのは経過に使うこと。というのがあり「一日より十日まで」という使い方をしては駄目で、「一日から十日まで」としなさい。

ところが、世の中さまざま。気象情報などで「北よりの風が強くて」などと平気で使っている。自分たちの入社教育では、きっと「北からの風が、、」に直されていたことと思うし、分かりやすいと今でも思っている。

追記。北からの風で連想的に思い出したが。北朝鮮のミサイルは「北よりのミサイル」ではなんだかよれて飛ぶようで迫力がないが、「北からのミサイル、、」と言われれば実感が違うように思うが、これは自分だけかな。

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2009年6月 3日 (水)

今日も野良仕事

Img_0038ukon 畑の片隅に春鬱金(春ウコン)の花が咲きだした。ウコンには春ウコン、秋ウコンと紫ウコンがあり、肝臓の薬になるとかで植えられているが、「苦くてとても飲めたものではない」といまでは邪魔者扱いにされている。

Img_0042 春ウコンの花、一見このピンクが花と間違えられ掲載しているブログもあるが、本当の花は下にある黄色いもので良く見ると蘭のような形をしているのが面白い。

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梅雨入りも秒読みになって、いや日にち読みかな。じゃが芋を掘り終わった畑を耕すため今日も一日野良仕事。

耕運機で土を掘り返せばいつものようにカラスが何処からか目ざとく見つけたようで周りに舞い降りてくる。

ミミズや蛙を餌にしようとしているらしいのだが、子育て中のケリの癇に障ったらしく、体当たりをするかのように急降下をして追っ払おうと空中戦を始め、周りは騒然としてくる。

「女は弱し、されど母は強し」という言葉があるが、自分の身体の何倍もあり、強力な嘴を持ったカラスに向かっていく勇気は大したものだ。

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今日やっと交付金が振り込まれた。早く支給されたところから遅れること二ヶ月、”とろくさ~でいかんわ”といったところか。

先日由比の人が言っていたが、「合併してなきゃもっと早かったのに、、、」別に貰わなきゃどうしようもないというものであるし、この借金はいつか取り返されるものなのだから、、という気がして、すぐ使う気もしない。

景気回復に少しは役立っているのだろうか。新聞にはデパートをはじめ軒並み消費が減っているとなれば、使ってないんだろうな。

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2009年6月 2日 (火)

手のひらに包み込むようにして

Img_0008 昨年に比べると花の数はぐんと減っているが泰山木が花の中心の雌しべを手のひらにで包み込むようにして花を咲かせていた。

朴の木の仲間なので花の形も良く似ていて、高い梢の先、青空に向かって突き上げるように咲かせているなかで、この花だけが低い枝に花咲かせていた。

もともとは、花の形が盃に似ているところから”大盃木(タイハイボク)”と言われたそうだが、何時しかタイザンボクとなったとある。あまり、雄大な名前なので昔から日本にあった木と思っていたが、原産地はアメリカで200年くらいしかたっていないそうだ。

その香りもどこかで嗅いだような気がしていたが、ゲランやジパンシィに配合されていると聞くと、どっかで嗅いだことがあるのかな?、、、いや、朴の木だろう。

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Img_0027 スーザンボイルさんが優勝できなかったとテレビは報じていた。では、優勝したタレントは誰とも言わないほど彼女の人気は抜群だったようだ。

自分が彼女を知ったのは四月のお終いころだったが、そのきっかけはポールポッツと言うオペラ歌手の経歴を見てからで、この人はイギリスの”ブリテンズ ゴット タレント”という日本で言えば「スター誕生」みたいな番組の出身、この番組に出るまでは携帯電話のセールスマンをしていて、前歯が隙き歯の冴えない人柄だったが、この番組が縁でオペラ歌手になった人だということだった。

ポールポッツさんを”ユーチューブ”で見たとき、ついでのようにスーザンボイルさんを見たわけだが、四十七歳という歳と片田舎のさえない小母さんと言った彼女の声は人々を惚れ惚れさせるものを感じた。

「カワイイ」しか言えない日本の自称タレントや声量もない自称アーチストと違って、これぞタレント(能力のある人)であろう。どんな練習を積んできたか知らないが日本にはちょっとないような気がする。

しかし、先ほど見たインターネットでは優勝できなかった次の日というから今日なのだろうが、疲労から入院したとのこと、舞台の上ではインタビューにおちゃらけて答えていたが、内心は緊張の、しっぱなしだったのだろうか。

今度はプロとして歌を聞きたいものである。

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2009年6月 1日 (月)

梅の香りに

Img_0076 梅雨入りを前にして心地よく晴れた朝、野原の花笠に紋白蝶は清清しい風を感じさせてくれる。

全体で見れば濃い紫の花も、細かな五弁の花びらの集まり、紋白蝶ならずとも眼を回しそうな気がする。

Img_0025 今日は、朝摘みの梅を貰いに島田の伊太に行って来た。もう十数年前になるが、この地で地すべり対策工事に行ったおり知り合った農家で、以来ず~っと行っているので、一番良い時期に向うから知らせてくれるのが常だった。

そして今年も、、、行ってみると「今年は連絡をしないでおこうかとも思っていた」という。聞けば、なんのせいだか知らないが不作なのだとのこと。

そう言えば、こちらでも筍が本当に少なかった、裏年ととは言えこんなに少ないのは珍しい。早くから暖かい日が多かったのに、、、、それが反って悪かった?

しかし、小型の選果機にかけられた梅はあたりにス~ッとする香りをふりまきいつもと変わらぬ味を約束してくれている。

早速持ち帰って、弟に送る分、梅酒の分、梅干にする分と仕分けすれば今年の歳時記も一ページがめくれる。

そうそう、今日は衣替えの日。すれ違った女学生に白い半袖の上着に初夏を感じたが、このご時世カメラを向けるわけにもいかず、、、、、、夏はきぬ。

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