化粧刷毛のように
合歓の木の花が今年も咲き出した。薄いピンクの針のような花は化粧の刷毛に見えないこともない、、、。
近寄ってつぶさにみるとその一つ一つは頼りなげに見えるが、遠くからは木の先端を染めて葉の緑が引き立ててくれる。
オジギソウに良く似ているが、触っても葉を閉じることがない。ただ、夕方になると少しづつ葉を閉じるようで、朝早くにはまだ葉を閉じていることが多い。
ネムの花を酒に混ぜて夫に飲ませると機嫌が良くなってベットを共にする意味から”合歓”と当て字をしたという話が中国にあるそうで、花言葉も歓喜だと念が入っている。
花は、一日花なのか写す場所を良く選ばないと、萎れたものが良く入ってくる。
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今日、衆議院で臓器移植法案が可決した。テレビなどの予想を裏切って最初に提出された A 案がすんなりと過半数獲得しての成立となった。(もっとも参院での結果待ちだが、、)
臓器移植は 国際的には臓器売買などの問題から、最近では渡航移植禁止が国際学会で問題になりWHOでもこれを認めたことから、日本でも対処しなければならなくなって審議されていた。
この採決を前にして、議案説明のとき議員のかなりの人が居眠りをしたり立ち話をしたりして報道は問題にしていたが、「脳死は人の死」「移植には家族の同意があれば年齢制限撤廃」と結局は一番緩やかな基準になったが、人の死はこれでいいのだろうか。という気がしないでもない。
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流通北側の東屋で休んでいる人に声かけられ、しばらく話しをした。
はじめは、自分よりかなり年長者だと思っていたが、話が進む中でほぼ同じ年であることがわかった。年長者だと思ったのは、頭髪が白髪でありほとんど無いことが理由だったが、がんの治療のためと言うことが分かってから話はガラッと変わった。
前立腺がんから骨に転移しているそうで、ここまで時間をかけて歩いて体力づくりをしているのは、「もう半年、もう一年と欲が出るものですよ」と朗らかに話をする。
こんなときにはただ聞き役に徹するほうが良いそうだが、病気で入院という経験も無く、人間が出来ていない自分としては、、、、。
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