真っ赤な花びらを
紅葉葵。真っ赤な花びらをこれでもかと広げて夏の太陽を受けている。
芙蓉の仲間の特徴である雄しべ(?)をこれでもかと言ったように突き出しているさまはいかにも夏の浜辺にいる異人さんと言ったところか。
しかし、花の中心部に甘い蜜があるのか蝶がかわるがわる訪れては雄しべの付け根にすがりつく、そしていま紋黄揚羽が、体格を利用して一回り小さな黄揚羽を追っ払って蜜を独占している。
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最近は日中の蒸し暑さを嫌って早朝散歩をすることが多く、畑仕事のほうも熱中症が怖ろしいというより、蒸し暑さと地面が湿っ気て土が重く出かける気がしない。
そのためもあって、今日の午後はNHK衛星放送の洋画「渚にて」を見てすごした。
1,959年というからいまからちょうど50年前の映画で、二十歳のとき見て以来の映画である。映画の筋書きは、当時世界に覇権を唱えていた米ソがスエズ運河をきっかけに核爆弾を使用し、人類が北半球でまず死滅し、オーストラリヤにいた人々と潜水艦の乗組員だけが生き残ったものの、放射能が南半球にも流れ込んできてすべてが死滅すると言うもので、それに、ラブストーリーを重ね合わせたものである。
この中で、当時見たときと印象が違ったものは、主役のバートランカスターが思っていたより大根役者だったのと、ヒロインのエバガードナーが目じりなどにかなり年を感じさせるものがあったということだ。
そして、”ウォルチンマチルダ”を繰り返しフレーズに使う主題歌は当時かなり流行ったもので懐かしく聞いた。
そしていま、原爆戦争の恐怖はいまだ去ったものではないが、いま一番の関心事は地球温暖化になってきた。
人間もいずれ恐竜並みに消え去るのだが、恐竜は自分自身の行いが自分を破滅させるようなことをしなかった。
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