松のしずく
朝から断続的に降る強い雨の中、傘をさして風流人?それとも酔狂の人がいく。
小屋の脇にある松のしずくが妙に気になって写した。細い松の葉の先に小さな水滴がぶら下がっている。
こういうのを松露というか知らんと思って辞書を引けば、どうも該当していないようで、”松露”とはきのこ、和菓子、焼酎の名前だとある。
和菓子と焼酎は商標であるが、きのこについては、フランス料理で有名なトリュフの仲間で美味しいそうだ。
以前に、三保の松原の西側で、ゴルフボールが茶色く風化したようなものがあったので、蹴飛ばして帰ってきたが、あれが松露と言うものらしかった。
あとで、あの辺にもあるよと聞いて「もったいないことをした」と悔やんだが遅かった。以後、見放されたらしくお目にかかっていない。
ともあれ、この雨はまだ二~三日続きそうだとのこと。
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北海道大雪山系の山で十人もの人が遭難死するという惨事が発生した。
単独登山の人もいたが、残りはパーティを組んだふたつのツアー客だったそうだ。ひとつのパーティでは三人ものガイドがいてこの惨状だったようだが、なぜこんな事態になったのだろうか。
助かった人の中に「こんな雨風の中、中止しようとしなかった」と多分ガイドを非難しているようなことを言っていた人がいたが、遠方から来てこの機を逃せば、という日程的なことから、止めようと言えない雰囲気があったのかもしれない。
テレビによれば何箇所かで遺体が見つかったように言っていたが、なぜ、バラバラになっていたのだろうか、動けなくなった人を置き去りにして移動したのか、など分からないことだらけ、、、。
自分も山ではどんな状況に遭遇するか分からないので軽々にものを言うわけにはいかないと思うが、少なくとも山が荒れると予報が出ていれば登らないことにしている。
嵐の後の晴れ間から見える景色や太陽は格別なものがあるだろうが、自分の体調を含めていつでも撤退することが肝要である。
前にも書いたが、疲れた人を説得して無理やり歩かせている元気な人や、観光地を行くように旗を持って案内するガイドを見たことがあるが、予定をしただけ廻らないと気がすまないところが日本人にはあるのだろうか。
静岡新聞の投稿欄に、南アルプスの非難小屋が焼けた記事の中でへとへとになってやっとの思いであの小屋に着いたと書いていた人がいたが、「そんなになるまで無理するなよ」、、、と
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