花言葉は「誤解を解きたい」
これはなんだろう?と一瞬思った。ためしに葉をつまんで揉んで見ると屁糞蔓(ヘクソカズラ)に間違いない。これだけ赤いものを見たのははじめである。
ヘクソカズラ。その臭いが嫌われてこんな名前をつけられている。自分も子供のころは触るのもいやだと思ったにおいであるが、今回嗅いで見て、そんなにでもないと思ったのは許容範囲が大きくなったのか、嗅覚が鈍くなったのか。
臭いの元は揮発物質のメルカブタンという硫黄化合物のためで、虫などに食われないよう、自衛策と見られる。
花言葉を調べてみたら、”人嫌い”というのと”誤解を解きたい”と言うのがあったがどちらもこの花の特徴を現していて、臭いに抵抗感が無くなった年寄りむきの美人なのかもしれない。
「いよっ 大年増殺し!」てんで大向こうから声がかかりそう。ちなみに下の左、普通の屁糞蔓、右が赤みの強いものと比べてみると、、、、、。
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二十六日の宿は戸倉上山田温泉。じゃが芋畑から一時間ちょっとのところにあり、その昔はお色気で売っていた温泉、ぼったくりバーがあることで有名だった湯の街であったが、近年すっかりイメージチェンジをしている。
この温泉で泊まるのはこれで三回目、しかし、今回の宿は乳白色の湯が売り物だとのこと。そんな色の温泉があったとは知らなかったので興味津々。
そんなに大きくない宿には、自分たちを含めて十組の客がいたようだが、着いてから帰るまで誰にも会わなかったことが不思議な宿で、少し熱めの温泉も弟と二人でゆっくりと浸かった。
湯は内風呂が硫黄の臭いがきつく白く濁っており、風呂の深さが分からないので慎重に足を入れてみる。首まで浸かれば鼻のすぐ下にある水面から硫黄の臭いが立ち上がり、身体の中まで成分が浸み込んでくるようで、、、、。
食べ過ぎ気味におなかに詰め込んだ身体で、運動がてら街中に繰り出すが、ぼったくりの印象いまだ消えず、、とお客が少ないためか町全体がひっそりとして明かりがついているのは客のいない飲み屋だけの様子、早々に帰ってくる。
翌日、宿の主人が傍に来ていろいろと話をしてみたが、ぼったくりやお色気は会社など団体旅行が多かったときと違い、家族や小人数の客が多くなった中では悪評なのであり、従来の誤解を解きたいといろいろ手を打っているそうで、、、。いろいろ考え、お客さんの知恵を借りるためちょいちょいこんな話をしている、と言っていた。
宿を引き上げた後、用意してくれていた玄米30kg、とうもろこし二箱、その他を積み込み、自動車を仰向けにのけぞらして帰途に着く
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コメント
ヘクソカズラには早乙女草という別名があるそうで、その伝でいくとこの赤い花はちょっと妖艶過ぎますか。
いつまでも開けない梅雨、これも、昨年末漢字検定協会の選んだ「変」を引きずっているのでしょう。
8月30日、その先どっちに転んでも「大変」が待っているような気がします。
下手な芝居の幕は早く下ろしてもらいたいものですね。
投稿: オラケタル | 2009年7月30日 (木) 21時21分
なかなか思わせぶりな色気たっぷりな花びらだこと。もしかして時代とともに変わらないと生き残れないわなんて思ったのかもしれないですね~。
空梅雨かと思ったら長梅雨というか大雨梅雨?遅れ梅雨?先ほど北海道の異常な低温のことをニュースでやっていましたよ。8月30日が終わって夏が終わってさて日本はどうなっているのでしょうね。
投稿: 慶 | 2009年7月30日 (木) 00時34分