この時期は獲物にされる
体長2センチほどの蟷螂(カマキリ)が庭木の下で雨宿りをしている。
身体に露をまといつかせて雨の上がるのを待っている。
この大きさだと、孵化してから二度目の脱皮を済ませたところだろうか。最終的にはトカゲなどの大物をしとめるハンターもこの時期は逆に獲物される時でもある。
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東国原宮崎県知事。はじめは読みにくく喋りにくいこの姓を全国的に知らしめたのは彼の功績のひとつであろう。
この人が最近テレビを賑わしている。次の衆院選に出るとかどうとかと、、、。
いわく総裁候補にしてくれ、マニフェストの要望を入れてくれとか、、注文が多い。それに対して彼の知名度、タレント性にすがって票を伸ばしたいと目論む自民党幹部は日参しているようにとれる。
しかし、世間の反応は宮崎県知事を当選して三年にも満たない時期の転出に冷たい反応しかしていない。「どげかせんといかん」と言った県政はどげんかなったのか。テレビ出演はタレント並みのバラエテイがほとんどで、その評価は聞こえてこない。
なんだか知らないが、「自分が立候補すれば自民党は勝てる」と言う発言にいたっては、のぼせ上っているとしか聞こえない。ただ、いまが一番高く売れるとみて煽り立てている不動産屋みたいな気がする。
しかし、相手は百戦錬磨の古狸たち、幼齢の蟷螂が斧を振り上げても舐めきっていることだろう。
うまく行けばどれだけか得票になるし、当選すれば陣笠の一員で良い訳で、次の選挙で利用価値が無ければポイッと捨てればよいだけ、、、。
小泉チルドレンを前にして、小泉元総理が言った「政治家は使い捨て、、」が如実に示されている。それには比例区で出したほうが杉村太蔵みたいに切りやすい。
そんなことが分からないで、ただ「国政に出たい!」が顔に出るようじゃ、お笑い芸人”そのまんま”と言ったら、お笑い芸人に叱られるかな。
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